スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキー動作に関係ないトレーニングはいらないのか?  11

読了までの目安時間:約 4分

 


オフトレのメニューを考える際、

雪上動作に近いトレーニングをやったほうが

スキーのパフォーマンスが上がるようなイメージはありませんか?

 

むしろ逆に、あまりスキーに関係ないような動きに関しては

できなくても関係ないと思われがちです。

 

 

果たして本当にそうでしょうか?

 

 

まずよく見かけるのがスキーに近い動作に対して

負荷をかけながらトレーニングする方。

 

例えばケーブルなどのマシーンを使い

ターンの姿勢を意識しながら引っ張るといったようなもの。

 

勿論このようなトレーニングを目的によっては行いますが、

上手くやらないと脳が間違った筋肉の使い方を覚えてしまう場合が多いです。

 

 

なぜかというと実際のスキー動作の際、

筋肉を使う瞬間は一瞬だからです。

何十秒もグゥーっと筋肉を使い続けることはまずないです。

 

 

それをマシーンなどですっと筋肉を使う感覚を覚えてしまうと

力を使わなくていい場面でもずっと力んで筋肉を使ってしまいます。

 

 

 

良く選手たちに

 

『その動作そんなに力必要?』

 

と聞くと、

 

ホントだ!全然楽にできる!

 

という言葉が返ってきます。

筋肉の学習能力をしっかり意識してトレーニングしないと

せっかくやったのにパフォーマンスの弊害になる場合もあるのです。

 

 

逆に一見スキーに関係なさそうな動作はどうでしょう?

実は身体を思い通りに動かすという面においては

非常に有効となる場合もあります。

特にジュニアスキーヤーはたくさんの動きを覚えておいたほうがいいです。

それがスキーに関係なさそうでもです。

 

例えばボールを使ったトレーニングで、

前から上に投げて後ろでキャッチするといったものや、

 

DSC_1011[1]

 

背中側から股の間をワンバウンドさせて

前側でキャッチするといったもの。

 

DSC_1014[1]

 

一見スキーには関係なさそうに見えますが、

身体の調整能力、空間把握能力、など様々な能力が必要となります。

 

DSC_1015[2]

 

 

 

 一番重要なのは

 

様々なトレーニングをスキーパフォーマンスにつなげられる感覚です。

これができるとちょっと散歩して歩いている時ですら

スキー上達のヒントとなる身体の使い方に気づきます。

 

 

独自の理論で様々なトレーニングを自分で考えて行っているのが

ハンマー投げの室伏広治選手です。

 

扇子をもってまわったり、うちわを投げたり、腰に重りをつけて揺らしたりなど

何かと不思議なメニューが多いです。

 

しかし、これはパフォーマンスのこの部分につながるかもしれない

という意図をもってやっているので、本人は真剣にやっています。

 

 

 

このように実際の動きに近いエクササイズも重要ですが、

全く関係ないような動きから上達につながる事は非常に多いです。

 

 

固定観念でトレーーニングの内容を限定しないように気を付けて下さい。

 

トレーニング論

ヒルシャーの幼少期に学ぶジュニアスキーヤーの育て方~その③~ 10

読了までの目安時間:約 4分

 


このシリーズの記事も3回目になってしまいました。

 

 

もう少しさらっと書くつもりだったのですが・・・

 

 

ただそれだけ重要な事を書いているつもりです。

そしてこの長い記事を読んだ後に、

少しでもジュニアスキーヤーを育てるにあたっての考え方に

いい影響が出てくれればと思います。

 

 

さて今回は

もう一つ大事なポイントの

 

 

常に自分を理解して基本的な方向性を教えてくれる存在

 

 

というところ。

 

 

自分を理解してくれるというのはスキー技術の部分だけではなく、

その選手のメンタル的な部分、感覚的な部分、身体的な部分

あらゆる面を総合して理解し、この選手に対してはこうだよ!

と一人一人に合った方向性を提示してあげることだと思います。

 

 

例えば多くの選手が様々なキャンプに参加し、

いろいろなコーチから指導を受けて、

『あのコーチはいいといっていたけど、あのコーチはダメといってた!』

と悩む経験をしたことがあるのではないでしょうか?

 

また選手の保護者の方も同じ経験をされていませんか?

 

 

 

私の場合はマンツーマン専門の為、

自分のチームを持っているわけはないので

シーズン中毎回常に会えるという状況はありません。

 

 

プライベートレッスンに多く来ている選手でも、

月の滑走日数の半分か3分の1くらいでしょうか?

 

 

ですからサポートしている選手のほとんどは

色々なチームの合宿に参加して練習してきます。

 

 

そんな環境でも、何か技術的な事で躓いたり、分からないことや、

逆に良くなったり、この方向性で間違ってないかの確認など

様々な事を、動画を付けて送ってきたり、電話で連絡してきます。

 

 

勿論その場でできる限りの解決方法は伝えますし、

そのことを次回のレッスンで確認したりしています。

 

 

こういったサポートによって選手たちには少しでも迷うことなく

練習に取り組めるようにと思っています。

 

 

因みにこれは普段からの信頼関係や理解が非常に重要であり

すぐに築ける関係ではありません。

 

 

ただ少しでもヒルシャーが言っていたお父さんの様に、

迷わず成長していける為に、自分を理解してくれる存在になれればと思っています。

 

 

また常にジュニア選手と一緒にいる存在は保護者の方々です。

ですから私はできるだけ保護者の方にも分かりやすく、

技術論や今のお子様の現状方向性をお伝えしています。

 

保護者の方の中には、自分に言われても分からないと思う方も少なからずいるかもしれませんが

それでも一応お伝えします。

 

ただ注意していただきたいのはあくまでも理解者としての一人であり、

何か技術的に指導を入れ注意、否定をし、

プレッシャーを与えないようにして下さい。

 

 

このように

 

『常に自分を理解して基本的な方向性を教えてくれる存在』

 

もしくは環境を用意してあげることは

ジュニア選手が迷わず楽しんで成長できる為には非常に重要です。

 

 

具体的にこれをすれば絶対成功というわけではありませんが

こういった考え方をベースにジュニアアルペンスキーヤーを

育てていってくれれば、

上達する可能性は格段に高まるのではないでしょうか?

 

 

ジュニアスキー

ヒルシャーの幼少期に学ぶジュニアスキーヤーの育て方~その②~ 9

読了までの目安時間:約 4分

 


前回に引き続きヒルシャーの幼少期から、

ジュニアアルペンスキーヤーをいかに育てたらいいかを

書かせていただきます。

 

 

前回ヒルシャーの記事から、

大事な部分は

 

 

・16歳までは基礎を作る段階で、それができていれば上のレベルにいってもわずかな調整で済む。

・基礎ができていたからどのようなシチュエーションにも対応できる

・常に自分を理解してくれる存在があり、基本的な方向性を教えてくれる存在があるため

 どのようなコーチに教わっても迷わない

 

 

とまとめました。

 

 

 

そして基礎が大事という認識はあるが

 

 

『基礎とはなんだ?』

 

 

ということを提示しました。

今回はこの『基礎』の部分を掘り下げてみます。

 

 

基礎と聞くと、

基本エクササイズをきちんとこなし、

それが身につくことだと思う方は多いのではないでしょうか?

 

または色んな雪質、斜度、ゲレンデを滑ることで

どのようなコンディションにも対応できる事が

基礎だと思う方もいるでしょう。

 

 

どれも間違ってはいません。

 

 

うちではこのことを基礎としてやっています!!

といいきれる自信があるものがあれば

それを突き通してみてもいいと思います。

 

 

前回の記事にも書きましたが100%正しくもがないように

100%間違っているものもないからです。

 

 

ただ私がサポートしている選手の中で、

理解できるレベルに達した選手に対してだけには

私が考えるこれがスキーの根本的な基礎だよというものは伝えています。

 

 

その基礎とは、

スキー技術は勿論のこと、人体力学、物理学などの知識と

海外のトップスキーヤーやジュニアスキーヤーを生で見た経験など

あらゆる角度から導いたものです。

 

そう聞くと難しく感じますが、

ジュニア選手でも理解できるほどシンプルです。

 

 

そしてこの話を聞くとみな選手たちは口をそろえて

 

 

『この事は今まで習った事がない!』

 

『どこに行っても、このことを教えてくれるコーチは今までいなかった!』

 

 

と言ってくれます。

 

 

私は決して他の方が間違ったことを教えているとは思っていません。

同じようなニュアンスのことを言っているコーチは多いです。

ただ言っていても、理解できるように伝えていなければ、

選手からすれば教えてもらっていないに、なってしまうのかと思います。

 

 

ただ選手たちがこぞって、

『これを知らなかった。』

『スキーの根本的な認識が間違っていた』

というからには、何かしらの理由があります。

 

 

以前アメーバのブログのほうで書いた記事の中にもさわりの部分が出ています。

 

 

 

もったいぶらずに教えてよ!

 

と思う方は多いと思いますが、

選手たちはこの答えを出すために一生懸命考える努力をしていますし、

文字だけでお伝えできるものでもないと思っています。

 

 

 

もう一つ大事なポイントの

 

常に自分を理解して基本的な方向性を教えてくれる存在

 

というところ。

 

 

このことについてもまた次回書かせてもらいます。

 

 

毎回長くてすいません。。。

 

 

ジュニアスキー

ヒルシャーの幼少期に学ぶジュニアスキーヤーの育て方~その①~  8

読了までの目安時間:約 5分

 


最初に言っておきます。

トレーニングや指導論に絶対はありません。

 

 

あるトッププロが成功し、

幼少期このようなことをやっていた!!

という情報が流れると皆さんこぞって同じことをやろうとします。

 

 

成功する選手もいればそのせいで選手としての成長を止める選手もいます。

ですからこれさえやっておけばいいんだという考えは気を付けてください。

 

 

ただ明らかにこれはやっておいたほうがいいだろうという事はあります。

それは何かの具体的なやり方というよりは、

考え方や、成功法則のようなものです。

 

 

それをベース自分に、またはご自身お子さんに合った

トレーニング方法を考えることが一番です。

 

 

 

すいません前置きが長くなりました。

 

 

ヒルシャーといえば、今や世界NO.1アルペンスキーヤーの地位を

不動のものにしています。

あまりアルペンスキーヤーに詳しくない方でも

一度はその名を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

そのヒルシャーのインタビュー記事で

このようなことがかかれていました。

少しまとめて書きます。

 

 

 

ヒルシャーの成功の最も根底にあるのは、父親の育て方にあると本人が言っている。

 

ヒルシャーの父親は選手としてはあくまでもホビーレーサーだが

スキー教師としてのレベルが高くヒルシャーが2歳のころからすでに彼のコーチだった。

 

 

ヒルシャー談

『16歳くらいまでの間は自分のスキー技術の基礎を作る段階で、

それまでに父がすべてのことを教えてくれた。

基礎ができていれば上のレベルに行ってもわずかな調整だけで済む。

10代の頃からどんなシチュエーションでも対応することが出来たがそれは父のおかげ。』

 

『もっとも重要なのは自分のことをしっかり理解し常にそばにいてくれたこと。

成長の速い選手ほど短期間でコーチが変わり、

それによってある時点で壁にぶち当たることがある。

だが父がそばにいてくれたおかげでその不安はなかった。』

 

 

 

これを読んでどのようにとらえますか?

面白いことに同じ情報によっても

人によって情報の価値や内容が変わってしまいます。

 

 

因みに

 

・2歳ぐらいの小さいころから専門家の親の元練習しなければ成功しないのだな

 

・親がスキーの教師で常に横にいて教えなければダメなのだな

 

 

という考えではありません。

あくまでもそのほうが成功率は上がるかも知れませんが

そうでなくても成功している選手もいます。

 

 

大事な部分は

 

・16歳までは基礎を作る段階で、それができていれば上のレベルにいってもわずかな調整で済む

 

・基礎ができていたからどのようなシチュエーションにも対応できる

 

・常に自分を理解してくれる存在があり、基本的な方向性を教えてくれる存在があるため

 どのようなコーチに教わっても迷わない

 

 

という部分。

 

 

基礎が大事という部分はなんとなく分かっていると思う方は多いでしょう。

 

 

では質問です。

 

 

基礎とは何ですか?

 

 

基礎的なエクササイズというものですか?

 

色々な雪質を滑ることですか?

 

外脚に乗ることですか?

 

 

基本が大事!

基礎練習が大事といいながら

その根本的な中身がきちんと確立されていますか?

 

 

きちんと自分のお子さんが基礎は何なのか、共通認識を持っていますか?

 

 

すいません長くなってしまったので

次の記事に続きます。

 

ジュニアスキー

身体の痛みをどうとらえるか? 7

読了までの目安時間:約 4分

 


スポーツをやっていれば大なり小なり

身体のどこかに痛みを経験したことのある方が

ほとんどだと思います。

 

 

この『痛み』という事に対して

どうとらえているかは

今後の選手生命を決めるうえで非常に重要になってきます。

 

 

痛みにもいろいろ種類はありますが、

明らかに筋肉痛で時間がたてばなくなるよというものは今回除きます。

慢性的に痛む場合や、

何かの動作を行うと必ず痛むというイメージで考えてください。

 

 

いくつか例をあげますので

あなたが身体に痛みを感じることに対して

どのようにとらえるか考えてみてください。

 

 

1.痛む箇所は自分の身体の部分の弱い場所であり、鍛え上げなければならないと思う

 

2.ある程度スポーツをやるうえでは痛みが出るのはしょうがない。少し休めば治ると思う 

 

3.自分身体はそういう体質だから上手にケアをしていくしかないと思う

 

4.痛みがでる箇所の柔軟性や使い方が悪い。その個所の動きを意識しようと思う

 

5.どこかほかの箇所の動きが悪く、その負担が痛む箇所に集中していると思う 

 

 

いかがでしょうか?

多くの方が①、②、③、④に当てはまるのではないでしょうか?

 

 

よくクライアントさんに

その箇所に痛みが出ることについて聞くと

 

 

『多分この部分が弱いから痛みが出ると思うんですよね。』

『ここの使い方が悪いから痛くなってしまいました』

『もう正直歳なんで、しょうがないですよね』

 

 

などなどほぼ①~④番の回答が返ってきます。

 

 

これは一般的な常識となり

スポーツ団体の多くもこの考えのもと

痛みを判断しているケースがほとんどです。

 

一昔前だと

・鍛え方が足りないんだ!

 

最近では

・そこの使い方が下手なんだ!

 

といった感じでしょうか?

 

 

 

因みに⑤番の考え方を持っている方にお会いすることは

ほとんどありません。

 

例えば股関節が痛むことについて

『足首のゆがみと膝の使い方が上手くできてないので股関節に負担がきているな』

といっている人を見たことはあるでしょうか?

 

 

そんなことないと思う方もいるかもしれませんが、

痛みが出たらまず整体や病院に行ってその箇所を見てもらいますよね?

 

 

そして病院ではその箇所に病名をつけ、その箇所のケアをします。

 

 

そのこと自体は悪いことではないですが、

痛みがなくなってまた運動を再開すると

同じ痛みが再発し、また整体やマッサージを繰り返す

という負のサイクルに陥っている人多くないですか?

 

 

 

大事なのはその箇所の痛みを治すだけでなく

 

 

『なぜその痛みが出たのかの原因を探りその根本をなおす』

 

 

ことです。

 

 

 

痛みが出ればまた直せばいいやと思っていませんか?

痛みが出るのが当たり前のことになっていませんか?

 

 

身体は消耗品だということを忘れないでください。

 

 

針金と一緒です。

何度も何度も同じ個所に負荷をかけていると

金蔵疲労がたまり、いつかは限界がきてボキッと・・・・

 

トレーニング論