雪上で滑る量が減って上手くなった!?  64

何だか暖かい日が続き、

11月の3連休にオープン予定のスキー場も

雪がなくて困っているようですね。

 

 

もう冬になるならとことん冷えてどんどん雪が降ってほしいところですが

こればかりはどうしようもできません。

 

 

 

せっかくプレシーズンが始まったにもかかわらず

良い状態で滑れないと落ち込んでいる方も多いかもしれませんが、

まだまだ雪上に立たなくてもやれることは山ほどあります。

 

 

 

 

最近多くのサポートメンバーの方が

 

 

 

『今年は去年に比べてこの時期に滑っている量が少ないのに、

 かなり調子がいい!』

 

 

 

 

という事を言っています。

 

 

また

 

 

 

『陸上でこのトレーニングを行っていた方が上手くなる!』

 

 

 

なんて声も!

 

 

 

 

勿論スキーは実際雪上で滑らなければいけませんが、

陸上で滑りの上達につながるトレーニングをきちんとこなしておく方が

スキー技術が上達するケースもあります。

 

 

 

私が見ている限りでは、一般スキーヤーの方のほとんどは

このケースに当てはまっています。

 

 

 

 

なぜならいつも言っていますが、

 

 

 

 

陸上でできない事は雪上で出来ないからです。

 

 

 

 

このプレシーズンに滑る意図としては、

陸上トレーニングでブーツを履いて得た動作を

雪上で確認するといった程度の

トレーニングの1種類といったとらえ方で十分だと思います。

 

 

 

 

落下を使った滑走感覚やポジショニングは

滑りの中で調整してもらい、

細かい身体の使い方に関しては

陸上でしっかり確認しながら

習得していった方が

上達は明らかに早いです。

 

 

 

 

滑っている時はバランスをとることや

次々とターンをしなければならない為

本当に練習をしたい動きをしている暇がない!

という状況に陥りやすいです

 

 

 

 

パラパラ漫画をイメージしてください。

 

 

 

一つ一つの絵がしっかりしていて初めて

パラパラ漫画は成立しますよね?

 

 

 

この一つ一つの絵がぐちゃぐちゃだったらどうでしょうか?

当然つながりのないちぐはぐな動きのパラパラ漫画になってしまいます。

 

 

 

雪上でスキーを滑る行為は

どちらかといえばパラパラ漫画のめくる速さの調整だったり、

どこかおかしな絵があって、つながりの悪い漫画になっていないか

チェックする意味合いが強いです。

 

 

 

ワンシーンのおかしな絵

をつながりのある絵に書き変える作業は

陸上トレーニングで、

おかしな動きを一つ一つ修正していくことに近いと思います。

 

 

 

たとえばプレシーズンである今の時期なら、

ブーツを履いて芝の斜面などで一つ一つのシーンの動きを確認するのも

有効なトレーニングです。

 

 

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ただあくまでもブーツを履いて直せる段階まで

身体のパフォーマンスを磨けているかどうかにもよりますが・・・。

 

この時期たくさん滑らなければと焦る必要はありません。