スキーのオフトレの効果を格段にあげるには? 174

 

スキーに限らずトレーニングは

 

どのメニューがいい?

どのトレーニング器具がいい?

どの選手がやっているからいい?

 

といったものにポイントが行きがちです。

 

 

何度もブログやメルマガに書いていますが

トレーニングはあくまでも

『目的』を達成する為の

 

 

『手段』

 

 

です!

 

 

今日はカンダハジュニアさんの

オフトレをサポートしてきました。

 

 

サポートメンバーの選手も何人かいますが、

ここに参加している選手たちの中には

かなりこの手段と目的を意識しいている選手が多いと感じます。

 

 

 

例えば

筋トレをオフにする理由は

筋肉を大きくする為ではありません。

より多くの重量を持ち上げるためではありません。

 

 

スキー上達に足りない筋力があるならそれを補う為です。

 

 

しかしいつからかスキーの上達の為という

『目的』が

筋肉を大きくして筋力をあげるという

『目的』に変わってしまいます。

 

 

雪上でも同じ現象が起きます。

 

外肩を落としてきて!

お尻を高い位置に!

腕が下がるから前に!

 

などなど何かを改善する為の目的で行うものが

いつの間にか、その行動そのものが目的になってしまいます。

 

 

次滑る時に意識することは?

 

外肩を落とすことです・・・・

 

 

外肩を落とすことはあくまでも手段です。

落とすことによって何を求めているかが重要です。

 

 

 

オフトレでも雪上でも

 

 

 

『これは何の為に?』

 

 

 

という部分をもっともっとかんがえて

練習する必要があります。

 

 

 

一つ一つは単純なトレーニングでも

それを行う意味は何なのか?

できない原因は何なのか?

どうすればできるのか?

まずはここら辺の意識からスタートしてほしいです。

 

 

 

そして最終目標は

 

 

 

『これができるとスキーの上達にどうつながるのか?』

 

 

 

ここまでポンポンと考えられるといいですね。

 

 

因みに小、中学生でも考えられる選手は

きちんとできます。

 

 

 

それはきちんとスキー脳を鍛えている証拠です。

 

スキー脳が分からない方はこちらから

 

 

【スキーの為にまずやらなければならないトレーニングはなにか?121】

 

【なぜここまでスキー脳が重要というのか?154】

 

 

 

 

そこが鍛えられると、こちらが伝える情報、

そして行うメニューの価値は何倍にも膨れ上がります。

 

 

一見どこにでもある単純なエクササイズや

メニューでもまるで違ったものになるという事です。

 

 

ただ連続ジャンプするだけでも違いがうまれます。

 

 

 DSC_1280

 

 

そういった選手が増えてくるとジュニアの選手でも

きちんとお互いの動きをみてアドバイスをしあっています。

 

 

しかもそのアドバイスがなかなかマニアック(笑)

 

 

骨盤の動きからそれに伴う脊柱(背骨)への影響、

さらにはこの動きはこれの代償動作となっている

ところまで話し合っているところもありました。

 

因みに代書動作とは動きが悪い部分の代わりに

他の部分が動いてしまう事です。

 

DSC_1279

 

 

こうやって一つ一つのメニューを

きちんと深堀りできるジュニアが集まって行う

オフトレの環境は素晴らしいことです。

 

 

みんな真剣に楽しんでいます。

決して楽しいメニューじゃないのに・・・

 

 

多分彼らの中ではウォーミングアップを

適当にやっている事自体有り得ないはずです。

 

 

こういった選手たちが一人でも多く出て

スキー界によい影響を与えてくれると

嬉しいです。

 

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