スキーのオフトレは力を出す為か?伝える為か?140
スキーのオフトレをする際に、
一つ考えて欲しいことがあります。
あなたのトレーニングは
力を出すためのトレーニングなのか?
力を伝えるためのトレーニングなのか?
どちらでしょうか?
想像してもらうと分かると思うのですが、
トレー二ングというものは
力を出すことを鍛えるものが
一般的だと思います。
どれだけ自分が出す力を
上げられるのか?
これがトレーニングの目的であり評価基準です。
他者とのコンタクトがあるスポーツや、
自分の身一つで行うスポーツには
自分で出す力を鍛えることは
非常に重要です。
ではスキーはどうでしょうか?
色々な考え方があるとは思いますが、
スキーはスキー板に力を伝えるスポーツです。
もちろんそこに自分が出す力も
関わってきますが、
いくら出しても板に伝わらなければ
全く意味がないとも言えます。
しかしオフトレで
自分の出す力を鍛える
トレーニングばかり行っているとどうなるでしょうか?
イメージはつくと思いますが
せっかく出す力はあるのに
それを伝えられないという
宝の持ち腐れになってしまいます。
でもこういう事を書くと
力を伝えるトレーニングってなに?
力を出すために行う
ウェイトトレーニングはダメなの?
と思われるのではないでしょうか?
力を伝えるトレーニングは
いろいろな種類があるのですが、
明日からでもすぐにできるものを
お伝えします。
それは
『伝える意識です』
当たり前の事を言っているように思うでしょうか?
でもこの伝えるという意識をもって
トレーニングをしている方はかなり少ないです。
たとえばバーベルを使ったスクワットで考えてみましょう。
普通はバーベルを上げる事に
意識が集中していると思います。
そこで少しだけ意識を変えてあげます。
『地面を押した力を
肩の上に乗っかっているバーベルに
いかにロスなく伝えられるかな』
ということに集中してください。
ただ上げて筋肉に刺激を与えようとして
行っている時とは、
動きは一緒でも感覚はまるで違ってくるはずです。
スクワットに限ったことではありません。
どのエクササイズに対しても
一緒です。使っている器具やマシーンに対して
自分が出した力をどう伝えるのかを
常に意識してください。
この意識がきちんとできている方は
無駄な動きや力みがなくなってくるはずです。
因みに今回の話はスキーのオフトレでの話です。
もしあなたが単純に筋肉をつけたい、
かっこいい身体になりたい、
といったボディメイクが目的の場合は
遠慮なく使っている筋肉にすべての意識を
集中させてください。
因みに力をうまく伝えるための
一番のポイントは分かっているでしょうか?
このブログにもたびたび出てきている
コツですね!