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スキー板をたわませる方法とは? パート② 248

読了までの目安時間:約 15分

 


前回の記事で

板をたわませるには

まずたわむ状態にしなければならない事を

お伝えしました。

 

また今回紹介する内容以外にも

板がたわまない原因を

動画でお伝えしております。

たわむ状態というのは

板の下にたわむために空間があるという事で

その為にはまずは板を傾ける必要があります。

 

 

 

今回は板をたわます為に必要な

傾きを作った次の段階についてです。

 

 

傾きを作れたら

 

正直言って正しく

板の傾きを作れているのではあれば

ほぼ板はたわむ状態といってもいいです。

 

 

 

なぜなら現在の板は

カービングスキーですので

傾きができた瞬間、

トップとテールに抵抗が加わりだし

たわみが生まれるからです。

 

 

まさに正しく乗ってくればたわむ

というやつですね。

 

 

そこに自ら力を加える

つまり『加重』をすることで

より板がたわみます。

 

 

 

ただこの『加重』が上手くできずに

せっかく作り上げてきた

板をたわますための環境を

ダメにしてしまうケースがよくあります。

 

 

 

正しい加重に重要なポイントは

大きく2つあります

 

 

 

・タイミング

 

・加重方法

 

 

 

です。

 

 

まずはタイミングについて

お伝えしていきます。

 

 

正しい加重のタイミングは?

 

 

板をたわませるためには

ただ強い力で加重すればいい

というわけではありません。

 

 

せっかく強い力で加重しても

タイミングを間違えると

かえってブレーキ動作になってしまうからです。

 

 

 

よくスキーのターン局面を

時計で表すケースがあります。

 

 

12時から始まって3時、9時までがターン前半

そこから6時に向かって

ターン後半といった感じですね。

 

 

 

あなたの中で

板をたわませるために

ベストな加重のタイミングは

何時のイメージでしょうか?

 

勿論斜度や雪質、板によって変わるので

だいたいのイメージで結構です。

 

 

一般的によくあるのが

3時、9時のイメージです。

 

 

一見ターン孤で一番遠心力が

かかりそうなタイミングなので

この様なイメージを持っている

スキーヤーの方が多いですが、

実際の滑走状況ですと少し違います。

 

 

 

なぜならスキーは落下スポーツだからです。

 

 

落下をするという事は

常に6時の方向へ

力がかかっているという事になります。

次に最近多いのが

2,10時といったターン前半のイメージです。

 

 

よく

「ターン前半から板を捉えてきて」

「ターン前半からしっかり板に乗り込んできて」

という指導があります。

 

 

アルペンでいえば

「遅れないようにもっとポールの上から

板を捉えてこい!」

といった表現でしょうか。

 

 

この様なターン前半の捉えを

ターン前半から加重するというイメージだと

思われているケースが大半です。

 

 

ターン前半で無理に加重をしてしまい

逆に板がたわまないケースはよくあるので

注意が必要です。

 

 

では本当に正しい加重のタイミングは何時か?

 

 

という部分ですが、

雪質や斜度、板によって

勿論変わってきますが

大まかに言うと

 

 

4時~5時   8時~7時

 

 

のターン後半です。

 

 

 

あまりイメージしづらい方は

実際緩い下り坂を

陸上トラックのコーナー走のように

走ってみるとそのタイミングが

一番力が加わる事が分かると思います。

 

 

加重するタイミングが分かったところで

次に加重の方法です。

 

 

 

 

間違いやすい加重方法は?

 

あなたは普段滑っていて

どのような方法で加重していますか?

 

 

 

「どのような方法といっても・・・」

 

 

と困ってしまうかもしれません。

 

 

では間違えやすい加重方法を

簡単に3つご紹介します。

 

 

①脚を思いきり伸ばす加重

 

まず一般的に多いのが

この脚を思いきり伸ばす加重です。

 

 

最近では『曲げ荷重』『伸ばし加重』

という表現があり、

この脚を伸ばして加重するケースが

よくあります。

 

 

 

「えっ?脚を伸ばしてはいけないの?」

 

 

 

と思われたかもしれませんが、

『脚が伸びた状態で加重』と

『脚を伸ばして加重』

では根本的に違います。

 

 

 

あなたがもしトランポリンを

行ったことがあるなら

イメージしやすいと思いますが、

トランポリンに着床する瞬間に

思いきり足を伸ばすでしょうか?

 

 

伸ばすというよりは適度に伸びた状態で

乗り込んでいくイメージだと思います。

 

 

思いきり伸ばすのは

地面からジャンプするときに使う

脚の使い方ですね。

 

 

 

今回のテーマである

板をたわませるという事と近いのは

トランポリンと地面からのジャンプ

どちらかはもうお分かりだと思います。

 

 

②上半身での加重

 

このケースも多いのですが

肩や腕といった上半身を使って

板に加重をしようしてしまうスキーヤーも

非常に多いです。

 

 

一見自分の感覚では

力感を強く感じられるのですが、

やはり板と繋がっているのは

脚部ですので、上体を過度に使うと

どこかで力が逃げているケースが大半です。

 

 

 

③間違えた方向への加重

 

これは板に対して正しい方へ

加重が出来ていないケースです。

 

 

正しい方向というのは

板が一番たわむ方向である

板に対して真上からです。

 

 

この正しい方で荷重できない原因も

ポジションの問題や、

脚を間違った方向に捻ってしまう

など様々です。

 

 

厄介なのは

あまり自分では気づけないところです。

 

 

 

今回ご紹介したもの以外にも様々ありますが、

まずあなたが間違った加重方法をしていないか

確認してみてください。

 

 

では正しい加重方法は

どのようなものでしょうか?

 

 

 

正しい加重方法は?

 

正しい加重方法のポイントは

 

 

・方向 

・量 

・身体の使い方

 

 

の3つにわけられます。

 

 

 

方向については前回少しお伝えした通り

板の真上からです。

 

 

では残りの量と体の使い方についてです。

 

 

 

あなたは加重の量が

多ければ多いほど

板がたわむと思っていませんか?

 

 

板を強く踏めば踏むほど

板がたわむといういい方でも構いません。

 

 

 

もちろんたわむ空間があれば

板に加わる力が大きければ大きいほど

板はたわみます。

 

 

ただ板がたわむ空間は

板を傾けている量によってきまるので、

それ以上に力を加えても

板がズレてブレーキ動作になったり、

自分が板から離れていく動作に

なってしまいます。

 

 

 

ただ強ければいいのではなく

傾きやスピード、雪質に合わせた

 

『適切な量』

 

が非常に需要です。

 

 

 

次に身体の使い方です。

 

 

前回お伝えした、

上半身を使いすぎてしまったり、

ジャンプするように

無理やり脚を伸ばす動作では

正しい加重はできません。

 

 

 

上手に加重するためには

落下や自分の体重を上手く利用して

それを受け止める瞬間

『ほんの少し強く』地面を押すイメージです。

 

 

これは感覚的な部分なので

文章で表現するのは非常に難しいですが、

イメージしやすいのはやはりトランポリンです。

 

 

ただ真っ直ぐいるだけではいずれは

止まってしまいますよね?

 

 

かと言って、

上手な方を見ると

脚を地面でジャンプするように

大きく曲げたり伸ばしたりはしていません。

 

 

むしろ着地の瞬間である

吸収のタイミングで曲げています。

 

 

このようにブーツ角に

合わせた足首、膝、股関節の角度を

キープしつつ荷重をすることが重要です。

 

 

イメージしては

この動画の後半にある

力を抜いて基本ポジションを作る動作が

近いです。

 

 

 

最後に一つ

ここだけは押さえておいて欲しい

重要なポイントは

 

 

 

 

『荷重』があっての『加重』

 

 

 

 

だという事です。

 

 

 

しっかり板に身体の重みをのせられる

『荷重』が出来る状態でないと

いくら『加重』しても板に力は

伝わらないので気を付けてください。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

 

今回紹介した内容は

板をたわます上での

基本となる考え方です。

 

 

これを土台にどうやって身体を使うのか

どのような感覚で滑るとそうなるのか?

 

 

という部分を積み上げていく必要があります。

 

 

最後に今回2回に渡ってお伝えした内容を

まとめます。

 

 

まずは

 

 

板を傾かせて
たわませる為の空間を作る!

板が雪面にべったりですと
当然たわむ為のスペースがないですよね。

それどころか
雪面から跳ね返されて
自分が板から離れてしまうので
注意が必要です。

次に板の傾きが出来たら

 

 

正しく加重する!

正直言って正しい傾きが作れれば
その時点で板はたわんでいきます。

加重はさらに+αの
高等テクニックという感じです。

正しく加重するためには

・タイミング
・加重方法

この2つが重要でしたね。

タイミングはターン後半の
『4~5時 8~9時』ごろです。

正しい加重方法は

・方向 
・量 
・身体の使い方

に気を付ける事。

どれか一つでもミスすると
たわまないケースが大半です。

板をたわませられないで
悩んでいる場合は、
まずは自分がどの部分で
躓いているのか
しっかりチェックしてみてくださいね。

 

 

スキー技術

スキー板をたわませる方法とは? パート①  247

読了までの目安時間:約 9分

 


あなたは自分で板をたわませられている

感覚はありますか?

 

 

多くのスキーヤーの方は

たわませたいけど、たわまない・・・

と悩んでいます。

 

 

あなたも同じような事で

悩んでいる、もしくは悩んだ経験が

あるかと思います。

 

 

私のところにも

 

 

 

『どうすれば板をたわませることが

出来るようになりますか?』

 

 

という質問がたくさん来ます。

 

 

なぜこんなにも

板をたわませられないで

悩んでいる方が多いのでしょうか?

 

 

 

今回はその原因と、

実際にどうすれば板がたわむのか?

 

 

という流れでお伝えしています。

 

 

板をたわませられない大きな理由

 

まずは最も大きな理由についてです。

 

 

それは

 

 

 

『板をたわませるまでの道筋が、

 指導の中で確立されていない』

 

 

 

という事が言えます。

 

 

実際指導の中で

 

 

『もっと板をたわませてきて!』

 

 

と言われることは多いものの、

具体的に

 

 

「まずは○○を出来るようにします

 次にそれを○○の場面で行います。

 そうして最後に○○が出来ると、

 板をたわませることができますよ!」

 

 

と言われた経験がありますか?

 

 

 

またあなたの中で

出来る出来ないは別として、

これの流れで練習していけば

板をたわませられるようになる

という具体的な流れがありますか?

 

 

 

そこが確立されていれば

問題ないと思います。

 

 

なければ今度レッスンに入った時に

指導者や一緒に滑っている仲間にでも

 

 

「板をたわませるられるようになる為の

 具体的(この部分が重要)な順序を教えて欲しい」

 

 

と聞いてみてください。

 

 

 

「もっと板をたわませてきて」

 

 

 

というのはあくまでも

 

 

たわませることができる事が前提条件

 

 

の言葉です。

 

 

 

たわませられない人は

正しい道筋で練習をして

『結果的に』板がたわんでしまい、

 

 

 

「板がたわむってこういう事か!」

 

 

後付けで気づくことが理想です。

 

 

それでは板をたわませる為の

順序をお伝えしていきます。

 

 

板をたわませる為に需要な要素は

大きく分けて2つです。

 

それは

 

 

①板がたわむ状況になっている事

 

②板に対して正しく力を加える事

 

 

 

です。

 

 

 

まずは

①板がたわむ状態になっているか?

についてお伝えしていきます。

 

 

ポイント① 板がたわむ状態になっているか?

 

そもそもあなたは

板がたわむ状態を作れているでしょうか?

 

 

 

そもそも板がたわむ状態でなければ

いくら何をやってもたわみません。

 

 

 

あなたはお店で板を手でたわませることは

出来ますよね?

 

 

よくグイグイと板の硬さを確かめている動作は

よくお店や展示会で見かけます。

 

 

さてどうして陸上だとあんなにたわむのか?

 

 

それは

 

 

 

『たわむためのスペースがある』

 

 

 

からです。

 

 

 

お店で板を押すときは

板を立てているので

板の裏側は何もありませんよね?

 

 

板の裏側をべったり

壁にくっつけたまま

板を押す人はいないはずです。

 

 

板の裏には空間があるので

押せば簡単にたわみます。

 

 

 

しかし雪上だと

雪面という壁が存在します。

 

 

極端な話ただ立っている時は

雪面にピタッとくっついているので

どんなに強い力で押してもたわみません。

 

 

 

逆に板が傾けば傾くほど

板の裏にスペースが生まれる為

たわませる事が可能になります。

 

 

 

つまり雪上でスキー板をたわませたければ

まずは板がたわむ空間を作るために

 

 

 

板の傾きが必要になります!

 

 

 

この板の傾きがないまま

いくらたわまそうと思ってもたわみません。

 

 

それどころか

雪面に押し返され

板への重みが失われ

逆に曲がらないという状態に陥ります。

 

 

 

もしあなたが板に対して

グイグイと力を加えているのに

たわまない、

もしくは板が曲がってこないのであれば

上記の様な

自分が雪面から離れている状態になっている

可能性が高いです。

 

 

 

これまでの話を聞いて

 

 

 

「そうか板をたわませるためには

 まず板を傾けよう!」

 

 

 

と、早速雪上で練習しようと思っているのなら

気を付けてください。

 

 

その板を傾けるという行為にも

落とし穴が存在します。

 

 

板を傾ける方法は

大きく分けて2つあります。

 

 

1つは

 

 

①内傾角を作って板を傾ける

 

 

2つ目は

 

 

②身体の関節をつかって板だけ傾かせる

 

 

1つ目はターン前半部分

2つ目はターン後半部分ですね。

 

 

勿論①と②が完全に分かれているわけではなく

混ざり合って板の傾きは生まれます。

 

 

トップ選手ほどターン後半も

傾きがありますよね?

 

 

この2つの傾きを

どのように身体を使って、

そのタイミングで

どの方向に傾けるか?

 

 

といった部分が非常に需要です。

 

 

 

ただこの部分を掘っていくと

また長くなってしまい、

板のたわみから話がそれるので

ので別の機会にしたいと思います。

 

 

 

それでは次回パート2で

板に対して正しく力を加えることを

お伝えしていきます。

 

 

 

スキー技術