スキーで内側に傾く(内傾角)と内倒する原因は、●●を見極めていないから! 319

 

「ターン前半に内側に

 傾いてきてください」

 

 

この指導内容は

誰しも一度は

言われた経験があるかと思います。

 

 

実際にトップスキーヤーや指導者の

映像や画像を見ても

内側に傾いている様見えますよね?

 

 

しかし多くのスキーヤーが

この内側に傾く意識をしても

上手く出来ないだけではなく

内倒といったエラーを引き起こします。

 

 

その一方でトップ選手達は

内側に傾くイメージを持っていても

そうはなりませんよね?

 

 

この違いはどこにあるのでしょうか?

 

 

あなたが求めている動作は『意識』か?『結果』か?

 

スキーに限らず

スポーツの動作には

自らするものと、

知らぬ間にしているものがあります。

 

 

 

知らぬ間にしているものとは

「結果的にそうなる」

とも言い変えられます。

 

 

 

例えば現在全米オープンが

行われているテニスですが

サーブを打つとき

トップ選手達は

ジャンプしながら

打っていますよね?

 

 

でも正確には

自らジャンプしているのではなく

高い打点に打ちにいく力に引っ張られて

ジャンプしてしまうのです。

 

 

 

サッカーのシュートの後に

空中から浮くのも似ています。

 

 

 

『蹴ってからジャンプ!』

とは意識していないわけです。

 

 

現にスイングの遅い初心者のサーブや

弱いキックの時は

空中には浮きません。

 

 

 

もしこれを

 

 

「サーブの時はジャンプして!」

「サッカーのシュートの後はジャンプして!」

 

 

という指導が入ったら

(実際あるようですが)

おかしな動作になるのは

何となくイメージがつきますよね。

 

 

 

もちろんスキーにも

同じ様に

「結果的にそうなる」

といった動作が山ほどあります。

 

 

動画でも詳しく説明しているので

興味がある方はこちらをどうぞ!

 

 

 

それが今回

お伝えしている

 

 

【内側に傾く】

 

 

ですね!

 

 

 

以前動画も御紹介しましたが

多くのトップ選手達は

 

 

「深い内側の傾きは

 結果的にできるものであって

 あまりみずからつくりに行っていない」

 

 

という発言をよくしています。

 

 

 

ただ雪上の指導では

内側への傾くように

よく言われる為

エラーが多く生まれるわけです。

(勿論それで出来るのなら

 問題ないですからね!)

 

 

他にも

 

 

・板を動かす

・板を走らせる

・前半から捉える

 

 

など結果としてそうなるものは

たくさんあります。

 

 

 

この様に

結果的に行っているものを

自ら行なおうとする事が

スキー上達の妨げになっているケースは

非常に多いです。

 

 

 

ですからまずは

あなたが行いたい

動作やフォームなどが

 

 

・意識すべきものなのか?

・結果的にそうなるものなのか?

 

 

この部分を区別がする事が

重要だという事ですね。

 

 

 

とはいえ

 

 

 

「そう言われても

 どうやって区別していいか

 わかりません…」

 

 

 

と思われたかもしれません。

 

 

最後に

 

 

意識すべきか?

結果的にそうなるものとして

意識しない方がいいか?

 

 

 

ここを区別する方法を

一つお伝えします。

 

 

 

意識すべきかどうか分かる簡単な判断方法

 

それはとてもシンプルで

 

 

 

その意識をして

目的とする動作に

近づいたか?

 

 

 

という確認です。

 

 

 

・内側に傾こうとすると内倒する

 

・外脚に乗ろうとすると板が逃げる

 

・切り替えで浮かないようにすると

 お尻が落ちる

 

 

 

といったように

内容としては間違えてはいないけど

意識しているのに

良い方に向かっていないものは

そこを意識するのではなく

別のことを行った方が

良いケースがほとんどです!