あなたはどのタイプの後傾か? 44
あなたは雪上で
『後傾』
になっていると言われたことはありませんか?
この後傾というワードはスキーヤーの誰もが耳にしたことがあり、
悩まされている方も多いのではないでしょうか?
セミナーの質問で最も多かった質問も
この後傾をなおすための質問が多かったです。
『後傾になりやすく何度意識しても直らない』
『おしりが落ちたまま荷重してしまう』
『ターンの後半でおしりが落ちてしまう』
など様々で、スキーのオフトレでどうすれば直るのか教えてほしいとの事でした。
もしあなたが後傾になっているぞと言われたらどうのように直しますか?
多分・・・
前にもっと乗るようにする!!!
という回答がほとんどでしょう。
でもよくよく考えてみて下さい。
それで直れば悩んでいなですよね?
何度意識しても直らないから悩みなのです。
なぜ後傾が直らないのか原因をお伝えします。
それは・・・・
自分がどのタイプの後傾か知らないからです!!
んっ!?後傾には種類があるの?
と思いましたか?
そうです後傾は後傾でもいくつかのタイプに別れます。
そしてタイプ別によって直し方のアプローチが違うんです!
ひとつ例をあげましょう。
後傾のタイプ別の一つとして
股関節周りの可動性の悪さからくる『後傾』
の方がいます。
基本的に滑っている最中は落下していく為
骨盤を前傾位に保ってほしいシーンの方が多いです。
しかし骨盤周りの可動性が低いため、
根本的に骨盤前傾位というポジションが作れません。
試しにお腹周りを一切動かさずに
股関節から前に倒れていってみて下さい。
因みにこのエクササイズは
デッドリフト(ルーマニアン)
といいます。
この際モモの裏側が固くて背中が丸まってしまい
前に行くことができないのであれば要注意です。
根本的なところができていないので
雪上練習を行ってもほぼ直りません。
では股関節周りは柔らかく、
骨盤の前傾位を作れるのにもかかわらず、
後傾になってしまう方がいます。
解剖学では骨盤が後ろに傾くことに関して『後傾』といいますが
スキー用語の後傾はポジションが後ろになってしまう事を『後傾』といいます。
つまり骨盤は前傾なのに『後傾』になっていると言われる場合があるのです!
そういった方は、
足首型の『後傾』
ボディセンス(身体感覚)のずれからくる『後傾』
荷重方向の間違えからくる『後傾』
など様々なタイプに別れてきます。
勿論色々なタイプの複合型の人もいます。
このように雪上では簡単に一言で『後傾』と言われても
たくさんのタイプがあります。
自分がどのタイプの後傾かしっかり理解し、
それに合ったアプローチをしなければ後傾はなかなか直りません!!
ここで皆さんにお聞きしたいのですが、
後傾に関して非常に多くの方が悩まれているという事もあるので
ご希望の方が多ければ、
5名ほどの少人数での後傾改善セミナーを行おうかと考えています。
ひとりひとりの滑りの動画からタイプ別診断をして
その改善トレーニングや雪上エクササイズ例などをお伝えできればと考えています。
もしそんなセミナーがあったら行きたい!出てみたい!
というご意見がありましたら、
以下のアドレスにご連絡ください。
ご希望の声が多い場合は開催を検討します。
ホームページのお申込フォームからでも大丈夫です。
皆様のご意見おまちしております。