同じ指導でも結果が変わる!あなたはどの状態?その② 200
前回に引き続き
同じ指導を受けているのに
スキーの上達速度が違う原因について
書いていきます。
スキーの上達速度が違う原因を
4つの状態に分けてご紹介しています。
前回は
【1.指導の意味を理解でき、それを身体で表現できる状態】
【2.指導の根本的な意味は分からないが、指導されたことは表現できる状態】
この二つについて書きました。
今回は残りの二つの状態です。
まずは
【3.指導の意味は理解しているが、それを表現ができない状態】
この状態の方がよく言うのが
『言っていることは分かるんだけど・・・』
『理論は分かったけど・・・』
『イメージはついたけど・・・』
というセリフ。
この後に続くのは
『どうやってそれができるようになるかが分からない』
という事。
例えば
『内傾角(内側への傾き)をもっと作ってきて下さい』
という指導をされたときに、
なぜ内傾角を深く作る必要があるのか?
という事をきちと理解できるのだけど、
実際どうすれば内傾角が深く作れるのかが
分からないといった状態です。
『どうしたらできるのか?』
という問題を解決するためには
まず一歩戻って、
『どうしてそれができないのか?』
という原因を知ることが重要です。
その原因が明確に分かれば
それを改善する方法を探せばいいわけですから。
何となく、これかな?あれかな?
と試してみるのも悪くはありませんが
ある程度方向性が定まっていないと
かなり上達から遠回りしてしまいます。
最後に
【4.指導の根本的な意味が分からず、言われたこともできない状態】
このタイプの方は
まず自分が何をどうしていいかが分からず
とりあえず滑っているという状態です。
トライしてみて初めて自分のエラーが見えてくるのですが、
そもそも何をトライしていいのか分からないのです。
専門用語が盛りだくさんの小難しい指導の際に
この状況に陥ります。
『ターン後半は前半からの落下エネルギーをうまく利用して
板をたわませ次のターンにつなげるために、
上手く股関節の内旋、外旋を外脚、内脚ともに調整して
フォールライン方向に骨盤の向きを残しておいてください。
少し外後傾のイメージです。
ただポジションが少しでもづれると骨盤の位置がずれて
ニーイントゥーアウトの状態にシェーレンといった結果として
出てくるので気を付けて下さいね・・・・』
で、結局なにをすればいいの?
という事です。。
この③と④の状態は一般スキーヤーの方に
非常に多いです。
指導の根本的な意味
『なぜそれをやらなければいけないのか?』
を理解する為に脳を鍛えること!
指導されたことを表現できる
身体をトレーニングで作ること!
この2つがしっかりできていないまま
雪上で滑ってもスキーはなかなか上達しないので
気を付けて下さい。
今回は大きく4つの状態に分けてみましたが
あなたはどの状態だったでしょうか?
ちなみに細かく分けるともっとありますし、
ここに指導の質も絡んできます。
今回は書きませんでしたが、
この4つのタイプ意外に
多くのスキーヤーが陥っている状態があります。
これもまた次回に書いていきます。
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