スキーの課題を自分で解決できる能力とは?  73

先シーズン、コーチに雪上で一番注意された課題を覚えていますか?

シーズンに入るとスキーをしていて多くの課題が浮き彫りになると思います。

 

 

そしてその課題の中には毎年言われているけど直らないというものがあるのではないでしょうか?

 

 

 

多くのスキーヤーの方はスキーの課題を解決する為に

何をしなければならないのか具体的な解決法を知りません。

 

 

 

例えばお尻が落ちて後傾になってしまうという課題に対して、

次はそうならないように意識するといった感じです。

 

 

 

大事なのはスキーの課題に対して

自分で考え解決する能力です。

 

 

 

 

例えば例に挙げた

お尻が落ちて後傾になってしまう

という課題に対してまず一番に考えなければならないのが

 

 

 

 

なぜそうなってしまうのか?という原因です!

 

 

 

 

原因がわからないものに対して解決策を見つけるのは

簡単な事でははありません。

 

 

 

 

次に原因が分かったらそれを解決するための具体的な解決策を考えます。

 

ここで大事なのは

 

 

 

『具体的』

 

 

 

という部分。

そうならないように意識するというだけで直るのであれば

その課題対して苦労はしていないと思います。

 

 

 

 

では具体的にとは実際にどのようなものか簡単にお伝えします。

 

 

 

 

まずは陸上で巣の動きを解決する為のトレーニングをすることです。

 

 

トレーニングの内容は

使えない部分の筋肉の反射を良くするエクササイズ系のものもあれば

動きを邪魔している固くなった筋肉を緩ますためのストレッチ、

全体の動きの連動性を高める、

コーディネーション系のトレーニングなど

様々です。

 

 

 

 

次に雪上トレーニングでの解決策も考えます。

雪上ですと基本的にはフリースキーでのドリルになると思いますが、

これができなければ 課題は解決できないといった

一目でわかる分かりやすいものがお勧めです。

 

 

 

 

陸上でどんな修正トレーニングをするべきか?

雪上でどのようなエクササイズを行えばいいのか?

 

 

 

 

この二つをしっかり考えられる能力があると

スキーはどんどん上手になります。

 

 

 

 

因みにこのように書いていると

物凄く難しそうですが、

慣れてくるとある程度できるようになります。

 

 

 

 

私がサポートしている選手はジュニアでも

 

 

 

『この動きができないはきっとこの動きが悪いからだと思う。

だからこのエクササイズで修正をかけて雪上で試してみる!』

 

 

 

といった思考で練習できています。

 

 

 

大事なのは日頃からそういった思考のトレーニングをしているかという事。

 

 

 

必ずしも正解でなくてもいいんです。

 

 

 

こうすれば直ると思ったけど違ったな。

じゃあこれはどうだろう?

 

 

 

といった自分との対話が重要なんです。

 

 

 

先日今年のオフトレサポートを終えた

日体荏原高校スキー部の選手たちも

沢山頭を使ってもらいました。

 

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スキーを滑る時には

自分のやるべきこと具体的にしてから練習できると理想です。