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【理論的】なスキー上達指導のメリット、デメリット  283

読了までの目安時間:約 9分

 


あなたはスキーの指導を受けたり、

上達方法を考える時

 

 

【感覚的】なものと

【理論的】なもの

どちらが分かりやすいでしょうか?

 

 

当然ですが

どちらにもメリットとデメリットがある為

一概にどちらがいいとは言えません。

 

 

前回の記事では
感覚的な指導の

メリット・デメリットを

お伝えしました。

 

まだ読まれていない方はこちらから

【感覚的】なスキー上達指導のメリット、デメリット 282

 

 

もちろん一流同士での
会話の中では、感覚的な表現だけでも
成立するかもしれません。

しかし感覚は人によって違いますし、
何より一流選手の感覚は
一般的なスキーヤーは
共有できません。

そこで必要となってくるのが
理論的な指導です。

 

理論的な指導のメリット、デメリット

 

理論的な指導のメリット

理論的な指導の
特徴の一つが

 

【具体的】

 

という部分です。

例えば

「外脚にグッと乗って」

と指導されても
いまいち何をしていいか
分らない人でも

「外脚は、股関節と膝を
 これくらいの角度に曲げて滑ってください。
 
 その際足を伸ばすとこの角度が崩れるので
 気を付けてくださいね。」

と言われたら
誰しもイメージが
できるのではないでしょうか?

人によって
股関節がどこにあるか
違うわけでもなければ
角度の基準が違うわけでもありません

このような万人に共通する
絶対的な尺度で伝える事は
人によって伝わり方が変わる事が
少なくなります。

さらに理論的というのは
ただ具体的に伝える事だけではなく

なぜその動作をするのか?

という理由も伝えるのがポイントです。

例えば

「外脚に乗る為に
 股関節と膝をこれぐらい曲げる理由は
 一番筋力が出る角度だからです。

 それ以上曲げてしまうと
 脚の筋力が発揮しづらく、
 負荷に耐えられません。」

と先ほど指導に理由が加わると
相手に対して、
動きの具体的なイメージだけでなく
もう一つ重要なものが生まれます。

それが

【納得】

です。

人はなるべく行動に対する
理由が欲しい生き物です。

その理由が明確になると
納得をして、
ただ指示されるよりも
その行動を行いやすくなります。

やる事の意味が分からなければ
動けないタイプの人は
この部分はとても重要です。

因みにこの

理由の部分がないと
具体的な指導ではあっても
理論的な指導ではない事があるので
気をつけたいところです。

一見すると
この理論的な指導の方が
具体的で理由も明確な為
迷うことなく、
上達出来そうな気がします。

しかし当然お伝えしている通り
デメリットもあるわけです。

 

 

理論的な指導のデメリット

 

 

まず理論的な指導で
もっとも難しいのが

情報が
細分化、分割、詳細化
に進んでいく

という部分です。

一般的には、
細かい部分まで
指導をしてもらった方が
上達しやすそうなイメージがあります。

しかし実際は
細かすぎると
意識しなければいけない事が
増えてしまい、
かえって思う様に
動けなくなるケースが多いです。

例えば外脚に乗るという
動作一つをとっても

ターンのどのタイミングの話か?
どこの関節の話か?
動かす方向はどちらか?
その角度、スピードは?
そうしなければならない理由は?

といった部分を
細分化していくと、

・じゃあ他のタイミングでは?
・他の関節は?

と情報が増えていくので
全てを意識するのは
どんどん難しくなってきます。

そうなると
頭がパンクして

「そんなに全部できない!!!」


となりますよね。

スキーに限ったことではないですが
スポーツは色々な動きを
同時かつ連続的に行います。

要は

『点ではなく線であり
 その線が複数ある事で絵になる』

といった感じです。

しかし具体的にすればするほど
点に近づいていくため
描きたい絵(イメージした滑り)が
見えなくなっていきます。

次のデメリットは

 

 

 

応用が効かなくなるリスク

 

 

 

です。

先ほどの外脚に乗るという例にもあった様に

このタイミングでは
この関節は
この方向に
これ位の角度で

といった具体的な指示は
明確でイメージしやすいです。

しかしその一方で
斜度、雪質、板の性能、
描きたいターン孤などなど
目まぐるしく変わる条件の中で
これが正解だと思い込み
常に同じ動きをしてしまいます。

よくバッジ検定で

「雪質に合った滑りをしてください」

という言葉を聞きます。

理論的でこれが正解なんだと
思い込んでいるスキーヤーの方ほど、
この雪質に合わせた滑りというのが
苦手な傾向にあります。

厳密に言えば
全く同じ動きをする
ターンは一つしてありません。

同じ動きをしている様に見せる為に
微妙に違う動きをしている

というのが真意です。

そして最後に厄介なのが
理由を求めていないケースがある
という事です。

受講者によって
求めていることは違います。

指導者が理論を伝えようと
一生懸命頑張っても
当の本人は

「そんな難しい事いいから
 とりあえずやり方だけ教えてよ!」

と思っている可能性もあるという事です。

その場合理論的な指導をすればするほど
まどろっこしいなと感じてしまいます。

この様に
理論的な指導にも
様々なデメリットがあります。

特に、理論的な指導を受けているのに
スキーが上手くならないケースの多くは
ある一つの部分だけ注目してしまい
全体が見えてないケースです。

理論的には合っているけど
そこだけでは
滑りは変わらないという事ですね。

では感覚と理論、
一体どちらの指導(情報)を
受ければスキーが上達するのか?

 

 

次回の記事は

その部分に触れていきたいと思います。

 

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