足りないものが多いからスキーが上手くなる147

以前サポートメンバーの方から

このような事を言われた経験があります。

 

 

『私は筋力もないし身体も硬いし、

運動神経もそれほど良くないし

足りないものだらけで、

これ以上上手くならないのではと

正直半分あきらめていたんですけど・・・』

 

 

あなたはこの言葉を聞いて

どのように感じるでしょうか?

 

 

筋力もなくて柔軟性もなくて

運動神経もない、

足りないものだらけでは

もうこれ以上スキーは上手くならないのでしょうか?

 

 

 

 

 

これは全くの逆です!!

 

 

 

 

 

足りないものが多ければ多いほど

この先上手くなる可能性が広がっています。

 

 

その足りない状態で

今のレベルまで到達できているという事ですから。

 

 

逆に身体の状態は完璧に近いのに

今の状況なんですという方の方が

よっぽど上達は難しいです。

 

 

その様な方は見たことありませんが。

 

 

足りないものが多いという事は

伸びしろがあるという風にとらえて下さい。

 

 

 

スキーヤーズラボの

パーソナルトレーニングの初回には

必ず一時間かけて身体のチェックをする

テストを行ってもらいます。

 

 

そしてそこで点数が悪い場合には

逆に伸びしろがこれだけあって

いいことですとお伝えしています。

 

 

ただ気をつけなければならないのが

あくまでも足りない部分を

補えれば上手くなるという事。

 

 

足りない部分を補う事ができなければ

当然上達はできません。

 

 

でもこの足りない部分というのは

意外と厄介なものです。

 

 

なぜなら何が足りていないから

スキーが上手くならないのか

正確に判断するのが難しいからです。

 

 

例えばあなたが、身体が硬いから

スキーが上手くならないんだと

思い込んでいたとします。

 

 

でも同じくらい身体が硬い方で

もっと上手に滑っている方はいないのでしょうか?

 

 

逆にあなたより身体が柔らかいかたでも

あなたより技術レベルが低い方もいるはずです。

 

 

足りないという部分が、

一般論として足りないのか、

あなたのスキー上達に対して

足りないのかは微妙にずれている場合があるのです。

 

 

自分には何が足りていないのかを

判断するのは、

色々な角度から身体をチェックする必要があります。

 

 

また身体だけの問題で終わるとは限りません。

雪上での動きの癖や

感覚的なものなど

色々な分野においての足りないものがあるはずです。

 

 

 

これを自分ひとりで全て見つけて

解決していくのはなかなか大変な作業だと思います。

 

 

でもその足りない部分を明確にできれば

一生懸命練習しているのに

なぜうまくならないのか分からない

といった状況にはならないはずです。

 

 

足りないものをたくさん見つけて

どんどん補っていくことが、

トレーニングやスキーの面白さの

ひとつでもあります。