スキーに役立つバランストレーニングとは?132

スキーというスポーツはバランス能力が重要!

 

というイメージをあなたは持っていませんか?

 

 

スキーをやっていない一般の方でも

このようなイメージを持っている方は

非常に多いです。

 

 

 

雪上という不安定な足場の中で

高速で滑り下りることを考えれば

当然かもしれません。

 

 

また、氷上という不安定な足場を滑る

スケートも同じようなイメージを

持たれていると思います。

 

 

バランスボールやバランスディスク、

最近はやりのスラックラインもそうですが、

要は普段の地面とは違って不安定である足場でも

体制をキープして、動けるという事が

バランス能力が必要と思われている共通点と言うことです。

 

 

それではそのバランス能力を鍛えるために

あなたはどのようなトレーニングをしていますか?

 DSC_0353

 

先程例に上がった

バランスボールやバランスディスクなどの

トレーニングツールをつかって

姿勢を維持するトレーニングでしょうか?

 

 

もっとシンプルに片足立や

四つん這いになって左右の足を上げるなどして

長い時間バランスをとる練習をしている人もいるかもしれません。

 

 

さてそれではバランスボールに長時間乗れるようになれば

スキーは上手くなるでしょうか?

 

 

片足立ちが長くできれば

スキーが上手くなるでしょうか?

 

 

多分今書いたような事ができるようになったら

滑りがガラッと変わったという方は

少ないと思います。

 

 

その原因は

 

 

 

バランストレーニング=その場での姿勢維持

というイメージが強いからです!

 

 

 

 

簡単に言うとその場でフラフラしないで

バランスをとることがバランス能力と思われているからです。

 

 

では実際のスポーツ動作をイメージしてください。

 

 

その場でバランスをじっとキープする瞬間がどれぐらいあるでしょうか?

 

 

ほぼないと思います。

スポーツ動作の中では

動きの中でバランスをとるシーンがほとんどです。

 

 

この事を動的バランスと呼びます。

 

 

逆に良くトレーニングで行われている

その場でじっとしてバランスをとるのは

静的トレーニングというものです。

 

 

ですからこの静的バランス能力が上がっても

動きの中でバランスをとらなければならない

スポーツパフォーマンスにはあまり活かされないということです。

 

 

ではその場でじっとバランスをとる

片足立ちや、バランスボールに乗るなどのトレーニングは

意味がないのでしょうか?

 

 

そんなことはありません。

 

私が提供しているメニューの中にも

含まれています。

 

 

大事なのは静的バランストレーニングを

きちんと動的バランストレーニングに活かすこと!

 

 

その為の静的バランストレーニングであれば

間違いなく必要です!

 

 

トレーニングには順序や段階があり、

行っているトレーニングは

どの段階で何の為に行っているのか

よく考える必要があります。