社会人向けのスキーのオフトレで行いたいフィジカルトレーニングとは? 41

SKIER`s LABではジュニアスキーヤーから還暦スキーヤーまで

幅広い年齢層をサポートしておりますが

本質的なトレーニングの方向性は同じです。

 

 

 

しかし年齢によって重要視する部分は若干異なります。

 

 

 

今回は

おっさん向けフィジカルトレーニングを教えてほしい』

 

という質問に答えていきたいと思います。

 

 

 

おっさん向け(笑)とのことですが

定義として社会人スキーヤーの方向けとさせていただきます。

 

 

 

ジュニア選手と違い社会人スキーヤーの選手の方の多くは

コーチに求められている動作に対して

足りない要素は

 

 

 

『各関節の可動域』

 

 

 

の場合がほとんどです。

 

 

 

この動きをやってきてと言われても、

根本的にその動作ができるだけの可動性がなければ不可能ですよね?

 

 

良く例に出す、肩が上がらない人に、水中でクロールは耳の上から手を回してきて!

 

 

といっているようなものです。

 

 

物理的に不可能なものは不可能なんです。

 

 

でも不可能な理由を正確に把握していないため、

滑走量が足りないと思い込んだり、

筋肉をつける必要があると

安易な筋トレに走るのです。

 

 

 

まずは

 

 

 

フィジカルトレーニング=筋トレ

 

 

 

というイメージをやめましょう!

 

 

 

私が考える

フィジカルトレーニングとは、

 

 

 

ある目標とする動作に対して足りないフィジカル要素を補うトレーニング

 

 

 

です!

つまりストレッチ、やランニングも

フィジカルトレーニングになりうるという事です。

 

 

 

そして先ほども書いた通り

社会人スキーヤーの方の多くが足りていない要素として

 

 

『各関節の可動域』

 

 

を挙げました。

 

 

 

という事はストレッチをやればいいのか!!

という話の流れになりますが、

正解といえば正解です。

 

 

ただストレッチを行うのであれば、

目標とする動作に対して自分はどの部分の可動域が足らずに、

どのように筋肉を伸ばしていく必要があるのか、

把握していなければなりません。

 

 

 

そこを間違うと伸ばす必要のない部分を伸ばし、

伸ばしてほしい部分は伸びずにさらにパフォーマンスが悪くなるといった

間違った方向に向かいます。

 

 

 

あなたもストレッチをする時いつも比較的得意なものばかり

行っていませんか?

 

 

 

話を戻しますが

そもそもストレッチを毎日きちんとやりますか?

 

 

 

もちろんやらなければならない種目に関しては徹底的にやってもらいます。

でもストレッチだけですと何だか物足りないですし、

実際本当にスキーの動作につながっているのかどうか微妙なところですよね?

 

 

 

そこで私は可動域を増やしながらスキー動作につながるような、

 

 

『動作トレーニング』

 

 

を中心に社会人の方には行ってもらいます。

 

 

 

ストレッチとスキー動作の修正を同時にやってしまおう!!

 

 

という事です。

 

 

時間のない社会人スキーヤーの方にはぴったりだと思います。

 

 

 

 

例を挙げればセミナーで話したRデッドリフトや、片足骨盤ずらしが基礎の基礎です。

 

 

 

もちろんジュニアスキーヤーにも必須でやってもらいますが、

時間のない社会人スキーヤーの方ほど効率的に

スキーのオフトレを行う必要があります。