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本当に正しいのか?スキーのポジション判断基準は?その② 215

読了までの目安時間:約 13分

 


前回に引き続き

スキーのポジション判断基準について

お伝えしていきます。

 

 

多くのスキーヤーが

スキーはポジションが重要だと認識し

『ポジション』確認を

シーズンインでおこなっていながら、

シーズンを通してポジションに悩ませるのは

なぜなのか?

 

 

といった課題に対して

まずはポジションの良し悪しを

どう確認しているのか?

という部分をお伝えしています。

 

 

前回は

 

●感覚的判断

●第三者的判断

 

をお伝えしました。

 

 

では続きです。

 

 

 

●視覚的判断

 

動画を撮って自分の滑りを

見ながらポジション確認をしている

スキーヤーの方も多いと思います。

 

『百聞は一見に如かず』

 

という言葉があるように

100回他から意見を言われるより

一度見てしまったほうが早いです。

 

 

実際にそうなっているのだから

意見の食い違いも少ないはずです。

 

 

じゃあ動画を撮って見てしまえば

全て解決か?

 

と言われたら、そうではありません。

なぜなら

 

 

同じ映像でも見る人によって

様々な判断があるからです!

 

 

人間は見たものを

そのまま脳で認識するわけではありません。

 

 

自分の都合のいいように

修正したり、解釈して取り込みます。

 

 

実際は

同じ長さなのに違って見える、

同じ色なのに違って見える、

同じ形なのに違って見える、

といった錯視がいい例です。

 

 

スキーの動画に関しては

錯視まではいかないまでも、

 

気付かなかったけど

言われてみれば

そうなっている!

 

といった事がレッスン中に

よく起こります。

 

 

それはみている観点や

判断基準といったフィルターが違うから

起こることです。

 

 

私も学生時代

自分ではビデオをみて

 

かっこよく滑れてるじゃん!

 

と思っていたのに

コーチからみると

 

お尻が落ちてるよ!

 

なんて言われるケースが

多々ありました。

 

 

ですから映像をみて

自分でよいと判断するだけでは

危険という事です。

 

 

またとるアングルによっても

見え方がまるで違ってくるので

その点も注意が必要です。

 

 

だいたいスキーの動画は前方からとることが

多いと思います。

 

正面からみたら問題なくても

横から見たら意外と後傾だった。

 

なんてことは少なくありません。

 

 

また雑誌などに載っている

トップ選手の画像と自分の動画を

見比べて研究している方もいますが

アングルが違うため

その形を追い求めても根本的に

作りだすのが不可能な場合もあります。

 

 

色々と注意点を書きましが、

やはり自分の脳内のイメージと

実際の動きの差異を埋めると

言った意味では視覚的判断は

非常に有効ですので

ぜひ取り入れたい判断基準です。

 

 

 

●動作可否的判断

 

難し言葉を使ってしまいましたが、

要はその動きができるかできないかで

判断するという事です。

 

一般的にはエクササイズを

用いて判断するケースがほとんどです。

 

外脚一本で滑ろうとして

それができないのならば

ポジションが内倒気味

というように、できるかどうかで

判断するので分かりやすいという

利点があります。

 

 

また第三者の協力がなくても

自分ひとりで判断できるのも

利点の一つです。

 

このポジションでなければ

これはできないだろう

 

これができるというのは

このポジションだからだ!

 

といった具合に

動作ができるできない

を第三者からの判断基準として

利用できるからです。

 

 

しかし注意点も多くあります。

 

今回はエクササイズでポジションを確認する時の

注意点を3つ紹介します。

 

 

 

まず一つ目は

 

『どのエクササイズを

用いて判断をしていくか?』

 

という部分です。

 

 

一般的にスキー業界には

様々な雪上エクササイズが

存在します。

 

その中から自分にとっても

もっとも必要なエクササイズを

選択するのは意外と難しいことです。

 

きちんと正しいエクササイズを

選択するには、

そのエクササイズを行う意図、

どうすればそれが可能で

できない場合は何が原因なのか?

 

 

といった部分を明確にしておく必要があります。

 

 

以前コーチに言われてやったから、

雑誌で紹介されていいたから、

といった感覚でおこなっていると

できてはいるけど意図とは違うといった

落とし穴にはまってしまうパターンがあるので

注意が必要です。

 

 

 

二つ目は

 

『出来た中にも質がある』

 

という部分です。

 

 

一見同じようにできていても

質が違う場合が良くあります。

簡単に言ってしまえば、

 

『いいね!完璧にできてるよ!』

 

という場合と

 

『うーんまぁできているけども・・・』

 

といった感じです。

 

 

ここら辺の質を追求していかなければ

 

出来たと思って安心していたけど

ポジションは悪いままだった・・・

 

なんてことになりかねません。

 

 

 

三つめは

 

『実際の動きにエクササイズの要素を

 変換できるか?』

 

という部分です。

 

 

例えば先ほど例であげた

外脚一本ですべる

片足スキーエクササイズを

行って外脚にしっかり乗れているか

確認したとします。

 

 

問題なく外脚一本で滑れるから

しっかり外脚に乗れるポジションで滑れているんだな!

 

と思っていたら、

実際両足で滑りだすと

内倒して外脚に乗れていないケースが

良くあります。

 

 

外脚に正しく乗るための

エクササイズはできているのに

実際の滑りになるとで気なくなってしまう。

 

 

これはエクササイズの動作を

実際の滑りの動作に

変換できていないことが原因です。

 

 

要はそのエクササイズは上手くなっているし、

そのエクササイズを

『こなすためのポジション』

は良くなっていても

実際の滑りのポジションは良くなっていない

という事です。

 

 

こうならないためには

きちんと実際の滑りにつなげるための

理論の理解と感覚のシフト、

が重要です。

 

 

またその他のことが原因となっていて

別の部分からアプローチして

なおさなければいけない可能性があることを

忘れてはいけません。

 

 

外脚に乗れないのは実は内脚の使い方のせいで

内脚を上手に使うエクササイズを

行う必要があった!

 

なんてケースは珍しくないからです。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

ポジションの良し悪しを判断する基準として

 

 

●感覚的判断基準

●視覚的判断基準

●第三者的判断基準

●動作可否的判断基準

 

 

といいった代表的なものを

紹介しました。

 

実際には

 

動画をコーチに見てもらって

それを自分の感覚と照らし合わせる

 

といったように

様々な判断基準を

組み合わせることをお勧めします。

 

 

もしこの判断基準で

試していないものがあったら

ぜひ一度試してみて下さい。

 

 

さてこれらの判断基準を

使えばポジションはよくなるんだな!

と思ったあなた、

申し訳ありませんが

実はそうではありません。

 

 

なぜならあくまでもこれは判断基準だからです。

 

 

もちろんこの判断をもとに

ポジションが良くなる

スキーヤーの方もいますが、

実際長年ポジションのことを指摘されて

悩んでいるスキーヤーの方は

これら全て試しているのではないでしょうか?

 

 

 

それなのになぜか上手くならない・・・

 

 

 

それにもまた理由があります。

 

 

また長くなりそうですが

スキーのポジション対する

核心的な部分に次回から

迫っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

スキー技術 トレーニング論

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