内倒を直すためにスキーのオフトレでやっておきたい事 42

あなたはスキーを滑っていて

 

 

『外脚に乗りすぎだよ!!』

 

 

 

と注意されたことはありますか?

多分ないと思います。

 

 

注意されるとしたら逆側の内倒しすぎの方ですよね?

 

 

 

セミナーの質問にも

 

『なかなか直らない内倒癖を、なおすにはどうしたらいいですか?』

 

といったものがいくつかありました。

 

 

 

今回は内倒癖のあるあなたにスキーのオフトレでやっておくべきことを

いくつかご紹介します。

 

 

 

まず内倒癖がなかなかなおらない大きな原因の一つがオフトレに隠されています。

 

 

 

 

その原因とは

 

 

 

 

 

 

 

陸上と雪上の根本的な曲がる感覚のズレです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

スキーのオフトレで陸上トレーニングの中に

ターン動作ような曲がる動作を行う場面があるかと思います。

 

たとえばコーンを置いて8の字に走ったり、

単純にカーブ走もそうですね。

自転車に乗って曲がる時もそうです!

 

 

 

その際人間の意識は曲がる方向へ向かっています。

 

 

 

左に曲がるときは身体を左に、

右に曲がるときは身体を右に、

 

 

 

と意識した方向に重心を移動するのが感覚として当たり前です。

 

 

言い方を変えれば

 

 

 

自分が行きたい方向へ向かうという感覚です。

 

 

 

では雪上ではどうでしょうか?

 

 

 

 

 

行きたい方向へ自ら傾いていくイメージでしょうか?

 

ターン前半それでもいいかもしれません。

 

でもよくよく考えてみて下さい。

 

 

雪上で曲がるためには板に働きかけて曲がりますよね?

 

 

左に曲がりたいときは右外脚に、

右に曲がりたいときは左外脚に

 

 

 

そうです!

もうお気づきだと思いますが、

 

 

陸上とは真逆の方向に意識に持っていくのです。

 

 

 

先ほど述べた

 

『陸上では自分が行きたい方向へいくという感覚』

 

というのであれば、

 

 

 

『雪上では板に働きかけて、板が行きたい方向にいくという感覚』

 

 

 

です!

 

 

 

もう一度言います!

 

 

 

自分がいくのではありません!!

 

 

 

でも実際スキーのオフトレでは

ひたすら自分が曲がりたい方向へいく意識で陸上トレーニングを行っています。

 

 

 

その意識をひたすら刷り込まして雪上に行き、

それを直してくださいといわれてもなかなか難しいのは当然です。

 

 

 

オフトレの時からきちんと行きたい方向の

逆側に重心を移動していく意識のトレーニングを行うことが非常に重要です。

 

 

 

陸上でポールセットの様にコーンを並べてジグザグランなど行う際や

バランシングドームに乗りながら、ターンの動作トレーニングを行う際も

常にこの感覚を意識して行ってもらっています。

 

 

 

ただただターンの動きを表面的に練習するのではなく、

実際のターン動作につながる『感覚』も重要視してください。

 

 

 

その感覚を書きかえてシーズンインできれば、

内倒しがちだった雪上動作はガラッと変わりますよ!