スキーが上手くなるための目標の決め方とは?91
前回目標を決める際
まずは目的と目標に違いを
しっかり理解することが重要ですと書きました。
自分で達成したい事が『目的』であり
その事を達成する為に目安として定めるのが『目標』です。
本来『目的』として定めなければならないことを
『目標』として設定している方が多いです。
それではなかなか本来の目的を達成することは難しいです。
目的を達成するためには
正しい目標設定が必要なのですが
正しい目標設定とはどのようなものだと思いますか?
前回の例では
SAJバッジテストのクラウンをとりたい場合
その目的を達成する為には苦手な小回りを克服する必要がある。
だから目標は『小回りを上手になる』にしよう!
ではダメだと書きました。
なぜ『小回りが上手くなる』ではダメなのでしょう。
一見目的と目標の意味合いからしたら正しいように思えます。
でも目標を定める時には守らなければならないルールがあります!
それは
第三者から見ても判断できる具体的な基準がある
と
いうことです。
たとえばただダイエットしてウエストが細くなりたい!
といっても見る人によって
細くなったかどうかは変わりますよね?
毎日腹筋を頑張る!
といっても頑張っているかどうかは
本人の感覚であって他の人から見たら分かりません。
ウエストが細くなりたいのであれば
⇒5センチ細くなる
腹筋を鍛えたいのであれば
⇒毎日50回腹筋をする
と言ったように数字を入れることによって
誰が見ても判断できる目標になります。
数字を使わなくても
このパンツが履けるようになる!
でも客観的に見て分かるので大丈夫です。
この事を先ほどの小回りに当てはめてみましょう。
小回りが上手くなるために
股関節の柔軟性が足りてないとすれば
『毎日股関節の可動域を広げるために〇〇エクササイズを10回やる』
板をトップから動かせないのであれば
『横すべりを毎回2本行う』
などなどこの目標なら
誰が見ても明白で
自分でもしっかりできたかで来ていないか判断できます!
これは普段の練習の課題を決める時にも同じです。
昨日インストラクターから
腰が外れていると言われたから外れないように意識しよう!
お尻が落ちていると言われたから落ちないように意識しよう!
ではダメだという事です。
その課題をクリアする為に『具体的』に何を行おう!
と考えなければならないのです。
この具体的に何を行えばよいのか
自分で掘り下げる作業は非常で重要でありながら
難しいものでもあります。
特にスキーヤの方々は雪上面だけで解決しようとしがちですが
実際はフィジカル要素の部分が大きいです。
あなたにとっていま最も必要な事は何なのか?
これがしっかり分かって目標に設定することができれば
確実に上手くなっていきます!