スキー上達に、一番影響が強いトレーニングとは?275
スキー上達の為に
様々なトレーニングが
推奨されていますが
どのトレーニングが、
もっともスキーに影響を
及ぼすと思いますか?
それは
ライフスキルトレーニングです!!
あなたは
ライフスキルという言葉を
聞いたことがありますか?
ライフスキルとは
世界保健機関(WHO)によると
「日常の様々な問題や要求に対し、
より建設的かつ効果的に
対処するために必要な能力」
と定義されています。
・・・何となくわかるようで
よく分からないですよね(笑)
主にライフスキルの項目は
【思考】の部分に着目しているものが
多いのですが、
私がお伝えしたいイメージは
簡単に言うと
日常生活の思考や行動です。
思考は『メンタル』の部分に
入ってくるので
今回はスキーに繋がる部分として
行動の部分について触れていきます。
スキー上達と関係性の強いライフスキルとは?
スキー上達と
このライフスキルが
どのように関係しているのか?
具体的に言うと
普段の日常生活における
動作です。
いまのさんの身体の状態は
日々の日常生活の積み重ねで
作られているものです。
例えば腰痛があるなら
腰痛になる日常動作、
肩こりがあるなら
肩こりになる日常動作
がどこかにあります。
(もちろん先天的な例外の部分もありますが)
スキーでいうと
真っ直ぐ板に乗れずに
X脚になるスキーヤーの多くは
日常動作の中で
X脚になる
積み重ねをしている
ケースが大半です。
ではその状態で1日1時間
X脚シルエットを改善する
トレーニングをした場合
果たして効果がでるでしょうか?
(1日1時間って相当な量です)
きっとなかなか効果が出てきません。
なぜなら
トレーニングの
何倍もの時間が
日常動作にある
からです。
つまりフィジカルトレーングや
技術トレーニングの前に
まず日常動作(ライフスキル)を改善する
トレーニングを行った方が
効果的ですよね。
もちろんフィジカルトレーニングが
そのまま日常動作に
繋げられていればOKです!
もしあなたが
既に行っているトレーニングがあるなら
そのトレーニングの効果を
打ち消すような日常動作を
行ってないか
まずは考えてみてください。
例をあげると
【スクワットを行っている・・・】
でも日常動作では
↓
・普段から立つときに
土踏まずが潰れている
・膝を中心で立ち座りをしている
・外反則になる足首の使い方をしている
【ウォーキング、ランニングをしている】
でも日常動作では・・・
↓
・歩行の動き出しで、重心移動が出来ていない
・足裏を正しいルートで
体重移動が出来ていない
・つま先を蹴るといった
余計な動作をしている
・股関節や膝を痛めやすい
体重のかけ方をしている
といった感じですね。
これはどんなトレーニングにも
言える事です。
スキー上達を妨げる日常動作
ここではスキー上達を妨げる
行って欲しくない
代表的な日常動作を
いくつかご紹介します。
まず男性に多いのが
【お尻のポケットに
財布を入れて長時間座る】
です。
私も以前高校生の時に
ずっとお尻に財布を入れていましたが
大学生になって
トレーナーから注意されて止めました。
よく考えてみれば
当たり前で、
骨盤の高さがずっと違うまま
長時間筋肉を固定していれば
当然左右差が出ますよね。
その骨盤の左右差が
そのままターンの左右差に
あらわれるケースは
珍しくありません。
次に女性に多いのが
【同じ側で脚を組む、
または同じ側に足を流す】
です。
よく同じ方ばかりで脚を組まない
とは聞いたことがあると思ますが、
左右の股関節の硬さが変わってきます。
女性は特にあぐらをかく動作で
(股関節の外旋外転)
左右の股関節の硬さが
違う方が多いです。
また意外と意識していないのですが
足を閉じて左右どちらかに流す際に
いつも同じ方向の方も多いです。
簡単に言えば
毎日膝からのターン姿勢を
片方側だけ
ずっととっていることになります。
さらに女性は
ヒールの高い靴を
履く機会が多い事
もスキーにはかなりデメリットになります。
ふくらはぎが張り、
そのまま足首の可動性を狭め
結果スキーに重要な
足裏の荷重点や
足首の使い方に
悪影響が出ます。
その他上半身においては
スマホを行っている時の姿勢の影響は
計り知れません。
この様に日常動作が
スキーだけでなく
身体のパフォーマンスに与える影響は
想像以上に大きい物です。
まずそれに気付く為に
日常動作が身体に動きを染み込ます
一番のトレーニングになっていることを
改めて認識して下さい。
いつも同じ側のお尻ポケットに
財布を入れている場合は
片側に骨盤を傾けているトレーニング、
足を組む動作は
そちら側だけに固定する
股関節のトレーニング
・・・
といった感じですね。
きっとあなたが
意識的に行っている
トレーニング時間の数倍も
気づかぬ間にトレーニングを
しているはずです。
そのトレーニングが身体にとって
悪い物ならば
当然パフォーマンスは上がりませんよね。
まずはライフスキルトレーニング
このように
スキー上達の為には
日常動作(ライフスキル)トレーニング
↓
フィジカルトレーニング
↓
スキルトレーニング
といった流れで
取り組む事が理想的です。
ただ理想的なんですが、
それだと相当時間がかかって面倒なので
サポートメンバーの方は
お気づきだと思いますが
SKIER`sLABでは
3つ一気にやってしまいます。
ですからスキーが上手くなる為の
トレーニングを行っていたら
色んな所に通っていても
直らなかった腰痛が
いつの間にか直ってました!
というケースは珍しくありません。
もし上記の流れが面倒だなと感じたら
どうすれば日常動作が
そのままスキー上達の向上に繋がるか?
繋げようと意識しているとしたら
本当に昨シーズンその繋がりが
結果となって滑りにあらわれたか?
という部分を考えてみてください。