スキーが上手くならない原因は身体が教えてくれる134

『どうしてスキーが上手くならないのだろう?』

 

 

あなたは自分に問いかけてみて

きちんと答えられますか?

 

 

この問いかけの答えが

きちんと分かっていると

トレーニングの方向性も

見えてくるのですが

なかなか難しいかと思います。

 

 

そもそも原因の見つけ方を

知っているスキーヤーも

少ないのではないでしょうか?

 

 

 

じつはスキーが上手くならない原因を

身体はいつも知らせてくれています。

 

 

だから陸上での動きをみれば

大体その人の滑りがわかり、

雪上でこんなこと言われませんか?

と聞くと大体当たります。

 

 

 

今回はご自身でできる

簡単な身体のチェックをご紹介します。

 

 

まずは反復横跳びの要領で

サイドステップを

交互に繰り返してください。

 

 

できればその動きを

どなたかに撮ってもらうか

固定カメラで撮影してみて下さい。

 

 

撮影したら

切り返すときに

踏ん張っている

つま先の向きを見てみて下さい。

 

 

あなたのつま先は

どちらの方向を向いていますか?

 

 

多分ほとんどの方が

外側を向いているのではないでしょうか?

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スキーでいえばシェーレン(逆ハの字)を

している状態です。

 

 

つまり切り替えそうと踏ん張る時に

シェーレンをする動きが

自然と身体に組み込まれているということです。

 

 

実際滑っていてシェーレンを

していないスキーヤーの方でも

ブーツの中ではそのような

動きが起きていると言うことです。

 

 

もちろんこのような動きは

板に力を伝えるのを

邪魔しています。

 

 

ではなぜそのような

動きが出てしまうのか?

 

 

股関節の内旋(内側にひねる)力が足りないのか?

足首の柔軟性が足りないのか?

足裏の機能が弱っているのか?

体幹が弱いのか?

肩周りが固いのか?

身体を操るコーディネーション能力が足りないのか?

 

 

などなど

理由は人によって違います。

 

 

ただ一つ言えることは

この動きを繰り返して

染み込ませれば染み込ませる程

修正にも時間がかかると言うことです!

 

 

今回はサイドステップでの

切り返しに注目しましたが、

スキーが上達しない原因が

身体に出ているケースは

山のようにあります。

 

 

 

スクワット一つにしろ

ただ単純に連続ジャンプをするだけでも分かります。

 

 

横向きに両足でジャンプ(グージャンプ)を

しながら進むと頭が左右に揺れながら

進んでいませんか?

 

 

ピタッと頭と肩のラインがキープされたまま

進める方も少ないはずです。

 

 

このように単純動作から

いくらでもスキーが上達できない

原因が見つかります。

 

 

逆を言えば

基本的な動作が良くなるだけで

スキーが上達する可能性も

広がると言うことです。