ずっと直らなかった癖が直った!スキーは滑らなくても上手くなる!? 182

先日普段からインラインスキーを

オフトレに取り入れている選手から

このような報告がありました。

 

 

 

『コーチ、ずっと直らなかった足の前後差が出ちゃう癖が

 すぐ直りました!!』

 

 

 

とてもうれしそうに報告してくれた姿をみて

こちらも凄くうれしかったです。

 

 

 

事の経緯を説明しますと、

 

 

『インラインスキーをしている時に

 足の前後差が出るから平行に使いたいんですけど

どうすればいいですか?』

 

 

という質問からでした。

 

足の前後差というのは

内脚側が先に回ってしまい

外脚側が後からついてくるので

腰が開き、スキーでいう

シェーレンの状態になっているという事です。

 

 

私は

 

『どうしたら直るか教えてもらった?』

 

と聞きましたが、

 

『前後差が出てるから出ないようにして

 って言われました。』

 

 

という答えが返ってきました。

 

 

 

スキー業界あるあるですね。

 

 

こうなっているという

結果の部分は教えてもらっても

どうしたら直るのか?

という大事な部分は教えてもらえない。

 

 

これは団体指導だと一人一人に指導できないので

仕方がない部分でもあります。

 

 

ですから自分で解決方法を見つけられる

考え方や環境が必要です。

 

 

話を戻しますね。

 

 

私はその子になぜ前後差がでてしまうのか?

という原理と、

身体がこう使えると直るよ!

だからこのトレーニングをして下さい。

 

という陸上のエクササイズを伝えました。

 

 

すると翌週には結果として現れたのです。

 

 

まさに滑らなくても上手くなったいい例です。

 

 

原理と聞くと難しいですが

きちんと分かる言葉で説明すれば

小学生でもわかります。

 

 

トレーニングも同じです。

なぜこのトレーニングが必要なのか?

という部分と

これをすると滑りがどのように変わるのか?

 

といった実際の動作へのリンクがきちんとできれば

確実に上手くなります。

 

 

逆にこの部分が欠落しているオフトレは

実際のパフォーマンスになかなかつながりません。

 

 

あなたのオフトレはきちんとこの部分が

明確になっているかもう一度見直していて下さい。

 

 

因みによくある例を出します。

 

 

スキーを滑っている時の

バランスをよくするために

体幹トレーニングを行っています。

 

 

というケース。

 

 

では実際体幹トレーニングを行って

どのようにバランスが良くなったのでしょうか?

どのようにというのが難しければ

どの場面でバランスが改善されて

滑りに変化が出たのでしょうか?

そもそもバランス能力とはなんでしょうか?

 

 

もしあなたが体幹トレーニングを取り入れているにも関わらず

滑りのパフォーマンスが変わっていないのであれば

大事な部分が抜けているという事です。