スキーで最も重要な【正しいポジション】ってなに?266
何故ポジションの悩みは無くならないのか?
『スキーで最も重要なものは何ですか?』
あなたはこのざっくりとした問いかけに
どう答えるでしょうか?
各々考え方があるので
何が正解で何が間違いというのは
ありませんが、
この問いに対して
もっとも多い回答の一つが
ポジション
です!
シーズンインすると
まず雪上で意識して行う事といえば
『ポジション確認』
ですよね?
スキーはポジションが全て
と言ってもいいくらい
雪上の滑りを大きく左右する要素です。
それゆえポジションが悪いという
悩みが改善されないせいで
スキーが上達しないと
悩み続けているスキーヤーも
少なくありません。
でもどうしてポジションの悩みは
無くならないのでしょうか?
それには理由があります。
例えばシーズンインすると
まずは低速で
しっかりとポジションを確認しながら・・・
といった表現を
耳にしたことがあるはずです。
このポジション確認ですが、
スキー上達に対して
非常に役立っている人と
全く役立たない人に分かれます。
その違いは何だと思いますか?
それは・・・
『正しいポジションはコレだ!!』
という自分の中に
判断基準(答え)が
あるかないかです!
一般的には滑りの中で
正しいポジションを
見つけていくものだと
思われています。
しかしそれは
ポジション確認ではなく
ポジション探索!!
といった感じです。
確認するためには答えが必要です。
その答えが曖昧のまま確認作業をしても
結局曖昧のままで終わり、
せっかく早い時期から滑りこんでいるのに
ハイシーズンに入って
『ポジションが悪い!』
と注意されてしまいます。
このようにポジション確認とは
良いポジションを分かっている
技術レベルの高い人が行う事であり、
良いポジションが分からない人は
探すのではなく
まずは正しいポジションはどこか
知らなくてはなりません!
またそもそも論になってしまいますが、
雪上でポジションが悪い人は
陸上でもポジションが悪いです!
ですから
雪上で正しいポジションを探す前に
陸上で『正しいポジションはコレ!』
という正解を
ある程度手に入れておいて、
実際雪上でも
そのポジションがとれるかな?
と試していく!
これが理想的なポジション確認です。
勿論滑りを通して
これが正しいポジションか!
と答えを手に入れるケースもありますが
それはほんの一部のスキーヤーです。
もしみんな滑走量を重ねれば
正しいポジションを
手に入れられるのであれば
ポジションを注意されて
上達に悩むスキーヤーは
かなり少ないはずですよね。
それでは次に
正しいポジションとは
具体的にどこなのか?
という部分を考えていきましょう!
あなたの考える『正しいポジション』とは何ですか?
あなたがもし、シーズンをとおして
ポジションの事を注意されているのであれば
先ほどもお伝えした通り
陸上の段階でポジションが間違っている
可能性が高いです。
さて正しいポジションという言葉を
いま使いましたが、
これってかなり曖昧な表現ですよね。
もっと『良いポジション』といった
表現もありますし、
『板にしっかり力を伝えることができる
ポジション』
といった表現もよくありますね。
(これ学生時代かなり言われました)
このような事を言われると
分かりましたといいつつも
心の中で、
それってどこ?
どうやったらそのポジションにいれるの?
と思った経験はありませんか?
まず出来る出来ないは別にして
正しいポジションとは
どういうものなのか?
といった部分をクリアにしておく事は
非常に重要です。
私がサポートメンバーの方にお伝えしている
いいポジションとは
『目的を効率的に達成できるポジション』
です!
この『目的』の部分を明確にして
『効率的』という部分を追求していくことが
非常に重要なポイントになってきます!
あなたが雪上でとっているポジションの
目的は何でしょうか?
実は目的の考え方で
ポジションの取り方や質が
変わってきます!
次回記事で
具体的にどうすれば
雪上で求められる
正しいポジションを習得できるのか?
にお伝えしていきます。
その前に是非
先ほど質問した
あなたの雪上でとっている
もしくは求めている
ポジションの目的は何か?
考えてみてくださいね