気付くと恐ろしい・・・スキー上達において忘れがちな●●の重要性 276

スキーに限ったことではありませんが、
どんなことにでもすぐに取り組める人と
なかなかやろうと思っても
出来ない人に分かれます。

 

この2つの差は何なのか?

 

 

書店に行けば
たくさんの自己啓発本がならび
上記のことについて
色々と書かれていますが
何が正しくて何が間違いなのか
いまいち分からないですよね。

 

 

 

どれもそれっぽく書かれているので(笑)

 

 

 

ただ実際たくさんの
サポートメンバーの方を通して
ある共通の考え方がある事は
分かっています。

 

 

 

 

 

 

 

効率よく上達する人が持っている○○に対する考え方

 

 

 

 

 

そのある共通の考え方とは

 

 

 

 

 

時間に対する考え方

 

 

 

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

スキー上達に悩むスキーヤーの多くは
なかなか上達しないという状態を変えずに、
毎シーズン同じような環境に居続けます。

 

 

 

これは何か新しい事を
やろうとは思うものの、

 

 

 

 

 

「まぁまたいつかやればいいか・・・」

 

「慣れた環境から離れるのは面倒くさいな・・・」

 

 

 

 

と今までと同じように
時間を費やすことを
あまり苦に感じません。

 

 

 

 

一方で、
結果が出てこなかったことを
続けるのは時間が勿体ない
と感じる方もいます。

 

 

 

 

そういった方は
思い切って新しい事に
チャレンジしようと
行動する傾向にあります。

 

 

 

この2つの差は
無意識的に時間に対して
どのような価値を
置いているかです。

 

 

 

では一体どのように
時間を捉えると
行動力が上がるのか?

 

 

 

それは

 

 

 

時間=命】

 

 

 

という考え方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かりやすい例で言うと
不謹慎かもしれませんが、
あと余命半年ですと宣告されれば
身体が行動できる状態であるならば
なにかした今までとは違った行動を
する方が多いです。

 

 

 

これは強制的に

 

 

 

時間=命

 

 

 

という考え方になる状態です。

 

 

 

この論理で行くと

 

 

 

これまで何シーズンも命をかけても
なかなか上達しないかったけど
とりあえず今シーズンも
同じように命を懸けておくか・・・

 

 

 

と言っているような
スキーヤーの方が多いという事です。

 

 

 

こう考えると
少し恐ろしいですよね・・・。

 

 

 

 

勿論常にこのような
切羽詰まった考えをしていたら
疲れてしまいますが、
選択や何か新しい行動が必要なときには
とても重要な考え方になります。

 

 

 

先日サポートメンバーの方から
この様なメールをいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

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私の場合は、
直接直していただくのが一番です。

 

 

 

渡辺先生が時間=命と思って
教えていてくださるのが
私には本当に嬉しいです。

 

 

 

ほとんどのコーチは、上手くなるには、
あるいはこれできるようになるには
時間が結構がかかります
(それも数年レベルで・・)と言われると
正直がっかりすることが多いです。

 

 

 

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私もこのように思っていただき
本当にうれしく思います。

 

 

 

もちろんどうしても
数年かかってしまうレベルの物もありますが
私がなるべく効率性を追い求める理由も
ここにあります。

 

 

 

もしあなたも
何かの選択で悩んでいたり、
なかなか新しいチャレンジができなくて
悩んでいるのであれば
時間=命の考え方を
すこしでも思考の片隅に
置いてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

取り返しのつかない事はあるか?

 

 

 

 

 

時間に対する考え方で

もう一つ重要なものをお伝えします。

 

 

 

 

 

これからお伝えする話を聞いて
何を意味にするのか
考えてみてください。

 

 

 

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ある大学でこんな授業があった。

 

 

 

 

 

「クイズの時間だ」

教授はそう言って大きな壺をとり出し、

教壇に置いた。

 

 

 

 

 

その壺に、彼は一つひとつ石を詰めた。

 

 

 

 

 

壺がいっぱいになるまで石を詰めて 

彼は学生に聞いた。

 

 

「この壺は満杯か?」

 

 

教室中の学生が「はい」と答えた。

 

 

 

「本当に?」といいながら、

教授は教壇の下から

バケツいっぱいの砂利を取り出した。

 

 

 

 

 

そして、砂利を壺の中に流し込み、

壺を揺らしながら、

石と石の間を砂利で埋めてゆく。

 

 

そうしてもう一度聞いた

 

 

「この壺は満杯か?」

 

 

学生は答えられない。

 

 

ひとりの学生が「多分違うだろう」と答えた。

 

 

教授は「そうだ!」と笑い、

今度は教壇の下から砂の入った

バケツをとり出し、

 

 

それを石と砂利の隙間に流し込んだ後 

3度目の質問を投げ掛けた。

 

 

「この壺はこれでいっぱいになったのか?」

 

 

学生は声をそろえて「いいえ」と答えた。

 

 

教授は水差しをとり出し、

壺のふちまでなみなみと水を注いだ。

 

 

「僕が何を言いたいか、わかるだろう?」

 

 

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話の途中ですが、
あなたはどのように
感じたでしょうか?

 

 

 

有名な話なので
もしかしたら一度は耳にしたことが
あるかもしれません。

 

 

 

よくジュニア選手達に
この様な話をするのですが、
返ってくる答えの多くは

 

 

 

 

『もう限界だと思っていても
 まだやるべき余地が残されている』

 

 

 

 

 

 

といった類のものです。

 

 

 

現にこの話に出てくる生徒も

 

 

 

「どんなにスケジュールが忙しい時でも、
 最大限の努力をすれば、
 いつも予定を詰め込むことが
 可能ということです」

 

 

 

と答えます。

 

 

 

 

しかし「それは違う」と
教授は言います。

 

 

 

ではこの話の真意は何か?

 

 

 

 

――――――――――――――

「重要なポイントはそこにはないんだよ。
 この例が私たちに示してくれている真実は、
 大きな石を先に入れない限り、
 それが入る余地は、
 そのあと二度とないということだ」

 

 

 

「私たちの人生にとって、
 大きな石とはなんだろうか?」

 

 

 

「それは仕事であったり、志であったり、
 愛する人であったり、
 家族であったり、自分の夢であったり。
 ここで言う大きな石とは
 君たちにとって一番大切なものだ。

 それを最初に壺の中に入れなさい。

 さもないと君たちは、
 それを永遠に失うことになる。

 

 

 

 もし君たちが小さな砂利や砂、
 つまり自分にとって
 重要度の低いものから
 自分の壺を満たしたならば、
 君たちの人生は重要でない何かで
 満たされたものになるだろう。

 

 

 そして大きな石、
 つまり自分にとって
 一番大切なものにさく時間を失い、
 その結果、それ自体を失うだろう。」

 

 

 

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いかがでしたか?

 

 

 

 

要は『可能性』の話ではなく
『順序』の話だったという事です。

この壺の話は順序を間違うと
二度と手に入らないものがある
という例えですが、
これに相反して

 

 

 

 

『人生は何度でもやり直せる』

 

 

 

 

といった考え方もあります。

 

 

 

私としてはこちら側の意見も
多く出るかなと思ったのですが、
意外と共感の声の方が
圧倒的に多くて驚きました。

 

 

 

『人生は何度でもやり直せる』
というのは、

 

 

 

そう考えた方が行動できる!

 

 

 

という効果があれば
とてもいいと思います。

 

 

 

 

逆に
『だからいつかやればいいや』
行動の抑止になるのであれば
やめた方が良いわけです。

 

 

 

 

 

 

 

スキー上達において

技術論や身体論など

パフォーマンスに関わる部分に

目が行きがちですが、

一度今回の様な全体の方向性についても

考えてみてくださいね。