筋肉がつく事と使えることを混同していないか?202

あなたはスキーが上手くなるために

改善したい動作がある時、

その解決方法はその部分の筋肉をつければいいと

おもっていませんか?

 

 

筋肉がつく=動作が改善される

 

 

と安易に考えないほうがいいです。

 

 

なぜなら動作ができない理由が

 

『絶対的な筋肉量が足りない』

ことなのか、

『使われるべき筋肉が使えない』

ことなのかでアプローチは変わってくるからです。

 

 

例えば、

大きな岩を100人で動かそうとしている時、

100人全員が頑張っているのに動かないから

人数を増やそう!

というのなら理屈は通ります。

 

 

しかし100人中半分の50人がサボっている状況だとしたら

あなたはどうするでしょうか?

新たな人員を呼びに行きますか?

 

 

まずはサボっている人たちに

きちんと動いて岩を押すのを手伝ってくれ!

というはずです。

 

 

 

また人間の動きはこんなに単純ではありません。

 

 

先ほどの岩を押して動かす例をつづけます。

 

 

岩を動かしやすくするために

岩が動く道をきれいに舗装する役目の人たちがいます。

 

岩が真っすぐ進むように左右から

バランスを調整する役目の人たちもいます。

 

岩を押す人たちに疲れたら水分を渡す人がいます

 

 

こんな風にたくさんの人が役割分担をして

岩を押すという一つの作業をおこなっているところを

想像してみて下さい。

 

 

では岩が動く道をきれいに舗装する人がサボっていて

いくら押してもなかなかスムーズに進みません。

 

 

その時に進まないからといって岩を押す人を増やすでしょうか?

 

 

もうお分かりかと思いますが、

ある動作を鍛えるとなった時には

その動作をするために必要な

たくさんの筋肉のうち、

どの部分を鍛える必要があるのか?

 

また筋肉量を増やすのか、

刺激を与えて今使えていない部分を使えるようにするのか?

 

といった部分をきちんと見極めることができなければ

筋トレを行っても殆ど雪上の滑りは変わりません。

 

 

あなたは自分のどの部分が必要か?

どういった方法で鍛えることが必要か?

分かってトレーニングしていますか?

 

 

くれぐれも大きい筋肉だから、

メジャーなトレーニングだから、

といった理由でトレーニングを選択しないように

気を付けて下さい。

 

 

本当にあなたが必要としている部分はそこではないかもしれません。

 

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