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スキーが上手くなるには『本能』に勝つトレーニングを!230

読了までの目安時間:約 11分

 


スキーに限らずスポーツは
本能に逆らう要素が非常に大きいです。

 

人間の本能で非常に強いもの、

それは身の安全を守る本能です。

 

 

 

要は死にたくないわけです。

 

 

 

ボールが猛スピードで
こちらに向かって来たら
普通は身体が固まるか、避けます。
そして必ずと言っていいほど
目をつぶります。

 

 

人が体当たりしてきたり、
パンチが飛んできてもそうですね。

 

 

 

 

よくテレビ番組で

プロの球速を体験!

といった企画がありますが、

トレーニングをしていない方は

本能的に身をのけぞらして

避けていますよね。

 

 

しかしそんなことしていたら
スポーツはできません。

 

 

野球選手が剛速球を打てるのも、
キーパーがシュートを止められるのも、
ラグビーやアメフト、相撲などの
コンタクトスポーツで
相手に向かっていけるのも
いわばトレーニングを重ねて
本能に打ち勝っているからといえます。

 

 

 

一流のボクサーは
顔を打たれても瞬きをしないで
目を開き続けて相手を見ているそうです。

 

 

 

本能に打ち勝っているという事は
言い方を変えれば、

 

 

 

『これは危険なことではない』

 

 

 

と脳の認知を変えているともいえます。

 

 

 

スキーもまさに本能に打ち勝つ、

もしくは認知を変えることが
重要なスポーツです。

 

 

ハイスピードで滑走することは
普通に考えて恐ろしいことです。

 

 

それを危険と感じずに
(危険と感じていても身体の反射にでない)
運動をする必要があります。

 

 

そのような事ができるようになるには
ひたすら滑って経験を重ねるしかない
と思うのが普通です。

 

 

 

実際経験を重ねることは必須ですが、
なるべく早く本能に打ち勝るようになる
方法があります。

 

 

 

 

それは

 

 

本能に打ち勝つトレーニングを
普段から行うことです!

 

 

 

とはいっても具体的に

何をすればいいのでしょうか?

 

 

 

スキー上達を阻む本能とは?

 

本能に打ち勝つ為には
そのスポーツの経験値も
非常に重要なのですが、
本能に打ち勝つそのものの
トレーニングをしていくことで
効率的に上達できます。

ただ種目によって
本能に打ち勝つためのトレーニング内容は
変わってます。

剛速球を目をつぶらないで捕る!

 

ボクシングで目をつぶらないで
パンチを避ける!

 

 

といったトレーニングも
本能に打ち勝つトレーニングではありますが
スキー上達には
あまり効率的ではありません。

 

ではどのようなトレーニングが
スキーには向いているか?

それはスキーというスポーツにおいて
どのような本能が働いているかを
まずは考えると見えてきます。

アルペンスキーは
ポールに突っ込んでいくので
球技やボクシング、
コンタクトスポーツの様な

『物体が迫ってくるのを回避したい!』

という本能も関係してきます。

 

 

しかしそれ以上に
スキーに関係している本能があります。

 

それは

『転びたくない』

という本能です。

人間は生まれて歩き出す段階で
既に転びたくないと本能的に
感じています。

赤ちゃんがよちよち歩きをしている時も
転びそうになったらそのまま
ストーンとはいきませんよね?

なにかしらの動作をして
本能的に転ばないようにするわけです。
(勿論最初はころんじゃいますが)

 

私は以前、高齢者の方たちに
個別機能訓練をする仕事をしていましたが、
認知症になり、こちらが何を言っても
認知できない状態になっても、
転ばないようにするという本能は
失われずに残っているケースが大半でした。

 

右手あげて、右足げて、
といったこちらの指示は全く分からず
ピクリとも動かすことがない方でも
転びそうになると、
自然と足を動かし支えます。

私たちも、転びそうになったら

 

 

右足出して、両手を前に!!

 

 

なんて意識しないで反射的に動きますよね。

それぐらい転ばないという本能は
強いものです。

スキーは、なるべく転ばないように
滑るスポーツなので
この本能はプラスに働くのでは?

と思われたかもしれません。

確かに転ばないように
本能的にバランスを取る能力は
スキーに大いに役立っています。

ただその本能が強すぎるあまり
スキー上達を妨げているのも事実です。

 

 

あなたは『本能』に打ち勝っているか?チェック!!

 

 

スキーは転ばないように滑りたいのに
なぜ転ばないようにする本能が
スキー上達邪魔をするのでしょうか?

『転ばないようにする本能』

 

 

とは言い方を変えれば

『その場に居続けたい本能』

とも言えます。

転ばないことの最善策は
その場にじっと居続けることです。

 

しかしスキーではこの
『その場に居続ける』
という本能が、運動の邪魔になります。

お気づきの方もいるかもしれませんが、
スキーは板とともに落下していく
スポーツです。

 

その場に居続けるわけにはいきません。

 

実際はブーツを履いて
板に足を固定しているので
その場に居続けることはできずに
無理やり引っ張られていきます。

 

スキーが後傾ポジションになりやすい理由は
ここにあります。

陸上で言えば前方にずっと
倒れ続けることで
雪上だと板とともに落下できる
いいポジションになるわけです。

しかも難しいことに
前後のポジションだけではありません。

次のターンに移行するために
フォールライン方向に
重心を移動させるのも
深い内傾角を作るのも
陸上でいえば転びに行くようなものです。

ですからターン後半に
山側に身体が残ってしまい
谷側に身体を落としてこれないのです。

山側に体を残して置けば
とりあえず転びませんからね。

また動きがない、硬い、滑らかでない
という要素で悩まれている方の多くも
転ばないようにという本能から
無意識で力が入ります。

速い球が飛んできて
ギョッとして身体が固まる反応が
ずっと続いているわけです。

自分がどの程度その本能が働いているか?
という簡単なチェック方法があります。

目の前に人に立ってもらい、
直立に気をつけ状態で立ちます。

そのまま気を付けの姿勢を維持して
前方に倒れてみて下さい。

 

相手の人はしっかり
キャッチしてあげて下さいね!

 

転ばない本能が強い方は
上半身だけ前に突っ込み
下半身はその場に居続けたいという
身体がくの字に曲がったような
形になります。

腰が引けて前につんのめる感じですね。

転びたくない本能が働き
このような動きが出てしまう人が
大半ではないでしょうか?

実際に雪上でも
同じような反射がおきている
という事です。

動画をとるか鏡で見ながらやると
非常に分かりやすいですよ。

因みに一人でも壁を目の前に
やっても出来ます。

勿論壁に突っ込みそうになったら
自分で手で支えて下さいね(笑)

このように

 

・後傾ポジションになる
・フォールライン方向に身体が落とせない
・ターン後半に山側に残る

 

 

 

といった悩みの背景には
人間の本能が潜んでいるという事です。

ですからなるべくトレーニングをして
本能に打ち勝てる状態で
雪上立つことが
スキー上達の近道となります。

 

 

 

 

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