『本気』の意味とは  70

スキーヤーズラボのホームページでは

サポートメンバーの対象を

 

 

『本気』で上手くなりたい方と記載しています。

 

 

先日新規の方でカウンセリングの方で、

 

 

 

 

『何とかして1級より上の

プライズテスト(テクニカル、クラウン)に合格したいんです。

オリンピックを目指すわけでもなく、

全日本技術選手権を目指すわけでもないのですが、

これぐらいの目標でも大丈夫でしょうか?

本気でと書いてありましたので・・・』

 

 

 

 

というご質問を受けました。

 

 

 

 

なぜかスポーツ業界では当たり前のようになっているのですが

 

 

 

『本気』=プロやトップレベルを目指す

 

 

 

といった考え方が一般的です。

 

 

 

もちろんそういった意味合いも

『本気』の中に含まれているのかもしれませんが

私の考える『本気』は少し違います。

 

 

 

 

 

遊びや趣味の領域であっても

本当にスキーが楽しくて、

心底上手くなりたい!!

 

 

 

 

 

という思いがあれば本気だと思っています。

 

 

 

ですから

 オリンピック選手になれたらいいなと思っているんです!

という技術レベルの高い選手よりも

 

 

 

1級に絶対受かりたいんです!!頑張りたいんです!!

 

 

 

という一般スキーヤーの方をサポートします。

 

 

 

 

『本気』とは決して技術レベルの高いところを目指さなければ

ならないとは思っていません。

 

 

 

特にジュニア選手ははじめのうちはスキーが楽しくて競技を行っていたのに

だんだんと成績を求められ、上を目指さなければ本気でやっていないなら辞めろ

という環境に陥りやすいです。

 

 

 

これは私が選手時代にメンタルトレーナーに言われた一言です。

 

 

 

今日はオフだから楽しんでスキーを滑りに行こう!

という日があり、

楽しもうと滑りに行くのですが、

どうしても技術的な要素が気になったり、

こんなことをやっていいのかな?

遊び感覚で滑っている暇があったら、

もっと本気で練習したほうが良いのでは?

 

 

といった感情にかられることがありました。

 

 

 

当時毎日つけていたスキーノートに

そんな思いを良く書いていたようです。

 

 

それを見たメンタルトレーナーさんから

 

 

 

『渡辺くん楽しんで滑る時は適当に遊ばないで、もっと本気で遊んでみたら?』

 

 

 

と言われました。

 

 

 

思わずハッとしました。

 

 

 

ツインチップの板で跳びに行ったり、新雪や非圧雪を滑ったりなど

どこか練習以外の部分はあまり意味がないのではと思い

本気でスキーを楽しんでいない自分がいたんです。

 

 

 

そもそも滑ることが楽しい!!

という初心をいつの間にか忘れていました

 

 

 

よくトップアスリートでも、

壁にぶつかり悩んでいる時に

復活のきっかけになったのは初心を思い返してみたから

とよく聞きます。

 

 

 

それからは、

オフの遊びスキーでもコントレのサッカーでも

宿でゴロゴロ休んでいるのも全て本気で行う意識になりました。

 

 

 

本気で休憩しているんです(笑)

 

 

 

 

純粋にスキーが上手くなりたい!楽しい!

という気持ちは紛れもなく本気です。

 

 

 

本気で楽しみながらスキーに取り組んでいただければと思います。

 

 

 

因みに本気で休憩しているだけだと

ただの怠けですからね。

 

 

あくまでも本気で練習をして

煮詰まった時のメンタルテクニックの一つですので

サボり癖のある方は注意してください(笑)