スキーオフトレのストレッチ効果を高める為に知っておきたい筋肉の2つの柔軟性 320

 

もうすぐ8月になりますが

気温が高い時期には

筋肉が柔らかい状態なので

ストレッチには最適な時期です。

 

 

逆に冬に向けて気温が下がってくると

スキーができるので嬉しい反面

身体的には硬くなっていく

デメリットもあります。

 

 

 

実際に冬の寒い時期の方が

野球では球速が落ちたり、

ゴルフでも飛距離が落ちるなど

パフォーマンスが落ちるのは

明かですね。

 

 

 

ですから身体の柔軟性を

獲得したいのであれば

まだまだ暖かいこの時期の方が

効率的です!

 

 

さて今回は

この筋肉の柔軟性についてです。

 

知っておきたい2種類の筋肉の柔軟性

 

たまに、

身体は柔らかいのに

(関節はよく動く)

コリがある

(触るとゴリゴリ硬い)

という事を聞いたことがないでしょうか?

 

 

 

もしかしたら

あなた自身が

そのような状態かもしれません。

 

 

 

この様な場合

筋肉が柔らかいのか?硬いのか?

と聞かれたら迷ってしまいますよね。

 

 

 

実は筋肉の柔らかさには

細かく分けると

2種類ある事をご存知でしょうか?

 

 

 

それが

 

 

【1】縦断的柔軟性

 

【2】横断的柔軟性

 

 

 

です。

 

 

 

【1】縦断的柔軟性とは

筋肉が筋線維の走行方向に、

どれだけ長く伸びるか?

という柔軟性です。

 

 

 

ゴムを縦にビヨーンと

引っ張る時のイメージで

ストレッチした時の

伸びやすさが

この縦断的柔軟性です。

 

 

 

単純に筋肉の柔らかさだけでなく

 

 

・関節の構造

・筋肉自体の長さ

・靭帯の緩み具合

・筋肉がリラックスできているか

 

 

などの要素も含まれてきます。

 

 

 

『180°開脚が出来る』

『背中で左右の手を掴める』

『立位体前屈で床に手がつく』

 

 

 

などは、縦断的に柔らかい

ということになりますね。

 

 

 

一方【2】横断的柔軟性

『触った時の筋肉の柔らかさ・弾力性』

を表しています。

 

 

・筋肉がゴリゴリ硬い

・コリがある

 

 

といった状態は、

この横断的柔軟性が低下している

という事です。

 

 

 

この横断的柔軟性には

筋肉だけでなく

皮膚や皮下脂肪や筋膜など、

の硬さも含まれます。

 

 

 

エステやマッサージなどで

全身をほぐすと

ストレッチをしてないのに

身体の弾力性が増すのは

この為です。

 

 

この横断的柔軟性を高めるには

その部位に酸素と栄養素を届ける

血液を送り込んでいく事が重要です。

 

 

 

また、先ほど紹介した

皮膚や皮下脂肪や筋膜などの軟部組織は

コラーゲンと言われる

タンパク質で構成されていて、

温度が上がると

柔らかくなる性質があります。

 

 

 

ですから

入浴や適度な運動などで、

血液の流れを良くする事や、

筋肉の温度が上げる事が重要です。

 

 

 

つまりお風呂上がりのストレッチは

【1】縦断的柔軟性

【2】横断的柔軟性

の2つにアプローチ

 

 

 

しているので

とても効果的という事ですね!

 

 

その他、

動きながらストレッチも

上記に該当しているケースが多いです。

 

 

 

これまでの話で、

冒頭でお伝えした

『身体の柔軟性はあるのに

 コリがある』

という状態の理由が分ったでしょうか?

 

 

 

もし筋肉の柔軟性を

高めたいと思ったら

自分はこの2つのどちらに

アプローチする必要があるのか

まずは考えてみてくださいね!