スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

良い姿勢とは何ですか? 13

読了までの目安時間:約 5分

 


スポーツをするにあたって姿勢は非常に重要な要素です。

勿論スキーも例外ではありません。

 

あなたも滑走中の姿勢について様々な指摘をうけてきたのではないでしょうか?

 

 

では良い姿勢とはどのような姿勢でしょうか?

 

 

その場で良い姿勢をして下さいというと

ほぼ9割以上の方が、

顎を引き、胸を張り、両足をくっつけて

いわゆる気をつけの姿勢をとります。

 

 

これは幼いころからの習慣であり、

日本人にとって

 

 

良い姿勢=気をつけ

 

 

なのです。

 

 

それでは気をつけをしていると

動きやすいでしょうか?

 

 

多分肩甲骨や腰回りなどあらゆる場所が硬直し

決して動きやすいとは言えないと思います。

 

 

もともと気をつけは軍隊や学校などで

静止を目的として使われていたものです。

 

今から動き出そうとしているスポーツにおいては

不利な姿勢といえます。

 

 

 

滑っている最中に気をつけなどしていないという方もいるかもしれませんが

姿勢を意識した際、気をつけと同じように

ぎゅっと動きを固めてしまう方がほとんどです。

 

 

姿勢とは漢字で書いてあるように

 

 

勢いがある、もしくは出せる姿のことです。

 

 

 

まずは普通に立っている状態で一番良い姿勢とは

どのようなものでしょうか?

 

 

簡単に言ってしまえば

一番楽に立てる姿勢です

 

 

それだけじゃわからないですよね。

 

 

具体的には腰幅程度に足幅を開き

足先はやや開きます。

そして膝は少しまげて骨盤を少し前傾させます。

その骨盤の上に上体を乗せて腕はだらりと力を抜いてあごは引きすぎず

少しだけ出すようにします。

 

胸や頭部の位置を微妙に調整しながら

骨の上に乗る感覚を覚えましょう。

 

 

特に重要なのが足裏に体重がかかる位置。

 

ほとんどの方が母指球に力をかけることが大事だと思っていますが

これは大きな間違えです。

 

 

母指球はブレーキする時につかう部分です。

その証拠に電車に乗っていて急にブレーキがかかり

前につんのめりそうになったとき、どこに体重がかかりますか?

 

 

この間違いが身体操作に非常に影響を及ぼしています。

 

 

まずは

 

 

いい姿勢=気をつけ

 

 

ではなく

 

 

良い姿勢=楽に立てて動きやすい

 

 

に考えをシフトしましょう。

 

 

そうすることでガチガチに姿勢を意識し

固い滑りをする状態から一歩抜け出せると思います。

 

 

 

そしてスキーにおけるいい姿勢は実は他にも多くあります。

 

 

考えてみて下さい。

ターンマックスの時と、切り返しの時、

全く同じような感覚の姿勢をとっていていいのでしょうか?

見た目だけでなく力感も含めてです。

 

 

じゃあいちいちその場面、場面、のいい姿勢を覚えなければならないのか・・・

大変だな・・・

 

 

と思ったかもしれません。

 

 

そんなことはありませんそれではまさに

型を意識した典型的な日本人スキーヤーになってしまいます。

 

 

大事なのは姿勢を作る際の根本的な考え方です。

 

 

どんな姿勢が正しいのか?

 

ではなく

 

今求めている動きに対して最も効率のいい姿勢はなんなのか?

 

 

 

一見同じように聞こえますがまるで違います。

 

まずは求めている動きが何なのかを明確化することが重要です。

 あなたはなぜその姿勢をとるのか考えてみてください。

 

 

 

コーチにそうしろといわれたから!

ではダメですよ。。。

 

身体論(フィジカル関係)

スキーの外脚に乗るとはどういう事?  12

読了までの目安時間:約 4分

 


ありがたいことに週末は多くの方がトレーニングに来ています。

 

東京以外にも千葉、埼玉、遠い方は山梨まで。

 

それだけの労力をかけてトレーニングに来ているのですから、

トレーニング中の集中もすごいです。

最近は多くの方がトレーニングを全て撮影して帰っていくほどですから。

 

こちらもそれに見合うだけの内容を提供していかなければと思っています。

 

 

 

さてそんな中で本日一番話題に上がった

 

 

『外脚に乗る』

 

 

といいうことについて。

 

このフレーズは雪上でコーチか誰もが一度は言われたフレーズではないでしょうか?

 

 

では

 

 

『外脚に乗るとはどういうことですか?

言葉で説明できなければ動作でも構いません。』

 

 

意外にもこの質問をすると

しっかりと外脚に乗るという事を理解できている方は

思っている以上に少ないです。

 

 

それもそのはず。

それが分からないからみなさん雪上で

『外脚に乗ってきて』

と毎回いわれるんです。

 

 

ではそう言われて

 

 

『外脚に乗る』という事に対して、

その感覚を明確化し、

その為のトレーニングをしている方はどれくらいいるでしょうか?

 

 

・片足スキーをしています

・外脚側のストックを引きずって、くの字姿勢を作っています

 

 

というエクササイズを行う方も多いですが

それをすれば、

 

 

これが外脚に乗ることか!!

 

 

と明確にわかるでしょうか?

 

 

外脚に乗るという感覚が分かる方は

みな同じような感覚を言い、同じような動作をします。

 

 

その感覚が分かるからこそ、

逆に乗れていないということも分かるのです。

 

 

因みにこの外脚に乗るという感覚をきちんとものにしなければ

板をたわますことは非常に難しいです。

 

 

トレーニングに来ている方の多くは

この外脚に乗るためのエクササイズに多くの時間を費やします。

 

 

外脚に乗るためのエクササイズは様々なものがあります。

この写真にのっているのもそのうちの一つ。

 

DSC_1016

 

 

ジュニアの選手にも外脚に乗るという事を分かりやすく理解するための一つです。

 

 

オフシーズンの今の時期に外脚に乗る感覚を

まずは陸上で身に着けておかなければ雪上では絶対にできません。

 

 

また雪上で、いつものように

外脚に乗れていないといわれ、

その不明確なゴールに向かって試行錯誤を繰り返し

シーズンが終わっていく・・・

 

 

そんなことにならないように気を付けて下さい。

 

 

ちなみに外脚に乗れていないといわれた選手が

それを改善する為のやるべきこととして最も多く挙がる言葉が

 

 

『外脚に乗れてないから、次はしっかり外脚に乗ってくる』

 

 

です・・・・

 

 

この言葉に何か違和感を覚えませんか?

 

スキー技術

スキー動作に関係ないトレーニングはいらないのか?  11

読了までの目安時間:約 4分

 


オフトレのメニューを考える際、

雪上動作に近いトレーニングをやったほうが

スキーのパフォーマンスが上がるようなイメージはありませんか?

 

むしろ逆に、あまりスキーに関係ないような動きに関しては

できなくても関係ないと思われがちです。

 

 

果たして本当にそうでしょうか?

 

 

まずよく見かけるのがスキーに近い動作に対して

負荷をかけながらトレーニングする方。

 

例えばケーブルなどのマシーンを使い

ターンの姿勢を意識しながら引っ張るといったようなもの。

 

勿論このようなトレーニングを目的によっては行いますが、

上手くやらないと脳が間違った筋肉の使い方を覚えてしまう場合が多いです。

 

 

なぜかというと実際のスキー動作の際、

筋肉を使う瞬間は一瞬だからです。

何十秒もグゥーっと筋肉を使い続けることはまずないです。

 

 

それをマシーンなどですっと筋肉を使う感覚を覚えてしまうと

力を使わなくていい場面でもずっと力んで筋肉を使ってしまいます。

 

 

 

良く選手たちに

 

『その動作そんなに力必要?』

 

と聞くと、

 

ホントだ!全然楽にできる!

 

という言葉が返ってきます。

筋肉の学習能力をしっかり意識してトレーニングしないと

せっかくやったのにパフォーマンスの弊害になる場合もあるのです。

 

 

逆に一見スキーに関係なさそうな動作はどうでしょう?

実は身体を思い通りに動かすという面においては

非常に有効となる場合もあります。

特にジュニアスキーヤーはたくさんの動きを覚えておいたほうがいいです。

それがスキーに関係なさそうでもです。

 

例えばボールを使ったトレーニングで、

前から上に投げて後ろでキャッチするといったものや、

 

DSC_1011[1]

 

背中側から股の間をワンバウンドさせて

前側でキャッチするといったもの。

 

DSC_1014[1]

 

一見スキーには関係なさそうに見えますが、

身体の調整能力、空間把握能力、など様々な能力が必要となります。

 

DSC_1015[2]

 

 

 

 一番重要なのは

 

様々なトレーニングをスキーパフォーマンスにつなげられる感覚です。

これができるとちょっと散歩して歩いている時ですら

スキー上達のヒントとなる身体の使い方に気づきます。

 

 

独自の理論で様々なトレーニングを自分で考えて行っているのが

ハンマー投げの室伏広治選手です。

 

扇子をもってまわったり、うちわを投げたり、腰に重りをつけて揺らしたりなど

何かと不思議なメニューが多いです。

 

しかし、これはパフォーマンスのこの部分につながるかもしれない

という意図をもってやっているので、本人は真剣にやっています。

 

 

 

このように実際の動きに近いエクササイズも重要ですが、

全く関係ないような動きから上達につながる事は非常に多いです。

 

 

固定観念でトレーーニングの内容を限定しないように気を付けて下さい。

 

トレーニング論

ヒルシャーの幼少期に学ぶジュニアスキーヤーの育て方~その③~ 10

読了までの目安時間:約 4分

 


このシリーズの記事も3回目になってしまいました。

 

 

もう少しさらっと書くつもりだったのですが・・・

 

 

ただそれだけ重要な事を書いているつもりです。

そしてこの長い記事を読んだ後に、

少しでもジュニアスキーヤーを育てるにあたっての考え方に

いい影響が出てくれればと思います。

 

 

さて今回は

もう一つ大事なポイントの

 

 

常に自分を理解して基本的な方向性を教えてくれる存在

 

 

というところ。

 

 

自分を理解してくれるというのはスキー技術の部分だけではなく、

その選手のメンタル的な部分、感覚的な部分、身体的な部分

あらゆる面を総合して理解し、この選手に対してはこうだよ!

と一人一人に合った方向性を提示してあげることだと思います。

 

 

例えば多くの選手が様々なキャンプに参加し、

いろいろなコーチから指導を受けて、

『あのコーチはいいといっていたけど、あのコーチはダメといってた!』

と悩む経験をしたことがあるのではないでしょうか?

 

また選手の保護者の方も同じ経験をされていませんか?

 

 

 

私の場合はマンツーマン専門の為、

自分のチームを持っているわけはないので

シーズン中毎回常に会えるという状況はありません。

 

 

プライベートレッスンに多く来ている選手でも、

月の滑走日数の半分か3分の1くらいでしょうか?

 

 

ですからサポートしている選手のほとんどは

色々なチームの合宿に参加して練習してきます。

 

 

そんな環境でも、何か技術的な事で躓いたり、分からないことや、

逆に良くなったり、この方向性で間違ってないかの確認など

様々な事を、動画を付けて送ってきたり、電話で連絡してきます。

 

 

勿論その場でできる限りの解決方法は伝えますし、

そのことを次回のレッスンで確認したりしています。

 

 

こういったサポートによって選手たちには少しでも迷うことなく

練習に取り組めるようにと思っています。

 

 

因みにこれは普段からの信頼関係や理解が非常に重要であり

すぐに築ける関係ではありません。

 

 

ただ少しでもヒルシャーが言っていたお父さんの様に、

迷わず成長していける為に、自分を理解してくれる存在になれればと思っています。

 

 

また常にジュニア選手と一緒にいる存在は保護者の方々です。

ですから私はできるだけ保護者の方にも分かりやすく、

技術論や今のお子様の現状方向性をお伝えしています。

 

保護者の方の中には、自分に言われても分からないと思う方も少なからずいるかもしれませんが

それでも一応お伝えします。

 

ただ注意していただきたいのはあくまでも理解者としての一人であり、

何か技術的に指導を入れ注意、否定をし、

プレッシャーを与えないようにして下さい。

 

 

このように

 

『常に自分を理解して基本的な方向性を教えてくれる存在』

 

もしくは環境を用意してあげることは

ジュニア選手が迷わず楽しんで成長できる為には非常に重要です。

 

 

具体的にこれをすれば絶対成功というわけではありませんが

こういった考え方をベースにジュニアアルペンスキーヤーを

育てていってくれれば、

上達する可能性は格段に高まるのではないでしょうか?

 

 

ジュニアスキー

ヒルシャーの幼少期に学ぶジュニアスキーヤーの育て方~その②~ 9

読了までの目安時間:約 4分

 


前回に引き続きヒルシャーの幼少期から、

ジュニアアルペンスキーヤーをいかに育てたらいいかを

書かせていただきます。

 

 

前回ヒルシャーの記事から、

大事な部分は

 

 

・16歳までは基礎を作る段階で、それができていれば上のレベルにいってもわずかな調整で済む。

・基礎ができていたからどのようなシチュエーションにも対応できる

・常に自分を理解してくれる存在があり、基本的な方向性を教えてくれる存在があるため

 どのようなコーチに教わっても迷わない

 

 

とまとめました。

 

 

 

そして基礎が大事という認識はあるが

 

 

『基礎とはなんだ?』

 

 

ということを提示しました。

今回はこの『基礎』の部分を掘り下げてみます。

 

 

基礎と聞くと、

基本エクササイズをきちんとこなし、

それが身につくことだと思う方は多いのではないでしょうか?

 

または色んな雪質、斜度、ゲレンデを滑ることで

どのようなコンディションにも対応できる事が

基礎だと思う方もいるでしょう。

 

 

どれも間違ってはいません。

 

 

うちではこのことを基礎としてやっています!!

といいきれる自信があるものがあれば

それを突き通してみてもいいと思います。

 

 

前回の記事にも書きましたが100%正しくもがないように

100%間違っているものもないからです。

 

 

ただ私がサポートしている選手の中で、

理解できるレベルに達した選手に対してだけには

私が考えるこれがスキーの根本的な基礎だよというものは伝えています。

 

 

その基礎とは、

スキー技術は勿論のこと、人体力学、物理学などの知識と

海外のトップスキーヤーやジュニアスキーヤーを生で見た経験など

あらゆる角度から導いたものです。

 

そう聞くと難しく感じますが、

ジュニア選手でも理解できるほどシンプルです。

 

 

そしてこの話を聞くとみな選手たちは口をそろえて

 

 

『この事は今まで習った事がない!』

 

『どこに行っても、このことを教えてくれるコーチは今までいなかった!』

 

 

と言ってくれます。

 

 

私は決して他の方が間違ったことを教えているとは思っていません。

同じようなニュアンスのことを言っているコーチは多いです。

ただ言っていても、理解できるように伝えていなければ、

選手からすれば教えてもらっていないに、なってしまうのかと思います。

 

 

ただ選手たちがこぞって、

『これを知らなかった。』

『スキーの根本的な認識が間違っていた』

というからには、何かしらの理由があります。

 

 

以前アメーバのブログのほうで書いた記事の中にもさわりの部分が出ています。

 

 

 

もったいぶらずに教えてよ!

 

と思う方は多いと思いますが、

選手たちはこの答えを出すために一生懸命考える努力をしていますし、

文字だけでお伝えできるものでもないと思っています。

 

 

 

もう一つ大事なポイントの

 

常に自分を理解して基本的な方向性を教えてくれる存在

 

というところ。

 

 

このことについてもまた次回書かせてもらいます。

 

 

毎回長くてすいません。。。

 

 

ジュニアスキー