スキー板への荷重が重いのはターン前半?ターン後半?332

 

今回の内容は

スキー界あるあると

言える内容です。

 

 

それが

タイトルにも書いたように

ターンの中での

板に対する重み、

要は力をかけていく感覚です。

 

 

シンプルに荷重と

いってもいいでしょう。

 

 

あなたは

 

 

①ターン前半に重くして

ターン後半を軽くしていく

 

 

 

②ターン前半は軽くして

 ターン後半に重くしていく

 

 

 

どちらのイメージで

滑っているでしょうか?

 

 

 

実際に出来る出来ないは別にして、

 

 

「そういったように滑りたい!」

 

「そのように普段から指導されている!」

 

 

でも構いません。

 

 

 

まずは一度考えてみて下さい!

 

 

 

ターン前半派?ターン後半派?

 

さてあなたの感覚は

どちらだったでしょうか?

 

 

 

正しいか間違っているか

審査しているわけではありませんの

ご安心ください(笑)

 

 

いつもお伝えしていますが、

本人が理想の滑りが出来ているのであれば

どんなイメージでもOKなんです!

 

 

例えば

 

 

 

「自分の荷重配分は

 内脚100で外脚0だ!」

 

 

 

と言っている人は

スキー界の常識としては

それはないだろう・・・

といった感じですが、

本人がそれで理想のターンを

描けるのであれば問題ありませんよね!

 

 

大事なのは

今の自分の滑りが変わらない場合は

どんな考え方にエラーがあるのか

知る事です!

 

 

以前メールマガジンで

同じ質問でアンケートをとったところ

この様な結果になりました。

 

 

 

 

①ターン前半重くてターン後半軽い

44%

 

②ターン前半軽くてターン後半重い

56%

 

 

 

やや差はありますが

ほぼ半々という結果になりました。

 

 

 

これはあくまでも

自分のイメージなので

正解不正解はないですからね!

 

 

 

どちらのイメージをとっても

自分が思う様に滑れていればOKです!

 

 

 

 

そしてここからが本題です!

 

 

 

きっとアンケートの質問を

 

 

「どちらの内容で

 指導された経験があるか?」

 

 

 

と言われたら

またアンケートの結果は

変わってくるはずです。

 

 

 

 

スキー界でよく使われる指導内容は

 

 

「ターン前半からしっかり捉えて

 重さを乗せて、

 後半は早めに仕上げていく」

 

 

 

といったような

 

 

『ターン前半で重く

 ターン後半は軽く』

 

 

という内容です。

 

 

 

これは私も学生時代

コーチからさんざん言われました。

 

 

 

「もっとターン前半の捉えを早く!」

 

「ターン前半から重さを乗せていけ!」

 

「ターン後半乗りすぎるな

 ポール過ぎるぐらいで

 もう早めに切り替えるんだ!」

 

 

 

基礎スキーでも

ターン前半から重さを乗せる

という内容はよく言われますよね!

 

 

 

 

 

ターン前半が重いことはありえるか?

 

もしあなたが

 

 

 

「ターン前半は

 軽くて後半重くしていけ!」

 

 

 

と言われたら

どう感じるでしょうか?

 

 

 

 

アンケートの結果と同じように

意見が分かれるところだと思います。

 

 

 

 

でも

 

 

 

物理学上、

ターン前半が重くて

ターン後半が軽いなんて

ありえません!

 

 

 

あり得ないんですが

そのような内容を発信すると

意見が真っ二つに分かれます。

 

 

 

大分昔に、

板をたわませる為には

ターン前半では

圧力をかけないで

中盤から後半にかける

といった内容の動画をアップしました。

 

 

コメント欄を

見ていただくと分かると思いますが

意見が真っ二つですよね(笑)

 

 

 

前回のメルマガでも

お伝えした様に

本人が理想の滑りが出来ていれば

どっちでもいいのですが、

スキー界には不思議な現象が起きています。

 

 

それは

 

 

 

スキー界の指導のベースは

前半から重くして

後半は早めに軽くするという内容は多い

 

 

 

しかし選手の感覚は

ターン前半は余計な事はしないで

後半乗り込んでいくといった内容が多い

 

 

 

というものです。

 

 

 

今回のスキーグラフィックの

特集動画で技術選トップ選手の

井山啓介選手が

一般スキーヤーの悩みに答える

イベントの動画あります。

 

 

その一部がyoutubeに

載せてあるのでご覧ください。

 

 

 

 

ご覧いただければ

分かると思いますが、

質問者の方の様に

一般的な指導で言われている

前半を重くするという事は

 

 

 

 

「絶対無理!!」

 

 

 

 

と何度も言ってます。

 

 

 

 

理論もシンプルですよね

重力はターン後半方向(谷側)に

働いているから。

 

 

物理学上無理な話で

重力の概念を知れば

小学生でも分かる理論なんですが

スキー界でよく言われる内容は

動画の質問している方と同じように

 

 

 

「ターン前半を重くして

 後半は圧力を受けたくない」

 

 

 

というものです。

 

 

 

もちろん

なぜスキーの指導者の多くが

物理学上無理な現象でありながら

 

 

 

「前半の重く!後半圧を受けない!」

 

 

 

と言っているのか

理由はあります。

 

 

 

それを話し出すと

また長くなるので

別の機会にしますが、

 

 

 

 

今回シーズンinの前に

ぜひ考えて欲しい内容が

スキーグラフィックの特集で

組まれていたのでご紹介しました!

 

 

 

 

今回の内容を聞いて

あなたのイメージや

普段言われている指導内容と

どう整合性を取っていくか

整理してみて下さい!

 

 

 

まぁシンプルに

「ターン前半を重く!」と言われたら、

今回のスキーグラフィックの動画を見せて、

 

 

 

「これは真逆の内容ですが

 これとはどう違うのですか?」

 

 

 

 

と聞いてみれば

簡単なんですが

かなり面倒くさい人に

思われるかもしれませんので

自己責任でお願いします(笑)