スキーのトレーニング中一度にたくさんのことを意識できますか?188

あなたが所属しているチームの練習や、

レッスンに入ったとき、

またはバッジテストなどの講習会に参加したときに

どのような指導を受けたか思い出してください。

 

 

あなたの滑りに対してたくさんの

指導が入ったと思います。

 

 

手が落ちているから前にだして!

お尻もさがり気味だから高くね!

後はターンの前半でしっかり内傾角を作って、

後半しっかり乗りこむこと!

 

 

といった具合に。

 

 

 

正直言ってこれら全て意識して滑れるでしょうか?

 

 

 

 

もしそれができるのであれば天才か

既にできる人です。

 

 

大半の人はいろいろ意識しすぎて

逆にちぐはぐな動きになってしまいます。

 

 

でもたくさんのことを言われる指導になれ過ぎてしまい

逆に一つのことだけしか指摘されないと

不安になってしまいます。

 

 

例えば

『今の滑りどうでしたか?』

と、聞かれたときに

『ターン前半にお尻が落ちているから

 棒人間ターンの意識で前半入ってきてみて!』

とアドバイスします。

 

 

すると

 

 

『・・・・エッ!?それだけですか?』

 

 

と必ずと言っていいほど聞かれます。

『うんそれだけ!』

と返すと

『もっと他に何か意識する事ないんですか?』

と不安そうに指導を求めます。

 

 

きっと普段からたくさんの指摘を受ける指導をされているので

沢山言ってくれないと不安なのでしょう。

 

 

でもたくさんのことを伝えてできないよりも

一つできるようにしていった方が

確実に上達は早いです。

 

 

 

 

 

指導=悪いところを全て指摘してくれる

という思い込みからまずは脱却すべきです。

 

 

 

 

これを聞くと

 

よしじゃあ自分も一つずつ課題を決めてクリアしていくように

練習に取り組んでいこう!

と思うかもしれません。

 

 

しかしここにはおとし穴があるので気を付けて下さい。

 

 

それは

 

 

 

 

クリアしていく課題には適切な順序がある!

 

 

 

 

という事です。

 

一つずつクリアしていけば

どれからやっていってもいいというわけではありません。

 

 

上達には順序があります。

掛け算割り算の前に

足し算引き算を覚えるのと同じです。

 

 

この順序を間違えている人が非常に多いため

上達に悩んでしまうのです。

 

 

言い方を変えると

正しい順序でトレーニングしていくと

 

 

いままで悩んでいた別の癖もいつの間にか直っていた!

 

 

という現象が起きます。

 

 

 

・改善すべきポイントは一ずつに絞る

 ・改善すべきポイントには正しい順番がある

 

 

 

この二つのことを意識して

滑るだけでもかなり上達速度は変わります。

 

理想はこの二つを見たしてくれる指導を受けることです。

 

 

これはオフトレのトレーニングでも同じこと。

 

 

自分の環境を見直してみて下さい。