スキーのオフトレにはどっち? バイク(自転車)vs走る184
いま遠征に来ている
イタリアステルビオは
バイク(自転車)レースの有名どころでもあります。
多くのロードレーサーが険しい山道を
一生懸命登ってきています。
話を戻しますが、
スキーのオフトレで持久系のトレーングを行う際
必ず上がるのが
バイク(自転車)トレーニングと走る系の2つです。
あなたもどちらかは試みたことがあるのではないでしょうか?
最近はスキーのオフトレの為に
かっこいいロードバイクを買って
いつのまにかそっちにはまっちゃって
バイクの方がコストがかかっている・・・
なんて人も少なくありません。
そんな中よくある質問が
『走るのと自転車乗るの、どっちがいいですか?』
というもの。
何に対していいのかでかなり変わるのですが、
まずは2つのトレーニングの特徴をみていきます。
◯走る系
走るといっても距離やペースなど様々です。
・マラソンなどの長距離、
・400メートル走などの中距離、
・50メートル走などの短距離(ダッシュ)
がありますがどれがいいというよりは目的によって異なります。
今回はバイクとの比較の為持久系に絞って考えていきます。
走ることの一番の利点は、自分の体重を全て支えて、
コントロールしながらトレーニングできる点です。
基本的にスキーは自分の体重の何倍もの重さが
身体にかかります。
ですから自分の体重をすべてしっかり支えるというのは
絶対にトレーニングに取り入れたい要素です。
また体力強化だけでなく、体幹トレーニングや骨への刺激、
自分の軸を感じる練習など様々な効果が得られます。
ただ注意しなければならないのが
『正しい走り方で走れる』
という前提条件が必要です。
自分の全体重(実際に着地時には3倍以上の重さ)が
長時間かかるわけですから、
足首、膝、股関節、をはじめ身体の歪みが大きい方や、
正しく走れない方は、走る分だけ
身体を壊しているようなものです。
その状態では体幹トレーニングの効果や、
正しく軸を感じるなどの練習はできません。
まずは正しい走り方を身につけることが
大前提です。
◯バイク(自転車)
何といってもサドルに座る分
体重を支える分が少ないので、
関節への負担が少ないです。
しかも長い距離を楽に移動できることから、
爽快感もあり取り組みやすいオフトレツールといえます。
(勿論走る方が、爽快感があり気持ちいいという方もいますが)
関節に負担をかけずに
心肺機能を高めたい人には良いでしょう。
ただスキーは自分の身体の重さを支えて
コントロールすることが重要ですので
なにかに寄りかかり全体重を支えていないという事は
大きなデメリット要素です。
たまに自転車こいで太ももが太くなったから
力強いターンができるのでは?
と思われている方がいますが、
あくまでもペダルをこぐために
大きくなった太ももだという事を忘れてはいけません。
話が長くなってきましたが
結局どっちがいいの?
というところまでまだ踏み込めていませんでした。
続きは次回にします。
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