スキーに役立つバランストレーニングとは?132
スキーというスポーツはバランス能力が重要!
というイメージをあなたは持っていませんか?
スキーをやっていない一般の方でも
このようなイメージを持っている方は
非常に多いです。
雪上という不安定な足場の中で
高速で滑り下りることを考えれば
当然かもしれません。
また、氷上という不安定な足場を滑る
スケートも同じようなイメージを
持たれていると思います。
バランスボールやバランスディスク、
最近はやりのスラックラインもそうですが、
要は普段の地面とは違って不安定である足場でも
体制をキープして、動けるという事が
バランス能力が必要と思われている共通点と言うことです。
それではそのバランス能力を鍛えるために
あなたはどのようなトレーニングをしていますか?
先程例に上がった
バランスボールやバランスディスクなどの
トレーニングツールをつかって
姿勢を維持するトレーニングでしょうか?
もっとシンプルに片足立や
四つん這いになって左右の足を上げるなどして
長い時間バランスをとる練習をしている人もいるかもしれません。
さてそれではバランスボールに長時間乗れるようになれば
スキーは上手くなるでしょうか?
片足立ちが長くできれば
スキーが上手くなるでしょうか?
多分今書いたような事ができるようになったら
滑りがガラッと変わったという方は
少ないと思います。
その原因は
バランストレーニング=その場での姿勢維持
というイメージが強いからです!
簡単に言うとその場でフラフラしないで
バランスをとることがバランス能力と思われているからです。
では実際のスポーツ動作をイメージしてください。
その場でバランスをじっとキープする瞬間がどれぐらいあるでしょうか?
ほぼないと思います。
スポーツ動作の中では
動きの中でバランスをとるシーンがほとんどです。
この事を動的バランスと呼びます。
逆に良くトレーニングで行われている
その場でじっとしてバランスをとるのは
静的トレーニングというものです。
ですからこの静的バランス能力が上がっても
動きの中でバランスをとらなければならない
スポーツパフォーマンスにはあまり活かされないということです。
ではその場でじっとバランスをとる
片足立ちや、バランスボールに乗るなどのトレーニングは
意味がないのでしょうか?
そんなことはありません。
私が提供しているメニューの中にも
含まれています。
大事なのは静的バランストレーニングを
きちんと動的バランストレーニングに活かすこと!
その為の静的バランストレーニングであれば
間違いなく必要です!
トレーニングには順序や段階があり、
行っているトレーニングは
どの段階で何の為に行っているのか
よく考える必要があります。