スキー上達に繋がるブーツチューンの捉え方 189

あなたはブーツを専門のチューナップに出していますか?

それともお店で当たる部分をだしてもらう程度でしょうか?

 

 

私は今回知りあいに紹介してもらい、

初めてブーツをチューンナップしてもらいました。

 

 

私は技術者ではありませんのでブーツのテクノロジーや

設計に関しては細かいことは書きませんが、

トレーナーの目線から少し書いていきたいと思います。

 

 

まず一番気になるのは

 

『ブーツチューンをして本当に滑りが変わるの?』

 

という部分だと思います。

 

 

ではあなたの周りみて、ブーツをいじったら

滑りが劇的に良くなったという人がいるでしょうか?

 

 

多分『足が当たらない!楽に滑れる!』という意見はあっても

『滑りが劇的に変わったんだよね!』

 

という人はほぼいないと思います。

 

 

その理由はなぜでしょうか?

 

 

 

今回自分がブーツをチューンナップして

感じたことは、ブーツチューンは足場作りだという事です。

 

 

例えば足場が砂地でスクワットするのと、

バランスボールの上でスクワットをするのと

平行なグリップのいい地面でスクワットするのとでは

パフォーマンスは当然変わってきます。

 

ブーツチューンは上手くブーツに入っていない足を

キレイに入るようにすることで足場が格段によくなります。

 

 

当然足場のよいところでスクワットを行う方がいいはずです。

 

 

しかしこれはあくまでも

『スクワットが正しくできる』

という前提条件があってのことです。

 

 

スクワットが正しくできる人が

足場の悪いところでスクワットを行うのと、

スクワットができない人が

キレイな足場でスクワットを行うのとでは

どちらが動作のパフォーマンスがいいのか

一目瞭然です。

 

 

簡単に言えば正しい動作ができない人が

いくら足場を良くしても

当然スクワットはできないままです。

 

 

これをスキーの置き変えるとどうでしょう?

 

ブーツチューンをしていくら足場を良くしても

正しく身体が動かせないという人が

道具を変えただけで正しい動きを身につけられるでしょうか?

 

 

これはブーツチューンを否定しているわけではなく

あくまでもブーツチューンは手段の一つという事です。

 

 

ブーツを整えることで

あなたが持っているパフォーマンスを最大限に活かせる

環境を整えていると言ってもいいかもしれません。

 

 

 

 

当然ないパフォーマンスは出せないという事です。

 

 

 

 

あなたに今何が必要か?

どこにお金と時間を投資するのか

もう一度よく考えてみて下さい。

 

 

道具に優先的に投資するという選択肢しか

もっていないスキーヤーが

多いように感じています。