スキー上達を左右する!スキー教師とスキーコーチ、あなたはどちらに教わる? 280

 

スキーがもっと上手になりたい!

 

 

 

そう思った時に取る

選択肢の一つに

 

 

【誰かに教わる】

 

 

というものがあります。

 

 

 

一般的にまず思いつくのが

各スキー場にある

スキースクールに入ることですよね。

 

 

 

その他にも、

各チームが開催している

練習会や

トップ選手が行っている

キャンプなど、

スキー界にはどこで教わるか

といった選択肢が数多くあります。

 

 

 

しかし選択肢が数多くあるゆえに

一体どこで習えばいいか

悩んでしまいますよね。

 

 

 

このどこで教わるかという選択肢は

 

 

あなたの今後のスキー人生を

大きく左右する

 

 

と言っても過言ではありません。

 

 

 

なぜなら多くのスキーヤーが

色々なところに習いに行っても

スキーが上達しないと

シーズンを棒に振って

悩んでいるからです。

 

 

 

この様な話を聞くと

 

 

 

「どうせ習うなら

 きちんとスキーが上達するところで

 習いたい!」

 

 

 

と思いますよね。

 

 

 

でも実際に選ぶとなると

何を判断材料にしていいか

分からないかもしれません。

 

 

 

そこで今回は

あなたが効率よくスキーが上達できる

指導者の見分け方について

お伝えしていきます。

 

 

 

ティーチングか?コーチングか?

 

 

まずしておかなければいけないのが

単純にスキー指導といっても

ティーチングとコーチングの

大きく2つに分かれるという事です

 

 

 

よくティーチングとコーチングも違いは

ビジネスでの人材育成などでも

使い分けが重要視されていますが

当然スキーにおいても重要です。

 

 

 

この使い分けは

本などでもたくさん出ていますが、

今回はスキーを例にしてお伝えして

いこうと思います。

 

 

あなたに今必要なのは

スキー教師か

スキーコーチか

是非考えてみてください。

 

 

 

 

ティーチング

 

学校の先生を

ティーチャーという様に

日常生活においても

なじみがある言葉ですよね。

 

 

ティーチングとは、

知っている人が知らない人に教える、

できる人ができない人に教える指導法です。

 

 

基本的には自分が持っている

知識や技術、経験などを

相手に伝えることですので

 

 

指導者 → 受講者

 

 

といった一方通行の

コミュニケーションとなります

 

 

「外脚に乗るには

 外肩を落とさなければなりません!」

 

 

というのはティーチングですね。

 

 

 

コーチング

 

コーチ、コーチングという言葉も

なじみがある言葉ですが、

どちらかというと、

スポーツで使われますよね。

 

 

ただスポーツ界においては

コーチの事も先生とも呼ぶので

その境界線が曖昧になっているのが

現状です。

(学校の先生の事を

コーチとは呼びませんよね)

 

 

 

コーチングでは、

基本的に「教える」「伝える」ことが

メインではありません。

 

 

 

その代わりに、質問をする事で

相手の感覚や意識、考え方を知り

次に行う行動の選択肢を引き出します。

 

 

※コ:コーチ

 受:受講生

 

 

コ「今の滑りをビデオで見て

  何が一番直したいと感じますか?」

 

受「うーんなんか身体全体が

  内側に傾きすぎている感じがします」

 

コ「確かにそうですね。

  内側に倒さない為に

  一番イメージしやすいのは

  身体のどこですかね?」

 

受「下半身というよりは、

  上半身、外肩辺りを落としていく感じが

  一番イメージしやすいかも」

 

コ「じゃあ次は、外肩をさっきより落して

  滑ってみましょう!」

 

 

これがコーチングですね。

 

 

この様に

 

指導者 ⇔ 受講者

 

といった双方向の

コミュニケーションになります。

 

 

 

 

上記の様に

『外脚の乗る=外肩を落とす』という

同じ指導内容でも

ティーチングとコーチングでは

そこまで道筋が違います。

 

 

 

またティーチングは

その指導者にとってはそれが正解の為

そこで終わりです。

 

 

 

しかしコーチングの場合は

もし外肩を落とすがダメなら

そとわき腹を潰すでもいいですし、

もっと違うところから

アプローチする選択も取れるわけです。

 

 

 

ここまでを見ると

何となくコーチングの方がよさそうですが

もちろんデメリットもあり、

ティーチングの方が良い場合もあります。

 

 

次はコーチングとティーチングの

メリットデメリットについて

お伝えしていきますね!

 

 

 

ティーチングのメリット、デメリット

 

ティーチングのメリット

 

ティーチングのメリットは

指導者側からすれば

何よりも集団指導に必要です。

 

 

 

集団レッスンで

いちいち一人一人質問して

それぞれに違った練習を行っていたら

大変なことになりますよね?(笑)

 

 

受ける側のメリットは

自分で考えたり、

思考錯誤する時間を最低限に抑え

生産性が高まります。

 

 

また、とりあえずこれやって!

といったスピードを求められる時にも

有効です。

 

 

伝える内容が

 

 

 

・正解が明らかな事

 

・基本的な知識

 

・相手が全く知らない内容

 

・大勢に共有して欲しい意識

 

 

 

などに関してはティーチングが向いています。

 

 

 

ティーチングのデメリット

 

指導者側からみた

ティーチングにおける

最も大きなデメリットは

教える側の知識や経験に左右される割合が

非常に大きいという事です。

 

 

 

教える側が持っていること以上を伝えたり、

引き出したりできません。

 

 

 

まぁ多くの指導者の場合は

あまりデメリットに

感じていないかもしれませんが(汗)

 

 

それよりも

受講者側のデメリットの方が

大きいかもしれません。

 

 

まず教えられる人の個性は

関係なくなります

 

 

理屈から入りたい人もいれば

感覚で伝えて欲しい人もいますよね?

 

 

 

でも教える側と

違うタイプの人にとっては、

役に立たなかったり、

苦痛や労力を伴う場合が

あるという事です。

 

 

また受講生側は受け身になりやすく、

モチベーションや行動量といった

自主性を引き出すのは

難しい場合があります。

 

 

これがティーチングの

メリットデメリットです。

 

 

 

コーチングのメリット、デメリット

 

コーチングのメリット

 

コーチングのメリットは

何といっても

 

 

相手の事を理解することができ、

個人個人に合わせた指導

 

 

ができる事です。

 

 

基本的にこちらの正解を

伝えるのではなく、

受講者の方にも考えてもらう部分が多いため、

考える力や理解度の質が高まり、

自主性や達成感を

感じてもらいやすくなります。

 

 

当然受講者側からみても

自らにあった指導法を受けられる、

そして自らも考えて課題に取り組む事で

上記のメリットは非常に重要です。

 

 

何よりその後に

新たな課題があらわれた時も

自ら考える力がついている為

解決策をある程度自分で導き出せるように

なっていきます。

 

 

現にサポートメンバーの方の多くは

最初のころに比べて、

 

 

「滑りで出るこの癖は

 ここの部分の使い方が

 悪いせいですかね?」

 

 

「それってこういったストレッチで

 よくなると思って取り入れているんですが

 大丈夫ですかね?」

 

 

と正解を導き出す力が

非常に高くなっていきます。

 

 

そんなコーチングにも

勿論デメリットがあります。

 

 

 

コーチングのデメリット

 

 

まず指導者側の

大きいデメリットは

一度に大勢の方に対して

指導するのが難しいという事です。

 

 

 

集団指導がメインの

スキー界にとって

コーチングは

簡単にできるものではありません。

 

 

 

もし集団指導に取り入れるとすれば

目的や課題が

ある程度同じ集団になるように

する必要があります。

 

 

一般的なレッスンですと

 

 

対象者:スキー検定1級レベル

 

 

といった感じですが、

 

 

対象者:いくら足首を意識しても

    滑り出すと緊張感が失われてしまう

    一般基礎スキーヤー

 

 

といった感じで

細かくしていけばしていくほど

こちらかの質問が統一化できます。

 

 

また受講者側に

全く課題に対する知識や経験がないときには

コーチングはあまり使えません。

 

 

例えば

 

Aさん:

X脚シルエットで悩んでいて

なぜX脚シルエットがいけないのかも

ある程度知っており、

それに対する練習を行ってきたけど

なかなか直らない・・・

 

 

Bさん:

何だか検定で合格点が出ないけど

自分の滑りがどうなっているか

よく分からない

 

 

といった場合

Aさんには、コーチングは有効ですが

Bさんには、コーチングをしても

なかなか答えを導き出せないと思います。

 

 

受講者側からしても

そんなこと質問されても分からないよ・・・

と苦しさや反発を感じたり、

自信を失ってしまう可能性もあります。

 

 

 

この様にコーチングにも

ティーチングと同じように

メリット、デメリットがあるわけです。

 

 

 

ですから使い分けが

非常に重要なんですね。

 

 

ではあなたにとって

ティーチングとコーチング、

いま必要なのはどちらでしょうか?

 

 

次回の記事は

そこを判断する方法を

お伝えしますね!