スキーのオフトレは何をすればいいですか? 28

先日メールにてタイトルにもあるように

 

『スキーのオフトレではなにをやればいいですか?』

 

といったご質問を受けました。

 

 

かなりざっくりとした質問ですが

多分この疑問はあなたも思ったことがあるのではないでしょうか?

 

 

 

私のところに長くトレーニングに来ている方は

分かると思いますが、

 

 

私はこの質問に対して、

 

 

 

『どのようになりたい、または何を直したいなど、なにか明確な目標はありますか?』

 

 

とお答えしています。

 

 

 

う~ん・・・と黙ってしまい

大体の方は即答できません。

 

 

 

なかなか思いつかない方には

 

 

『昨シーズン雪上で一番注意されたことはなんですか?』

 

 

とお聞きします。

 

 

そうすると

 

・お尻が落ちて後傾になっているといわれます

・外脚に乗って来いといわれます。

・内脚と外脚の角度が平行でないといわれます。

 

 

といった具体的な内容が返っていきます。

 

 

 

この具体的な課題が出てきたら

 

 

 

『ではその動きが出てしまう、またはできない原因はなんですか?』

 

 

といった質問に変わります。

この時点で分からない方もいると思います。

 

 

 

理由が分かる方には

 

 

『では何をしたらその原因が改善されますか?』

 

 

と考えてもらいます。

 

 

 

 

その答えがまさにスキーのオフトレで何をやったらいいのか?という答えです。

 

 

 

私のトレーニングを受けに来ている方の多くが

 

 

 

『トレーニングに対する考え方が変わった!!』

 

 

といっています。

 

 

 

どんなトレーニングを行うかということももちろん大事なのですが

このような考え方ができることがまずは重要です!

 

 

そして今まで書いた流れの最後の質問

 

 

『では何をしたらその原因が改善されますか?』

 

 

という質問にたいして明確に答えられる人はまずいないと思います。

 

 

その理由は、答えが人によって一人一人違うからです。

 

 

ですから私は

 

『あなたの身体や動き、雪上での滑りを見てみないと何とも言えません』

 

 

とお答えします。

 

 

意地悪でも出し惜しみでもなく事実なんです。

 

 

雪上でのアドバイス一つにしても

選手によって違いますので。

 

よくチーム内だと

 

 

『○○に言っていたことと私に言っていた事が、なんで少し違うの?』

 

 

と聞かれることがあります。

 

 

私は

 

『○○とあなたでは身体の使い方や感覚などが違うから』

 

と答えます。

 これは先ほども書いた通り当たり前の事です。

 

 

 

そしてそのあとに必ず

 

 

『結局は二人ともこうなってほしいというゴールは一緒だよ!』

 

 

と伝えます。

 

 

 

これはたくさんのコーチがいて様々な指導をしますが

言っている先のゴールはあまり変わらないという事と同じです。

 

 

つまり登山でいえば頂上は同じだが、登ルートが違うとうことです。

 

 

これはオフトレでもおなじこと。

 

 

あなたはあなたに適した最短ルートを登れていますか?

 

 

最短ではないにしろ登れているのであればまだいいです。

 

 

一番怖いのはその場でグルグル周回し、下山ルートに向かってしまう事です・・・