ハイブリットスキーからの脱却!スキーロボットが教えてくれるスキー上達の為に動かすべき関節とは? 330

 

 

前回の記事で

ロボットスキーの

脚の伸展動作主体の滑りを

ご紹介しました。

 

AIにスキー指導は奪われる?スキーロボットから学ぶ動作の本質 329

  最近ではよくAIに仕事が奪われると 言われておりますが、 スキー指導はまだまだ人間の仕事だと 思われている方が殆どだと思います。     しかし実際は …

 

まさに昔推奨されていた

ハイブリットスキーさながらの

滑りですね!

 

 

イメージしづらい場合は

こちらのスタートから

50秒辺りまでをご覧ください。

 

※引用 福井大学の清水史郎先生 youtubeより

 

 

本当かどうか分かりませんが

紙コップの様な

片方の円が小さくて(内脚が短い)

片方の円が大きければ(外脚が長い)状態、

つまり円錐台の形を転がすと

曲がっていきます。

 

 

スキーのハイブリットスキーも

この円錐台の理論が

ベースになっているとの噂ですね。

 

ロボットだと大丈夫だけど人間だとダメな理由

 

 

この理論をスキーロボットが行うと

動画の様に問題なく滑れます。

 

 

ですからあながち間違いではない様に

思えてしまうのですが注意が必要です。

 

 

なぜなら人間が

脚部の伸展動作のみで

ターンを行うと

大きな問題が発生します。

 

 

 

なぜなら

 

 

 

 

人間の脚は開くからです!

(開脚するから)

 

 

 

 

スキーロボットの脚は

開かないので

パラレルをキープして

曲がっていきますが、

当然人間は脚が開きます。

 

 

 

そうすると

短くなって荷重がかかった

内脚だけターンをしていき

外脚は直進していく

股割り状態になるわけです。

 

 

 

実際そこまでには

ならなくても、

そういう現象が表れている

エラーがありますよね?

 

 

 

そうシェーレンです!

(トップが開く逆ハの字の形)

 

 

 

もちろん本来スキーの滑りは

滑りを見ても分かる通り

内脚が短くて

外脚が長いです。

 

 

でもシェーレンになっていたり、

内脚荷重の内倒シルエットには

なっていませんよね?

 

 

ですから

【脚の曲げ伸ばし】が

悪いのではなく、

 

 

・シェーレン

・外脚乗れない

・内倒する

 

 

といったエラーが出る場合は

今回紹介した

【脚の曲げ伸ばし】の

質が間違っている、

もしくはそれ以外にも動作も必要

という事です。

 

 

 

本当に主体となる動作は?

 

スキーロボットは
【脚の曲げ伸ばし動作】
によってターンが出来る事や
実際人間がそれ“だけ”やると
エラーが出る事を
お伝えしました。

(曲げ伸ばしが悪いわけではありません)

要は純粋に脚の曲げ伸ばしだけで
ロボットはターンできますが
人間はターンできないという事ですね。

では次に紹介するのは

股関節動作主体のターンです。

 

股関節の動きには
大きく分けて、

・外転、内転という
左右への動き

・内旋、外旋という
ひねりの動き

があります。

 

 

 

下記

のスキーロボットの動きは
外転内転、つまり左右の動きです。

動画の4:25~4;40ですね。

 

 

 

この様に股関節が左右に動くと
板だの角付けが行われて
ターンが可能となります。

 

因みに何度も
SKIER`sLABのメルマガでは
お伝えしていますが
身体の構造上
膝の関節運動で
この左右の動きはありません

 

そうしているように見えますが、
実際膝は前後にしか
動かないですよね。

 

でも左右の動きを
無理やり膝で行うので
靭帯を切るといった
ケガをするわけです。

 

 

さて話を戻して
現在のスキーは
カービングスキーと言って
サイドカーブがあるので
この股関節の左右の動きがあれば
曲がっていきます。

 

 

いわゆるカービングターンとは
この動作が主となる運動です。

 

つまりカービングターンが
出来ないというスキーヤーは
この関節の左右の動きが
出来ていないという事が分かります。

 

 

 

この様に股関節の左右の動きは
スキーにおいて非常に重要なんですが、
この股関節の動きだけできれば良い
という訳ではありません。

 

 

股関節の左右の動きだけですと
ある問題に直面します。

 

 

板のサイドカーブなりにしか曲がれない

 

という事です。

 

 

 

もう少し簡単に言うと
“急な方向転換ができない”
という事ですね。

 

 

動画を見てもらうと分かると思いますが、
この動きだけで
コブ斜面や、小回りなどは
難しいですよね。

 

 

その場で板の方向をクルッと
変えることも不可能です。

 

 

要はターンで曲がる量を
調整しづらいとも言えます。

 

 

例えば
アルペンのジュニア選手の多くが
ビュンビュンとばしていますが、
実はこの股関節の左右の動きだけしか
習得していない為
スピードをだして角を使う技術しかない
というケースが多いです。

 

 

低速小回りや、
コブ、不整地苦手な
アルペンジュニア多いですよね。

 

 

そこでもう一つ重要となる動作が
出てきます!

 

 

まさにスキーそのもの!!

 

股関節の外転内転を使い

傾くだけでは

急な方向転換やスピードの

コントロールといった調整は

この動作だけでは難しいです。

 

 

 

そこでもう一つの重要な要素が

 

 

関節のひねり

 

 

ですね!

 

 

 

股関節には

内側にひねる内旋と

外側にひねる外旋があります。

 

 

その場で行ってもらうと

分かりやすいですが

外脚側が内側にひねる内旋状態

内脚が外側にひねる外旋状態です。

 

 

スキーロボットの滑走動画で言うと

3:27~3:55辺りの動きです。

 

 

最初の方は外脚だけ

ひねっていて、

最後は内脚もひねりを加えています。

 

 

このひねりがキレイに入ると

いよいよ人間が滑走している状態に

近づいていますよね!

 

 

この脚部のひねりは

これまでにご紹介した様に

股関節がベースとなっていますが、

この股関節のひねり動作が

根本的に正しく出来ないスキーヤーが

殆どです。

 

 

ですからひねりを意識すると

お尻がプリッと外れたり

ローテションになったりと

エラーが出てしまいます。

 

 

自分が正しく出来ているか

気になる場合はこちらの動画にある

チェックテストを

行ってみて下さい。

 

骨盤の向きを変えないで

このロボットのように

しっかりひねり動作が出来るか

陸上でしっかり確認して下さいね!

 

 

 

因みにもう1つひねりについて

重要なポイントをお伝えしておきます。

 

 

実はこの動画もそうですが

スキーをしている時のひねりには

正しく出来ていると

自動的に前回紹介した

股関節の内転外転、

つまり左右の動きが自動で入ります。

 

 

そうでなければ

純粋にひねるだけですと

板の向きが変わるだけで

そのまま下に滑落していく

状態になるはずですよね?

 

 

しかし実際しっかり板が噛んで

曲がっているという事は

左右の動き、つまり角付けが

されているという事です。

 

 

 

股関節の左右の動きと

股関節のひねりの動きが

組み合わさるだけで

ほぼスキーの基本的な動作ができる

 

 

という事が

シンプルな動きしかできない

スキーロボットだからこそ

分かっていただけたかと思います。

 

逆にこの核となる

動作が出来ないのであれば

いくら練習しても

なかなか上達しないのも

当然ですよね。

 

 

さて次回の記事は

もう1つ少し変わった動作が主体の

滑りをご紹介しますね!