スキーで使う筋肉は筋トレしない・・・?139

あなたはオフシーズンに筋トレをする場合

どのように種目を決めていますか?

 

 

インターネットや雑誌から情報を集めたり、

ジムに通っている方はトレーナーの方に

教えてもらう機会があるかもしれません。

 

 

オフシーズンに入ると、

来シーズンに向けてもっと筋力をつけなければと

筋トレを始めるスキーヤーが多いです。

 

 

今回はオフシーズンに行う

筋トレについて少し書いていきたいと思います。

 

 

 

まずジムに行って、トレーナーにスキーの為に

筋トレをしたいです。どんなことをやればいいですか?

と話を聞くと、大体がスキーで使う筋肉を鍛えるメニューを紹介されます。

 

 

具体的にはスクワットなどの下半身と

腹筋、背筋といった体幹周りがメインでしょうか?

 

 

スキーで使う部分を鍛えるというのは

ある意味当たり前であり、

皆さんも納得しやすいと思います。

 

 

 

でも実はこの考え方には

注意しなければならないことがあります。

 

それは

 

 

 

 

 

同じ部分しか使わないことによる

身体への負担です!

 

 

 

 

 

よくよく考えてみてください。

 

シーズンを通して、スキーという競技の特性上

他の部分より多く使った部分があります。

 

そこをオフシーズンに入り

また重点的に鍛えるとなると

一年中その部分だけに他の部分より

負担をかけるという事になります。

 

 

金属疲労と同じです。

針金を同じ部分だけ何度も折り曲げていると

ポキッと折れてしまいます。

 

 

人間の身体も同じ個所だけずっと使っていると

疲労がたまり壊れてしうのです。

 

 

ですからひたすらスキーで使うからといって

その部分だけを筋トレするのは

リスクがあるということです。

 

 

ではどのようなトレーニングならいいのか?

 

シーズンオフに入ってすぐにやる筋トレで

お勧めのものがあります。

 

 

それはシーズン中に使われなかった部分に

刺激を与える為のトレーニングです。

 

 

あまり使われていな部分は

逆にシーズン前より

衰えていることがあります。

 

 

そのため刺激を与えるといっても

いきなり強い負荷でガンガンやるというよりは

動く幅を大きく使う

種目を行った方が良いです。

 

 

 

特に肩周りは姿勢維持のために

ギュッと固める意識が多いため、

シーズン前より硬くなっていて動かない傾向にあります。

 

 

また足首周りも、ブーツで固定されているため

大きく動かして刺激をいれてあげることをお勧めします。

ふくらはぎやすね回りを触るとパンパンになっている

スキーヤーは珍しくありません。

 

 

 

そして何より本当は使わなければいけない部分が

使われずにスキーをしていたという

可能性が非常に大きくあります。

 

 

本当はこの動作には

この筋肉たちも連動して動かなければならないのに・・・

 

 

といった具合です。

 

 

スキーで使う筋肉ばかりに目が行きがちですが、

眠っている部分にスポットを当てることにも

意識を向けてみて下さい。