スキーのオフトレではどのような筋トレを行えばいいですか? 37
昨日行ったスキーヤーの為のフィジカルセミナーで
たくさんの質問がアンケートにありました。
一つずつ質問に答えていきたいと思います。
まず一つ目はタイトルにもある
『スキーのオフトレではどのような筋トレを行えばいいですか?』
というご質問。
この質問以外にも結構筋トレ関係の質問は多かったです
多分皆さんのイメージの中では
『スキーのオフトレ=筋トレ』
というイメージが強いのではないでしょうか?
あなたもスキーのオフトレをイメージしたら、
真っ先に思いつくのが筋トレではないですか?
筋トレ自体は悪い事ではありませんが、
多くの場合落とし穴にはまっています。
その落とし穴とは
『手段が目的となってしまう!!』
という現象。
どいう事かというと
スキーのオフトレの最大の目的は
『雪上パフォーマンスを良くする』
という事だと思います。
そしてその為の手段の一つとして筋トレをやる!!
というのが正しいのですが、
多くの方は筋肉をつけること(手段)に意識が行き過ぎるあまり、
手段(トレーニングで筋肉をつけること)が
目的となってしまいます!!
ですから実際筋肉をつけても雪上パフォーマンスにつながらない
といった落とし穴にはまるんです。
実際アンケートでの質問にも
某有名ジムである●ータル ●ークアウトにも通ったのですが、
筋肉がついただけだった。効果は?
といったご回答がありました。
このパターンは非常に多いです。
せっかく頑張って筋肉量を増やしたのに
雪上パフォーマンスにつながらない。。。
でもはっきり言ってしまうと、
どこのスポーツジムに通っても
『スキーの為のトレーニングをお願いします』と
指導をお願いすると、殆どの場合が筋トレを行います。
ではパフォーマンスにつながるためには
どのように筋トレをすればいいのでしょうか?
答えは単純です。
まずは自分の滑りの中でできない動作の原因を考え、
その原因が筋肉量であるなら
そこの部位のトレーニングをすればいいだけの話です。
ポイントは、自分の滑りの中でできない動作の原因を考える!!
というところ!!
そう考えてみた時に本当に筋肉が足りなくてできないのでしょうか?
ここまで書くと、
筋トレは意味ないのかという表現になってしまいますが。
そうとは言っていません!
ワールドカップなどを転戦するような過酷な条件で活動するレベルの選手であれば筋トレをやってもらいます。
厳しい練習や連戦の疲れに負けない為に筋力が必要だからです。
ではあなたはどうですか?
まずはあなたに足りないものが本当に筋肉なのか考えてみて下さい。
そこがきちんとできれば自ずとどのようなトレーニングをやればいいか見えてきます。
勿論自分の動作の原因を、自分で見つけることは容易な事ではありませんが。。。
そのためにみんなトレーナーを専属でつけるのです。