スキーターン前半の肝!“ターンのきっかけ”は上半身?下半身? 371

 

あなたはスキーを滑っている時

 

 

 

「ターンをするときに
 身体のどこを

 まずは動かしますか?」

 

 

 

と聞かれたら
なんて答えるでしょうか?

 

 

 

 

よくこの事を

 

 

 

 

ターンの”きっかけ”

 

 

 

 

といった表現もしますが
ターンをする上で
身体のどの部分が主役になるかは
色々と意見が分かれるところです。

 

 

 

 

そしてSKIER`sLABの発信を
日々読んでいただいているなら
なんとなくお気づきかもしれませんが
この意見が分かれるところにこそ
上達のヒントが隠されています。

 

 

 

 

まぁ落とし穴も隠されていて
その穴にはまって出られない、
もしくは穴に落ちていることにすら
気づけないケースも多いですが(苦笑)

 

 

 

 

今回は意見が分かれる

ターンのきっかけについて

解説していきますね!

 

 

 

 

 

あなたがスキーをしている時のターンきっかけは上半身?下半身?

 

 

ここまでお伝えしてきた

 

 

 

身体のどの部分が
ターンのきっかけになるのか?

 

 

ですが、
結論から言うと

 

 

 

 

人それぞれです(笑)

 

 

 

 

 

まぁ私がいつもお伝えしている
本人がイメージ通り滑れるなら
なんでもOKのカテゴリーですね!

 

 

 

 

ただここで終わってしまっては
身も蓋もないので
もう少し深堀していきます。

 

 

 

 

今回のように
『本人がイメージ通り滑れていれば
 なんでもOK
というカテゴリーの場合
多くのスキーヤーの方は

 

 

 

 

どっちを選んでも
エラーが出る…

 

 

 

という状態に陥るのが殆どです。

(因みに選手たちは
 どっちの感覚を選んでも
 問題なく滑れる…)

 

 

 

 

なぜどちらを選んでも
エラー動作が出るのか?
解説していきますね!

 

 

 

まず基本的に
ターンのきっかけになる
身体の使い方は
大きく2つに分けられます。

 

 

 

それが上半身下半身です。

 

 

 

さらにそこから細かく分けると

 

 

 

 

【上半身】

 

 

・上体の先行動作(上半身全体)

 

・内手or外手を動かす(腕)

 

・胸の向きを進行方向に向ける(胸)

 

・肩のラインを傾ける(肩)

 

・頭(顔)を進行方向に向ける(頭)

 

・目線を進行方向に向ける(目)

 

…etc

 

 

 

 

 

【下半身】

 

・内脚の小指からつかむ(足指)

・足元から切り返す(足首、足裏)

 

・足首を入れる(足首)

 

・膝を返す(膝)

・股関節を切り返す(股関節)

・骨盤(腰)を内側に入れる(股関節)

 

…etc

 

 

 

 

 

人それぞれの感覚なので
挙げていけば切りかがないですが
だいたいスキー界で
言われていることは
上記と似たような内容です。

 

 

 

しかしどれを選択しても
出てくるエラーはだいたい決まっていて、

 

 

・内倒

・X脚

 

・シェーレン

 

 

 

ですよね!

 

 

 

 

結局どれを意識しても
エラーは一緒…
という状態です。

 

 

 

 

ですから今回は

 

【上半身がきっかけ】

 

【下半身がきっかけ】

 

という大きな2つのカテゴリーに
分けるだけで十分です。

 

 

 

 

 

スキーターン前半を上半身で始める事のデメリット

 

 

先ほど

 

 

 

『ターンのきっかけを
身体のどの部分でつくりますか?』

 

 

といった質問をしましたが

あなたは普段身体のどの部分で

ターンを始めていたでしょうか?

 

 

 

正直トップ選手でも
意見が分かれるところなので
どこを意識しても
問題ないのです。

 

 

 

ただ厄介なのが
何処を意識しても
エラーが出るといった
泥沼状態です・・・。

 

 

 

ではまず、
上半身をターンのきっかけとして
意識したときの
デメリットについて
お伝えしてきます。

 

 

 

 

さきほど
上半身をターンのきっかけとする動作として

 

 

・上体の先行動作(上半身全体)

・内手or外手を動かす(腕)

・胸の向きを進行方向に向ける(胸)

・肩のラインを傾ける(肩)

・頭(顔)を進行方向に向ける(頭)

・目線を進行方向に向ける(目)

 

…etc

 

 

といった例を挙げました。

 

 

 

 

たくさんある
上半身の動作ですが
共通して起こるエラーが

 

 

 

内倒です!!

 

 

 

 

 

下半身がその場に残ってしまい、
上体だけが左右に傾いたり、
前に突っ込んだりといった状態ですね!

 

 

 

イメージしづらければ

こちらの動画をご覧ください!

 

 

 

ついでに動画のコメントを

見ていただくと分かりますが

まさにここまで話した通り

意見が分かれていますよね(笑)

 

 

 

 

 

まずスキーを始めて
プルークボーゲンから
パラレルになる段階で
まず出るエラーがこの
上半身先行による内倒です。

 

 

 

 

 

しかしこれは人間の本能的に
仕方がない部分もあります。

 

 

 

 

人間の本能的な動作中でも
強いものが

 

 

 

転倒したくない

 

 

 

という動作です。

 

 

 

 

 

その為、下半身はその場から動かさずに
頭(上半身)を動かすという
動きのプログラムが
本能的に備わっています。

 

 

 

 

実際行ってみれば分かりますが、

 

 

 

「その場で右に傾いてください」

 

 

 

と言われて、
下半身から動かして
内側に倒れていく人はおらず、
頭だけを右側に倒していくはずです。

 

 

 

 

雪上という不安定な環境なら
なおさらですよね!

 

 

 

プルークボーゲンの時は
それでも内脚が支えてくれるので
問題ありません。

 

 

ただパラレルになると
内側に倒れるのを
支えてくれるのが
外力だけになるので
当然【内倒】というエラーが
起きるわけです。

 

 

 

 

ここまでは
上半身をターンのきっかけとして
行うときのエラーとして
分かりやすいかと思います。

 

 

 

 

それ故に
ある程度のレベルに行くと
次に言われるのが

 

 

「足元から切り替える」

 

 

 

といった【下半身】を
ターンのきっかけとする
指導内容です。

 

 

 

 

次はその下半身の
ターンのきっかけとした時の
デメリットを見ていきましょう!

 

 

因みに上半身を主役とすると
内倒のエラーが起こりやすいのですが、
なぜトップ選手中には

 

・上体の先行動作

・内手で先行していく

・胸の向きをターン内側に向ける

 

といったような
上半身でターンのきっかけを作る
イメージを言う人がいるのでしょうか?

 

 

 

またなぜそのような意識を持っても
内倒しないのでしょうか?

 

 

考えてみてくださいね!

 

 

 

 

スキーターン前半を上半身で始める事のデメリット

 

続いては

 

 

 

『下半身でターンのきっかけをつくる』

 

 

 

 

 

事について解説していきます!

 

 

 

よく言われる例としては

 

 

 

 

「足元から切り返して!」

 

「足首を使って!」

 

「膝を返して!」

 

 

 

といった内容ですね。

 

 

 

「上半身で動いてしまっているから
 下半身を動かしましょう!」

 

 

 

 

という理屈は
何も間違っていないように思えます。

 

 

 

 

もちろんこのイメージが
理屈通りいけば
何も問題ないのですが、
そう簡単にはいかないのが
スキーの難しいところですよね!

 

 

 

 

では下半身を
ターンのきっかけにする
デメリットとはなにか?

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

 

・シェーレン
・X脚シルエット

 になりやすい!

 

 

 

というものです!

 

 

YouTubeの動画でも

解説しておりますが

 

 

・足元から切り返す

 

・足首でエッジングをする

 

 

という意識で滑っている
多くのスキーヤーが
この動画の状況に陥っています。

 

 

でも

 

 

「足元から切り返す」

「足首で角付けする」

 

 

といわれたら
この動画の動作をしてしまいますよね?

 

 

しかし、

 

 

 

「板を動かしたいんだから
 板に近いところか動かすべき!」

 

 

 

 

という考えも根強いため、
なかなかこの落とし穴から
抜けた出せません。

 

 

 

因みにもしあなたが

上記の考えをお持ちであれば
ぜひもう1人の自分を想像して、
その自分から

 

 

「足元から順番に動かすべきという事は
 上体の先行動作といった
 “前もって次の動作に必要な動作”となる

 上半身のきっかけを
 行う事はダメってことですか?」

 

 

 

という質問を問いかかけてみてください!

 

 

 

 

整合性がとれる回答が
自分の中で持てていて、
実際滑りもイメージ通りできていれば
問題ありません!

 

 

 

このように

 

 

 

 

上半身きっかけでターンをつくると
内倒してしまう

 

 

 

下半身から動かそうとすると
シェーレン、X脚になる

 

 

 

という泥沼状態に
陥っているケースは
珍しくありません。

 

 

 

 

ではどうすればいいのか?

 

 

この後解決策を

簡単にですがお伝えしていきます!

 

 

 

結局どこをきっかけにターンを始めればいいのか?

 

ここまでの話の様に

どっちをとっても
上手くいかないという
この泥沼状態を
脱出する術はあるのでしょうか?

 

 

 

 

 

当然ですが
もちろんあります!

 

 

 

 

なぜなら

 

 

トップ選手たちは
上半身からターンする意識であろうが、
下半身からターンする意識であろうが、
上手に滑っているからです!

 

 

 

 

実はここに
大きなヒントが隠されています。

 

 

 

 

これまでの話の内容ですと

 

 

 

 

 

「結局ターンのきっかけとなるのは
 上半身なの?下半身なの?」

 

 

 

 

といった質問が前提にある事に
お気づきでしょうか?

 

 

 

 

実は本的にこの2択自体に
考え方のエラーが存在します。

 

 

 

 

では正しい考え方の2択とは何か?

 

 

それは


 

 

ターンのきっかけを作る
上半身の使い方は
どのような動作か?

 

 

ターンのきっかけを作る
下半身の使い方は
どのような動作か?

 

 

 

 

です!

 

 

おわかりいただけたでしょうか?

 

 

 

 

まだイマイチ
ピンと来ていないかもしれませんね!

 

 

 

 

多くの場合
上半身からか?下半身からか?
という2択で悩んでいますが、
本質的はどちらでも
可能であって、

 

 

 

 

 

 

どっちを選択しても
上手くターンが作れる
身体の使い方は何か?

 

 

 

 

 

という第3の選択肢となる
根本的に違う方向性の
考え方をする必要性があります。

 

 

 

 

 

この部分が見えてくると
トップ選手たちが
上半身からターンする意識であろうが、
下半身からターンする意識であろうが、
上手に滑っている理由も分かるはずです。

 

 

 

 

私たちはどうしても

 

 

 

「これが正解でこれが間違いです!
 というものがある」

 

 

 

と思いがちです。
(学校教育がそうですし)

 

 

 

でも答えが一つではない問題は
スキーに限らず
世の中には山ほどありますよね!

 

 

 

 

因みにスキー界で
一般的に意見が分かれている
技術論の多くは、
今回の例のように

 

 

 

 

そもそもの質問が間違えている

 

 

といったケースが殆どです。

 

 

 

 

その証拠に、
真逆のことを言っていることもある
選手たちは、
全く違う滑りをしているでしょうか?

 

 

 

もちろん個性や細かい違いはあれど
大きな枠組みとしては
同じような動作で上手に滑っています。

 

 

 

 

もしあなたが

 

 

 

「ターンのきっかけは
 上半身か?下半身か?」

 

 

で悩んでいる場合は
その質問を

 

 

 

「ターンのきっかけを
 上半身で行う場合は
 どういった動作か?
 
 また、下半身で行う場合は?」

 

 

 

と根本から変えてみてくださいね!

 

 

そしてそれぞれ
メリットデメリットがあるので
状況に応じて使い分ける事も
重要です!

 

 

 

具体的な動作の一例として

下半身のきっかけと

上半身のきっかけで

切りかえている動作が分かる

動画をご紹介しておきます!

 

 

どちらでもきちんと

ターン動作は出来ていますよね!

 

 

もしこの記事をお読みいただき、

 

 

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