スキーのオフトレで覚えておきたい股関節の使い方とは? 18
昨日はカンダハージュニアさんのトップアスリートオフトレで
夜は駒沢公園へ行ってきました。
もうすぐシーズンインという事もありより実践的な動きを
多く取り入れてやってもらっています。
コーチの指導や雑誌の情報などから
『股関節』というワードをよく聞くと思います。
実際選手や保護者の方からも
『股関節が固いんだよな』
『股関節が上手く使えないんです』
という事をよく言われます。
しかし実際股関節がどのように固くて
どのように使えるようになればいいのか、
その為にはどのようなトレーニングを行わなければならないのか?
分かっていっている方は殆どいません。
『股関節』というワードに踊らされて
なんとなくできない原因を
『股関節』にしておけばいいやという傾向が強いです。
だから実際に雪上であれだけ股関節、股関節と
言っていながら、オフトレで改善する為に
必死に股関節のトレーニングする方が少ないのです。
股関節は球関節といって肩関節と同様で
非常に自由度が高い関節です。
その為様々な役割を果たすため
これをやっておけば股関節がつかえるようになるという
エクササイズは存在しません。
その場面、場面に合わせた動き、
内脚と外脚の違いなど、
様々なアプローチでトレーニングをしていかなければならない
非常に重要な部分なのです。
例えばざっくりと例を出しても
ターンの前半、ターンマックス、ターン後半から切り替え時、
そしてそれが外脚なのか内脚なのか、
右ターンか左ターンかによって
もうすでに両足合わせると12種類の使い方があります。
それを足関節、膝、上半身との連動、
流れの中でできるのかなど色々な要素を考えていくと
かなりのトレーニングがあります。
勿論全てを行うのは気が遠くなる作業ですので
自分の一番やらなければならない部分を
ピックアップして、そこをピンポイントでトレーニングすることが効果的です。
どの動きが得意でどの動きができないのか
選手たちにはいろいろな動作を行ってもらい
その中で、身体で感じられるようにしてもらっています。
そして大事な部分がもう一つ。
これはサポートをしている方には常日頃言っていますが
なぜこの股関節の使い方ができなければならないのかというところ。
きちんと求めているゴールがあり、
『そのゴールにたどり着くための手段として』
股関節をこのように使えなきゃなと
考えられるようになってほしいです。
この動きが大事だからと言われたからやっています!
というレベルから一つ抜け出せるようになってくれればと思います。