スキーが上手くなるために一番大事なことはなんでしょうか?
滑走日数だと思われている方が多いのではないでしょうか?
勿論はじめのうちは滑れば滑るほど上手くなっていきます。
しかしある程度のレベルまで行くと、
成長が止まり、癖が直らなくなり
同じレベルで足踏みしてしまう選手がほとんどです。
逆に滑走日数がそれほど多くなくても年々上手くなっていく選手もいます。
ジュニアの場合ですと、後から初めて競技年数が少ないにもかかわらず、
先に始めた選手をどんどん追い抜いて上達していく選手もいます。
この違いは
フィジカル面(体格、筋力、持久力、柔軟性、瞬発力、運動神経など)
にあります。
いくら雪上で滑っても土台となるフィジカル面がしっかりしていなければ
滑りは上達しません。
例えば身体が硬くて股関節を陸上でうまく動かせない選手が、
雪上でコーチにいくら股関節を使えと言われても
できないのは当たり前です。
常に陸上で骨盤が後傾位で動いているのに、
雪上で骨盤を前傾してポジションを前にしてと言われても
できないのも当たり前です。
陸上でできないことは雪上でできない
と強く訴えているのはこういった理由からです。
このようにしっかりとオフトレで土台となるフィジカル面を
整えて準備しておくことが上達への近道です。
SKIER`s LABのオフトレで行うフィジカルトレーニングは
機能解剖学や、バイオメカニクス(生体力学)などの
トレーナーとしての専門知識
と、
スキー技術を活かした滑走感覚
を組み合わせた
滑りに直結する独自のメニュー、指導にあります!!
ただ筋力がないから筋トレしましょう、
身体が硬いから柔軟性をあげましょう、
バランスが悪いから整えましょう、
ということではなく
・陸上でこの動きができないから、雪上でこの動きができなかったのか!
・これができるようになれば、雪上でのこの癖が直るんだ!
・この感覚で、雪上でうごけばよかったのか!
といったように
このトレーニングは滑りのこの部分に影響するという事を
イメージしながらトレーニングをする事によって
普通にトレーニングするよりも何倍もの効果をもたらします。
このような陸上でのトレーニングを雪上に繋げる感覚を
しっかりと理解して意識しながらトレーニングしないと
一所懸命トレーニングしたのに
雪上でのパフォーマンスはあまり変わらない・・・
という状況になりかねません。
雪上技術があるからこそ、選手と滑走感覚を共有し、
選手目線も取り入れながら、トレーナーとしてトレーニング指導、メニュー作成をしているため、
パフォーマンスに直結するのです!
滑れば滑るほど上手くなる身体の準備をしっかりしてシーズンに入りましょう!!