頭の傾きをスキーのオフトレで意識すれば滑りが変わる?  25

前回あごの角度について書きましたので

その流れでもう一つ頭の傾きについて書きます。

 

 

スキーは基本的に内傾角(内側への傾き)を作って

滑るため当然身体は傾きます。

 

 

あなたの頭は滑っている時にどれくらいの角度でターンをしていますか?

そもそも滑っているときに頭の傾きを意識したことはありますか?

 

 

この頭の傾きはスキーにおいて非常に重要な部分です。

 

 

 

多くのスキーヤーの方が身体の傾きに合わせて頭も傾いてきてしまいます。

しかし本当は、

 

 

 

頭は地面に対して常に垂直に保つこと!!

 

 

 

がパフォーマンスを発揮するうえで非常に重要です。

言い方を変えれば目線を常に地面と平行に保つことです。

 

 

アルペンスキーのトップ選手たちの画像を見て下さい!

 

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みなしっかり視線が地面と平行になるように

頭部の位置を保っています。

 

 

勿論ターン前半の一瞬やミスターン時は傾いてしまうこともありますが、

基本的には非常に高いレベルで

この頭部の位置をキープする身体操作ができています。

 

 

じつはこの感覚はスキーだけに限ったことではありません。

 

 

 

自転車やバイクなど曲がる際に内傾角ができる種目は基本的には

目線が平行になる頭部の位置をキープするような動作を行います。

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アルペンスキーの場合は次の旗門に引き寄せられるように

頭から内傾角を作って滑っている選手が非常に多いです。

 

 

そのせいで外脚が流れ、いわゆる内倒状態に陥ります。

 

 

基礎スキーにおいても、ターン前半の内傾角、足の長さを見せようとして

頭から内側に突っ込んでしまっている方をよく見かけます。

 

 

思っている以上に頭部の角度をキープすることは

この内倒を直すことに対して効果があるので試してみて下さい。

 

 

 

ただここで2つ注意点があります。

 

 

1つ目は普段から上半身や肩周りに力が入りやすい方が

この頭部の傾きを意識して首を動かそうとすると

必要以上の筋力でおこなってしまう方が殆どです。

 

 

ご自身の首を動かすことに対して

それほど筋力は必要ありません。

 

 

これは他の身体の部位に対しても言えることで

私のところでトレーニングをしている方は嫌というほど言われていると思います。

 

 

出来るだけ楽にその動き行ってほしいので、

いわゆる力みにつながらないように気を付けて下さい。

 

 

 

 

2つ目は傾きの角度です。

 

 

この頭部の傾きを意識しだすと

多くの方が頭部の傾きを先に決めてしまいます。

あくまでも頭部の傾きは

身体の傾きに合わせていくものです。

 

 

この順序が逆になってしまうと

頭を外脚側に傾けるように首をギュとしてしまいがちです。

 

 

あくまでも動きの本質を忘れないでください。

 

 

普段のオフトレで分かりやすく体感するために

自転車に乗ってカーブするときに試してみてください!

 

 

私も結構普段から行っています。

 

 

あくまでも身体の傾きに合わせることを

忘れないで下さいね!