スキーの為の究極のトレーニングとは?150

『スキーが上手くなる為に

一番いいとレーニングはなんですか?』

 

 

この質問はたまに聞かれるのですが、

回答としては当然人によって違うという事をお伝えします。

 

 

でも私の中では

究極のトレーニングはなにかという

定義は一応あります。

 

 

今回は私が考える究極のトレーニングについて

少し書いていきたいと思います。

 

 

まずはずばり究極のトレーニングはなにか?

という答えは、

 

 

 

 

 

 

『日常動作』

 

 

 

 

 

です。

 

 

日常動作がなぜ究極のトレーニングなのか?

 

 

普段何気なく行っている日常動作が

自分のイメージ通りすべて行えているかな?

と考えたことはあるでしょうか?

 

 

こんなマニアックな事をかんがえている方は

ごく少数だと思います。

 

 

でも普段の日常動作を

自分のイメージ通りに行えるという事は

身体を自分のイメージ通りに操作できる

という事です。

 

 

何度もいっていますが人間の究極の身体は

自分の思い通りに動かせる身体です。

 

 

だから普段の日常動作を

本当に自分の思い通りに動かせるか

意識する事はとても重要な事なのです。

 

 

 

有名な古武術の達人の話で

このようなものがあります。

 

 

その達人には弟子がいたのですが、

弟子が毎日毎日稽古をしていても

いっこうにその達人には勝てないでいました。

 

しかし不思議な事に

その達人が稽古をしている姿を

弟子は一度も見たことがありませんでした。

 

 

毎日必死に稽古を重ねているのに

なぜ何もしていない達人に

いつまでたっても追いつけないのか?

 

 

 

あるとき弟子が達人に

 

『先生はいつ稽古をなさっているのですか?』

 

と聞いたそうです。

 

すると達人から

 

『日々生きていることが稽古になっている。

 立つ座る歩く、茶碗を持って箸をつかう、

 これらすべての動作が稽古である』

 

という言葉が返ってきたそうです。

 

 

この領域になるのは難しいかもしれませんが

これぐらいの意識をもって日常動作を行うことは

とても重要です。

 

 

たとえば私の話でいえば

駅の階段をのぼるときにも

最も効率よく上る為には

どのように身体を使ったらいいか?

 

 

自転車に乗っていて曲がる時に

身体のどの部分から動かせば

どのような反応が起きるかなど

色々試しています。

 

 

つまりは究極のトレーニングは日常動作というよりは

 

 

『日常動作を究極のトレーニングにしていく』

 

 

という考え方の方が正しいかもしれません。

 

 

 

結局のところ人間が行う運動全てに

共通していることは身体をどのように動かすのか?

 

というところを追い求めているわけです。

 

 

トレーニングとはその追い求めているものに対して

足りないものを補っていくだけです。

 

 

ただただ生活しているだけでスキーが上手くなる身体になっている。

 

 

これが究極のトレーニングです。

 

 

もちろん理想論かもしれませんが、

そこを追い求めていくことは

とても大事なことだと日々思っています。