なぜ9割のスキーヤーは足首が正しく使えないのか?スキーで後傾ポジションを左右する決定的な勘違い 334

 

「スキーにとって

 何が一番大事ですか?」

 

 

この質問に対して

数ある回答の中でも

上位に上がるのが

 

 

 

 

ポジション

 

 

 

です。

 

 

 

このポジション次第では

スキー板の動きが

大きく変わります。

 

 

 

ですから毎年シーズン初めになると
必ずテーマに挙あがるのが
ポジション確認ですし、

 

 

ポジションが間違っていると
そのシーズンずっと間違ったまま
滑っている…

 

 

ということになりかねません。

 

 

ただ一言でポジションと言っても
本当に様々な要素が

組み合わさっている為、

 

 

 

「ポジションが悪いよ!」

 

 

 

と言われて直せるのは

そもそもいいポジションを

知っている人でなければ
難しいです。

 

 

 

そこで今回は
数あるポジションの要素中で
前後のポジションについて
触れていきたいと思います。

 

 

 

 

前後のポジションを決めているのは?

 

スキーヤーを悩ませる
最も多い悩みが

 

 

ポジションの【後傾】

 

 

 

ですね!

 

 

陸上とは違い
雪上では板という足場が
どんどん前に進んでいくので
正しい動きをしなければ
当然ですが置いていかれます。

 

 

『後傾にならない様に
 ポジションを前に!』

 

 

と意識するだけで
直るのであれば
問題ありません。

 

 

 

しかしあなたが
意識しても後傾ポジションに
なってしまうのであれば

 

『どの関節を

 どう動かせば直るのか?』

 

 

 

という

 

 

【関節運動】を
知る必要があります!

 

 

 

 

あなたは

 

 

「前後のポジションを決めている
 関節はどこですか?」

 

 

と聞かれて
何が思い浮かぶでしょうか?

 

 

 

・上体

・骨盤の前傾後傾

・股関節の角度

・膝の角度

・足首の角度

 

 

 

などなど色々と
出てくるかと思います。

 

 

もちろん全て関係はしてくるですが
絶対的にここは

出来ていなければいけない
という関節があります。

 

 

それが

 

 

 

【足首】

 

 

 

です。

 

 

 

 

 

その理由は
何度もメルマガやブログ、
Youtubeなどで
配信しているので
聞いたことがあるかもしれません。

 

 

 

足首は人間という構造物の
1階部分ですので、
この角度が後ろに行けば
その上に乗っている
他の部分がどんなに前に倒れようとしても
物体としては後ろに倒れます。

 

 

 

 

逆に他の部分が
後ろに行こうとしても
足首が前方向に曲がり続ければ
前に倒れます。

 

 

 

この様に構造上
当たり前の内容なんですが、
この足首の意識をしても
後傾が直らないスキーヤーの方が
多くいます。

 

 

 

 

なぜ足首は意識しても直らない?

 

指導で何度も注意され

自分でも意識しているにもかかわらず

なぜ足首が使えるようにならないのか?

 

 

 

なぜなら

 

 

 

 

スキー界には
足首を正しく使えないようにする
沢山の常識が

溢れているからです!!

 

 

そもそも足首を使えと言われても
その使い方を教えてもらっていない
というのもありますが、
何よりも壁となっているのが
スキー界では常識となっている
【ある固定観念】です。

 

 

 

今回はその固定観念の

代表的なものについて
考えていきたいと思います。

 

 

じつは考えていくといっても

 

 

 

 

・固定観念にとらわれていないか?

 

 

・足首を正しく使うという事を
 理論的に理解しているか?

 

 

 

 

一発で分かる質問があります。

 

 

 

それが

 

 

かかと側(くるぶし下)に

体重を乗せながら
ポジションを前にできますか?

 

という質問です。

 

 

 

 

きっとサポートメンバーの方や
以前募集した動画講座の
【正しい足首の使い方講座】に
ご参加いただいているのであれば

 

 

 

「YES!!」

 

 

 

と即答できるはずです。

 

 

 

しかし正しい足首の使い方を
知らない場合は
さっぱり意味がわからないと思います。

 

 

なぜなら

 

 

 

かかと側(くるぶし下)に
体重が乗ると
ポジションが後傾

 

 

 

つま先側に体重が乗ると
ポジションが前

 

 

というのがスキー界では
常識となっています。

 

 

 

 

スキー界ではというか
日常生活においても
常識ですね!

 

 

 

 

実際に"その場"
踵側に体重を乗せれば
ポジションは後ろに行きますし、
つま先側に乗れば
ポジションは前に行く場合が
殆どです。

 

 

 

 

しかし先ほどもお伝えした通り
その常識とは逆に

 

 

正しい足首の使い方が出来る人たちは
かかと側に乗ると
ポジションが前になり、
つま先側に乗ると後ろになります。

 

 

 

この足首の使い方を
詳しくまとめた
【正しい足首の使い方講座】の

感想の多くは、

 

 

 

 

「これまでの常識とは

 真逆です!!」

 

 

 

といった反響が
非常に多くありました。

 

 

 

 

それぐらい
この固定観念は
強いとも言えます。

 

 

 

 

どうして真逆の感覚なの?

 

きっと固定観念側の

感覚の方からしたら、

 

 

 

「いやいやどう考えても

 つま先に乗れば重心が前で

 踵に乗ると重心が後ろでは?」

 

 

と思うはずです。

 

 

 

この真逆の感覚になる原因は

 

 

 

現象の捉え方の違いです!

 

 

 

例えば電車で急ブレーキがかかり

身体が前方に

投げ出されそうになります。

 

 

 

その時あなたの足裏は

何処で踏ん張るでしょうか?

 

 

分かりづらければ

崖っぷちで下をのぞき込むシーンを

思い浮かべてもOKです!

 

 

 

共通する事は

 

 

 

 

これ以上前には

いきたくない状況

 

 

 

 

です!

 

 

 

どうしても頭で考えても

イメージできなければ、

直立していて、

不意のタイミングで

後ろから押してもらえば分かります。

 

 

あっ、ちなみに

押されると分かっていて

予備動作で後ろに

体重をかけておくのはNGです!

 

 

正しく人間の本能通りに

動けたのであれば

つま先にに荷重がかかって

踏ん張ります!

 

 

 

つまり

 

 

 

前に行かないように

踏ん張るときが

つま先なんです!

 

 

 

でもこの状態を

前側に重心がかかっている、

つまりポジションが前だと

認識してしまうのも分かります。

 

 

 

 

これぞ

現象の捉え方が真逆

という事です!

 

 

もしあなたが

ポジション後傾で悩んでいるとしたら、

あなたがポジション前傾だと

思っているところは、

実はポジションを

前に行かせないように

ブレーキをかけている状態かもしれません…。