滑りの見た目だけを真似るとはまる落とし穴とは? 58

ワールドカップも開幕し、映像や雑誌などで

トップの選手の滑りを見る機会が多くなってくるかと思います。

 

 

 

あなたは滑りの見本となるスキーの映像や資料を見る際

何を一番意識しいて自分の滑りに取り入れようと思いますか?

 

 

 

殆どの方がその選手のフォームだと思います。

この時には脚がこうなっていて、腕はこれぐらい上がっていて・・・

 

といった具合に。

 

 

 

 

決して悪い事ではありませんが、

その見た目のフォームだけを真似することにより

多くの方が、見た目を真似しても上手くできずに

逆に滑りが崩れるといった落とし穴にはまっています。

 

 

 

例えばアルペンスキーですとWC開幕戦のGSで見事優勝したテッドリゲティ選手の

ターン前半腕を上げて深い内傾角を作るシルエットを真似して

内倒してくる選手を昨シーズンは多く見ました。

 

 

 

私たちの世代でいえば元日本代表の佐々木明選手が、

ターンの際に内側の手を雪面に着けて滑っていたため、

良くみんな真似して内倒したものです(笑)

 

 

 

こういった落とし穴にはまる一番の原因は

 

 

 

外見だけ真似して身体の内側の感覚を考えてない

 

 

 

というところにあります。

 

その選手がどのような感覚でその動作を行っているのだろう

というところを深く考えずに

自分の感覚だけで見た目を真似するからです。

 

 

 

例えば下の画像は、アメリカ代表のシフリン選手のSL画像です。

shinichiro-377223

 

この画像を見て同じフォームを作ろうとした場合

内倒してしまう方が多いと思います。

 

 

 なぜなら

 

 

シフリン選手はこの画像のタイミングでどのような身体の感覚なんだろう?

 

 

 

という事が考えられてないからです。

 

 

外脚側に力を加えようとして結果的に内傾角ができてこのフォームなのか?

内側に倒しこんでいってこのフォームなのか?

 

 

 

この身体の内側の感覚によって身体の使い方は違っていきます。

 

 

 

 

もう一つ例を挙げましょう。

 

前回テーマで上げた

股関節の使い方ですが、

 

 

『股関節の外旋』

と

『股関節の外旋位』

 

 

の違いは何だか分かるでしょうか?

 

 

『外旋位』というのは

外見的になっている状態の事を指します。

股関節から外側に捻じれている状態に脚がなっているという事です。

 

 

 

『外旋』はその動きの事を指します。

 

内またになっていても外に捻じろうとする力を

働かせていれば、外旋しようとしているという事です。

 

 

つまり見た目が脚はX脚の様に内側に入っている

 

『内旋位』

 

であっても、

 

 

内側に捻じろうともって内旋の力が加わっている『内旋位』

 

なのか

 

外側に捻じろうとする外旋の力を加えているんだけども『内旋位』

 

になってしまっているのでは、

 

 

 

外見のフォームは同じでも全く別物となるわけです!

 

 

 

 

この見た目と内側の感覚両方とも考えてマッチングさせていくことが

真似をする上での重要な条件となるわけです。