オフトレで筋肉をつけると板への力は軽くなる?180
スキーのオフトレでもっとも代表的なものの一つは
筋力トレーニングです。
これはスキーに限ったことではなく
どのスポーツにおいてもトレーニングといえば
筋トレのイメージが強いかもししれません。
スキーの為の筋力をつけるとなると
下半身がポピュラーかと思います。
スキーで使うメインの筋肉=下半身
という認識は常識です。
あなたも下半身に筋肉をつけることによって
力強いターンができるようになると思っていませんか?
ではどれほどの方が下半身の筋トレを行って
力強いターンを身につけることができているのでしょうか?
まずは力強いターンの定義から考えていきます。
色んな観点から考えることができますが、
共通のものとしては
『板への伝わる力が強く
しっかりたわませることができるターン』
が力強いターンといっていいでしょう。
ではイメージしてみて下さい。
筋力が上がれば板へ伝える力は上がるのでしょうか?
基本的には板乗りこむことによって
板への力は加わります。
つまり自分の重さを板に対して効率よく乗せることが
力強いターンへの近道です。
筋力を発揮して押し込む動作ではないはずです。
(「足を伸ばす」や「伸ばし荷重」という表現から
このような感覚でターンをしてしまうスキーヤーも多いですが・・・)
さてここでできるだけ身体の重さを板に伝えたい
という課題が出てきました。
ではあなたが自分の身体の重さを
上手く使えているなと感じることは
ありますか?
ほとんどの方がないと思います。
でも他人の身体でなら経験したことがある方は
多いかもしれません。
例えば子供が寝てしまった時、
知人が酔いつぶれて運ぶ時、
などいつも以上に重いなぁ
と感じた経験があるはずです。
それは共通して
『身体の力が抜けている時です!』
人間の身体は本来とても重いんです。
でも普段はあんまり自分の身体の重みを感じません。
その理由は
『筋力が支えているからです!』
寝ている人間は筋力で支えるという事を
しないので非常に重いのです。
ですから普段から筋肉を使って
重い自分の身体を支えているわけです。
そして動きそのものもそのまま筋力だけで
おこなってしまいます。
つまり筋力をつければつけるほど
支える力を強め、逆に自分の身体の重さを
利用できない状態になりやすいという事です。
分かりやすい例で
メディスンボールという
何キロもあるトレーニング用のボールを
前方に思いっきりたたきつけます。
この動作一つで筋力を使いすぎてしまっている人と
身体の重さを使えている人の差はすぐわかります。
人間の身体は本当に重いです。
これを利用しないてはないのですが・・・
もちろん身体の重さを最大に利用したうえで
筋力を使えることが理想的です。
因みにこのような記事を書くと
トップ選手は筋トレしているじゃないか?
自分もしくは周りの人で下半身のトレーニングをしたら
力強いターンになった!
という人もいると思います。
その回答は次回にします。
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