スキーのオフトレで、何でもない普通の動きを正しくやることの重要性とは? 51

スキーのオフトレを行う際に、

雪上につながる動きはイメージしやすく

しっかり取り組もうと意識して行っていませんか?

 

 

 

一つ一つの動作や形を気にして、

より正確に動こうとする姿勢は素晴らしいものです。

 

 

 

では逆に、あなたはウォーミングアップの動きはどれぐらい意識していますか?

ウォーミングアップの動きにはきちんと明確な意図があり

その意図通りに正しく動こうという意識がありますか?

 

 

 

またこのウォーミングアップの動きは雪上どの要素につながるという事を

意識して行っていますか?

 

 

 

たぶん専門的な動きのトレーニングに比べて

明かに意識が低く適当な動きになっているのではないでしょうか。

 

 

 

これはあなたに限らずほとんどの方がそのような傾向にあります。

 

 

 

その原因としてはウォーミングアップの意味を

 

 

 

ただ身体温まればいい

 

 

 

という認識が強いのと、

 部活動などを通してそこまで

 

 

 

一つ一つの動作に対して細かく指導されてきた経験がない

 

 

 

という事です。

評価の対象の多くは競技の動きに対する評価だだったはずです。

 

 

 

ウォーミングアップに限らずストレッチやランニング、ダッシュなど

競技に直接関係しないと思われる動きや、

良し悪しは関係なく誰でもできる動作に関してはそういう傾向が強いようです。

 

 

ダッシュして走り方が下手でも走れない選手はいないわけですから。

 

 

 

しかし私は専門的な競技にかかわる動きの前に

人間としての基本的な動きの正確性の方が重要だと伝えています。

 

 

 

その理由は、簡単に言うと

 

 

 

 

単純な動作のズレは、

確実に競技における動作のズレにつながってくるからです。

 

 

 

 

例えばスキップを例にあげましょう。

 

 

 

基本的にスキップをしてきてくださいと言われたら

殆どの方ができます。

 

 

 

しかし本当に身体を効率よく使い、

競技につながるようなただしスキップができているでしょうか?

 

 

 

具体的に言えば

 

 

 

軸の作り方、

腕はどこから生えているかという感覚認識

地面反力を利用したジャンプ

加速させるための補助動作としてタイミングのいい腕ふり

足を上げたさいの骨盤のポジション

 

 

 

などなど挙げればきりがありません。

 

 

 

なんだか文章で書くと難しいですが、

こういう事を理解して行っているスキップは

普通のスキップとは見た目が違います。

 

 

 

先日カンダハーjrさんの最後のトレーニングサポートがありましたが、

このチームはお世辞ではなく

日本トップレベルできれいなスキップをしてくるジュニアチームだと思います。

 

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スキップなんかきれいにできてもスキーに関係ないのでは?

 

 

と思うかもしれません。

 

 

 

では次回はなぜ競技に関係なさそうな

単純な動きをここ重要視するのかを

もう少し詳しく書いていきます。