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スキーの外向傾はターン前半の捉えや先行動作に大きく関係する? 374

読了までの目安時間:約 21分

 


前回の記事で
外向傾と先行動作の
関係性について
深堀してきました!

 

スキーのターン前半に求められる先行動作の大きな誤解とは? 373

 

 

外向傾は次のターンの準備
つまり先行動作である

 

 

 

というとが
お分かりいただけたでしょうか?

 

 

 

その証拠に
次のターンの準備が必要ない
止まる時には
外向傾シルエットは
あまりみられません。

 

 

逆を言えば
外向傾が正しく取れないという事は
次のターンの準備が
正しくできていない!
とも言えます。

 

 

 

しかし一般的に

 

 

「先行動作を意識して!」

 

 

といわれて
外向傾を意識するスキーヤーは
あまりいませんよね!

 

 

 

ではなぜ

 

 

『外向傾=先行動作』

という考え方が
浸透しないのか?

 

 

 

またその考えがないと
どのようなデメリットがあるのか?

 

 

 

この部分を解説していきます!

 

 

 

スキーの外向傾が持つ意味を知っていますか?

 

まずは

『外向傾=先行動作』
という考え方が
浸透しない理由ですが

 

 

それは

 

 

 

 

外向傾が持つ2つの意味

 

 

に隠されています。

 

 

 

 

外向傾は何のために

つくりますか?

 

 

 

ときいてあなたが
パッと頭に浮かぶのは
どんな答えでしょうか?

 

 

 

多くの場合が

 

 

 

【外脚乗る為】

 

 

とイメージします。

 

 

 

ここでよく

 

『外力に耐える為』

 

といった回答もありますが、
これは真逆なので
気を付けた方がよい部分ですね!

 

 

 

真逆の理由は
以前音声や動画で解説しておりますので
分からない場合は
こちらからどうぞ

 

 

さて話を戻して、
外向傾の1つ目の意味は

【外脚荷重をするため】

で問題ないかと思います。

 

 

 

では2つ目は何か?

 

それはこれまで散々話してきた

 

 

【次のターンの準備】

 

 

つまり先行動作ですよね!

 

 

 

もちろん細かく分ければ
まだまだ外向傾の
意味はありますが、

 

大きくは

 

 

 

①外脚に乗る事

 

②次のターンの準備(先行動作)

 

 

 

 

です。

 

 

しかし一般的には
【外脚に乗る】というイメージが強く
【次のターンの準備(先行動作)】
のイメージはあまり浸透していません。

 

 

 

【外脚に乗る】という意味自体は
正解なので
仕方がない部分もあります。

 

 

 

しかしここが大きな問題で
もし、外向傾は
この2つの意味を
持っているという事が
一般的になると
スキー上達の考え方がガラッと変わるのが
分かるでしょうか?

 

 

 

ターン後半の外向傾に先行動作のイメージがない事のデメリット

 

上記でお伝えした

外向傾のもう一つの意味である

 

【外向傾=次のターンの準備(先行動作)】

 

という意味を知らない事の
デメリットについてお伝えします。

 

 

 

そのデメリットとは

 

 

スキー上達の考え方が
根本的に変わってしまう!

 

 

 

というものです。

 

 

 

よくある一般スキーヤーの
悩みの一つに

 

 

 

【ターン前半のシルエット】

 

 

があります。

 

 

 

 

深い傾きを作りたい…

 

 

身体を内側に向けて

外腰を出していきたい…

 

 

 

といった感じですね!

 

 

 

さてこのような悩みを持つ場合

あなただったら
どんな練習をするでしょうか?

 

 

 

ここで

 

 

【外向傾=外脚乗る】
という意味しか知らないAさん

 

 

【外向傾=外脚乗る】だけでなく
【外向傾=次のターンの準備(先行動作)】
という意味も知っているBさん

 

に分けて考えていきます。

 

 

Aさんは
外向傾とターン前半のシルエットの
関連性を知らないので、
トップ選手たちの

ターン前半の形を
そのまま真似します。

 

 

簡単に言ってしまえば

 

 

「ターン前半にどのような
 フォーム、動作をしようか?」

 

 

といった思考です。

 

 

 

その際トップ選手たちの
ターン前半のシルエットは
上半身が内向して
身体もストレート軸に近いので
それを真似するという事は
外向傾とは逆の動きをします。

 

 

 

 

そうなると

当然ですが外脚乗れずに

 

 

「ターン前半が軽い!」

 

「しっかりとらえてきて!」

 

「内倒しているよ!」

 

「外脚に乗れてない!」

 

 

といった指導が入ります。

 

 

 

しかし今度は
外向傾を意識すると
理想としている
ターン前半のシルエットが
作れない・・・

 

 

 

これぞよくある負のループです。

 

 

 

では

【外向傾=次のターンの準備(先行動作)】
だと理解しているBさん
どうでしょうか?

 

 

ターン前半のシルエットは
そのひとつ前のターン後半から
作り出されると分かっているので
まずはターン後半の
外向傾を練習するはずです。

 

 

ターン後半の外向傾がとれるようになったら、
ターン前半にどうやって繋げるか?
といった方向性に変わっていきます。

 

 

こうなると全ての動作に
つながりが出てくるので
スキー上達の考え方がクリアになり、
色々な情報に対して
悩むことも減っていきます。

 

 

AさんとBさんの違いが
お分かりいただけたでしょうか?

 

 

このことを一言で表す
便利な言葉が
スキー界には存在します!

 

 

しかしその言葉が表す
本質的な意味を
あまり理解してないケースが
ほとんどです。

 

 

本当に意味でスキーヤーに理解されていない【Sの字ターン】と【Cの字ターン】

 

ここまでで

 

【外向傾=外脚乗る】
という意味しか知らないAさん

 

 

【外向傾=外脚乗る】だけでなく
【外向傾=次のターンの準備(先行動作)】
という意味も知っているBさん

 

 

ではスキー上達に関する
方向性が全然違ってしまう
という事をお伝えしました。

 

 

Aさんは外向傾と
ターン前半のシルエットに
繋がりがある事を知らないので
別々のものととらえて
練習してしまいます。

 

一方Bさんは
全てにつながりがある事を
きちんと知っており、
流れをもって練習をして行ける
というわけです。

 

 

この2人の違いを簡単に表す
便利なスキー用語があるのですが
あなたは分かりましたか?

 

 

 

それが

 

 

Cの字ターン

 

 

Sの字ターン

 

です!

 

 

Cの字ターンと
Sの字ターンが
分からない場合は
徹底解説している

動画シリーズをご覧ください。

 

Aさん、Bさん、
どちらがCの字ターンで
どちらがSの字ターンかは
もうお分かりでしょうか?

 

 

念の為解説していきます。

 

 

Aさんの考え方は

 

『ターン前半に何かを行って
 その後外脚に乗る為に
 外向傾をとる』

 

 

という方向性です。

 

 

 

つまりターン前半から始まり
後半で終わるという
【Cの字ターン】
のイメージですね!

 

 

 

一方Bさんは

【外向傾=外脚乗る】だけでなく
【外向傾=次のターンの準備(先行動作)】
という意味も知っているので

 

 

『まずは外向傾をターン後半に正しく作り
 その先行動作をうまくターン前半に
 つなげよう』

 

 

と考えます。

 

 

 

ターン後半の外向傾(外脚荷重)

   ↓

それが次のターンの先行動作になり
次のターン前半に繋がる

 

 

といった
【Sの字ターン】の考え方
ですよね!

 

 

 

この【Sの字ターン】の考え方は
トップ選手たちは色々な場面で
発信しているのですが、
それでも一般スキーヤーの方の多くは
ターン前半を練習してしまいます。

 

 

 

その理由は
【Sの字ターン】の
理屈はわかっていても
外向傾=次のターンの準備(先行動作)であり
ターン前半のシルエットを
作り出している
という本質の部分を
知らないのが原因の1つです!

 

 

 

この部分は以前に動画でも
お伝えしていますね!

 

 

【外向傾=次のターンの準備(先行動作)】
という意味を知っているかどうかだけでも
これだけスキー上達に対する
考え方が変わるのが
お分かりいただけたでしょうか?

 

 

「なるほど!
   じゃあ来シーズンは
 外向傾からそのまま
   ターン前半につなげる練習をしよう!」

 

と思われたかもしれません


 

間違えではないのですが、
そこにも落とし穴があります!

 

 

 

 

外向傾をターン前半の内傾角に繋げる練習の落とし穴

 

 

外向傾をターン前半に繋げる練習の

落とし穴とは何か?

 

 

 

その落とし穴とはずばり、

 

 

 

ターン後半の外向傾が
正しくとれている事が前提である!

 

 

 

という事です。

 

 

 

「なんだ、そんなことか!」

 

 

 

と思ったかもしれません。

 

 

 

しかしそんな簡単な問題ではないんです。

 

 

実際にトップ選手たちも
同じ発言をしている事に
お気づきでしょうか?

 

 

以前からこのメルマガでは
何度も紹介している
技術選チャンピオン
武田竜選手と吉岡大輔選手の
対談でも

 

 

「ターン後半の外向傾が
 きちんととれないスキーヤーが多すぎる」

 

 

と言っています。

 

 

でもそれは仕方がない事で、
そもそも

 

 

正しい外向傾とは何なのか?

といった部分を
明確に指導された経験がないから

 

 

です!

 

 

 

 

例えば

 

 

「外向傾を正しくとれますか?」

 

 

という質問に対して
よくある反応が、
その場で外向傾姿勢をとって
確認をするというものです。

 

 

 

そのこと自体は間違えでは
ないのですが、
正しく取れるというのは、

 

"その場で片方だけ取れていればOK
 というものではありません!"

 

 

忘れられているのが、

 

 

 

左右正しく取れるのか?

 

 

という部分です。

 

 

そしてそして、
最も意識されてないのが

 

 

右外向系から左外向傾と
(その逆も!)
きちんと左右切り替える事が
できるのか?

 

 

です。

 

 

 

ここまでできて
初めて

 

 

正しく外向系がとれる!

 

 

といえるわけです。
(さらにそこから上級編もありますが)

 

 

 

ですからまずは
この部分をきちんと練習して

 

 

『正しく外向傾が取れて
 外脚荷重ができています!』

 

という状態に
まずはならなければ

その後の前半に繋げるだ

S字ターンだといった話には

いけません。

 

 

 

ここら辺がができて初めて
次のステップである

 

 

 

「外向傾からそのまま
 ターン前半につなげる練習をしよう!」

 

 

 

という段階に入るという事ですね!

 

 

 

今回の内容がきちんと理解できると
オーストリアメソッドがなぜ、
はじめは外向傾から外向傾の練習を
徹底しているのか
見えてくるはずです。

 

いつも紹介している
こちらの動画を見れば
よく分かりますよね

私がよくオーストリアメソッドを出すのは
決してオーストリア信者だからではなく
理論上スキー上達をするには
こういう経緯を通るよね!といった部分を
見事に体現化しているので
見本として出しているだけです!

 

 

 

この部分がある程度
出来る前に、
外向傾を先行動作として
ターン前半に繋げようとすると
必ずと言っていいほど、

 

・内倒

・ターン前半の捉えが甘い

 

といったエラーが出ます。

 

 

 

逆にこの部分がきちんとできると
繋げる練習はかなり楽になりますね!

 

 

 

私が雪上レッスンで
指導する際にも、

【外向傾=外脚荷重】

の段階と

【外向傾=次のターンの準備(先行動作)】

の段階とでは
指導内容は明確に分けますし、
以前ご紹介した
【荷重期】【解放期】
考え方にもつながってきます。

 

 

今回お伝えしたように

 

『外向傾をターン前半のシルエットに
 繋げる練習の落とし穴』

 

にはくれぐれも気を付けて
練習していってくださいね!

 

スキー技術 基礎スキー

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