意識を変えるとスキーが変わる136

あなたはトレーニングをする時何を意識していますか?

 

 

スキーを滑っている時は何を意識していますか?

 

 

 

意識をすることは

とても重要な事であり

パフォーマンスにも大きく関わってきます。

 

 

ただ意識を間違えると

動きの邪魔になり

パフォーマンスを

大きく下げることにもつながります。

 

 

 

それぐらい何を意識するかは非常に重要です。

 

 

しかもシチュエーションによって

意識するべきところが変わってくるから

難しいんです。

 

 

ではまずはオフトレの際の意識について

考えてみましょう。

 

 

多くのスキーヤーの方が

オフトレの際自分の身体の動きの中で

『筋肉』に意識を集中させているのではないでしょうか?

 

 

この動きはこの筋肉が効いている!

これはこの筋肉を使うのか!

 

 

といった具合に。

 

ストレッチや上手く使えていない部分の

刺激をする目的であれば

筋肉を意識するのも悪くないと思います。

 

 

ただ筋肉はあくまでも関節動かしたり

固定する為に使う補助的なものです。

 

 

大事なのは関節がどう動くのか

つまりは骨と骨がどう動くのか?

 

それによってどのような動きが生まれているのか?

を意識することが重要です。

 

 

同じように聞こえますが全然違います。

 

 

筋肉の意識が強いと、

余計な力が入り

動きの邪魔をするケースがほとんどです。

 

 

イメージをしてみて下さい。

何か新しい動きをする時に

力を入れすぎているケースと、

力が抜けすぎているケースと

どちらが多いと思いますか?

 

 

イメージ出来なければ

利き腕と逆でボールを遠くに投げてみて下さい。

ほとんどの方が力みすぎているのが

分かるはずです。

 

 

科学的にも技術レベルが高いスキーヤーの方が

初心者に比べて同じ条件下での運動の場合

活動している筋量が少ないです。

 

 

だから上級者は無駄のない滑らかな動きに見えるのです。

 

 

 

そしてもう一つ重要なのが

自分の身体の中心がどこか?

という意識です。

 

 

自分の身体の中心と言われると

おへそやそのちょっと下の

丹田とよばれるポイントや

骨盤全体をイメージするかもしれません。

 

 

でも実際左右に傾いてみましょうというと、

圧倒的に頭から動き出す方が多いです。

 

 

もちろん前方へ進むのも

頭から突っ込む方が殆ど。

 

 

ようは自分の中心の意識が頭の周りにあり

そこを中心として

動く事が癖になっているからです。

 

 

頭から突っ込む癖のある方は

雪上で意識するだけでは

なかなか変わりません。

 

 

この意識はオフトレを通して

根本的に変えておくと

シーズン中とても役立ちます。

 

 

そして最後に意識して正しい動きを

身につける先に待っているものがあります。

 

 

 

そう『無意識』です。

 

 

意識をしていることは

最終的には無意識になってほしいんです。

 

 

意識してできるは

まだ道半ばだという事を

忘れないでくださいね!