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なぜ雪上でバリエーショントレーニングを行ってもスキー上達に繋がらないのか? 254

読了までの目安時間:約 10分

 


あなたはバリトレという言葉を

聞いたことがありますか?

 

 

バリトレとは

バリエーショントレーニングの略称で

雪上で行う様々なエクササイズを

バリトレと呼ぶケースが多いです。

 

 

このバリトレですが、

 

 

・外脚に乗る

・ポジションを確認する

・X脚を直す

・内倒を直す

・シェーレンを直す

 

 

 

など様々な目的のものが存在します。

 

 

 

スキーレッスンの多くは

悩みに合わせた

バリトレをやっていく事が主流です。

 

 

 

また技術向上の為の書籍やDVDも

色々なバリトレを紹介しています。

 

 

バリトレを行っても滑りが変わらない?

 

雪上で行うバリエーショントレーニングは

数多く紹介されていますし、

レッスンでもたくさん行ってきたと思います。

 

 

しかし実際、バリトレの多くは

上達に繋がらないものが殆どです。

 

 

なぜ殆ど上達に繋がらないと

言えるのかというと、

本当に上達に繋がるバリトレばかりなら

上達に悩むスキーヤーは

ほとんどいないはずだからです。

 

 

滑りの悩みがあるなら

それを改善すると言われている

バリトレを行って

修正すればいいですよね?

 

 

しかし実際そう簡単にはいかないのは

あなたも分かっているはずです。

 

 

 

例えばX脚を直すために

内脚を手で押して

外脚と平行にするバリトレがあります。

 

 

一見強制的に両脚を平行に出来て

X脚が直るように見えますが、

それで直るならずっとX脚で悩んでいる人は

いないはずです。

 

 

 

多くの場合

 

 

・そのバリトレ自体がまずできない

 

・バリトレの時は変わるけど

 普通に滑ると元に戻る

 

 

となってしまいます。

 

 

 

ではバリトレ自体すべて無駄なのか?

 

 

と言われたら

そうではありません。

 

 

 

上達に繋がる物も確かに存在します。

 

 

 

この様な言い方をすると、

あのバリトレは良くて

このバリトレはダメで・・・

という考えになりそうですが、

それも違います。

 

 

 

脚の筋トレには

スクワットは良くて

レッグエクステンション(膝の曲げ伸ばし)

はダメという事にはならないのと一緒です。

 

 

 

一般的なレッスンでは

癖を確認するためや

直すためのバリトレをやるのが普通ですが、

このバリトレを行っても

なかなか滑りが変わらないという

スキーヤーが多いです。

 

 

 

あなたも同じような経験があるならば

それはあなたにとって

スキー上達に繋がらないバリトレを

行っている可能性が高いです。

 

 

ではどのようなバリトレが

スキー上達に繋がるのか?

 

 

バリトレは大きく2つの種類に

分けることが出来ます。

 

 

それは

 

 

 

『新しい事を習得する為のバリトレ』

 

 

『出来ていることを磨く為のバリトレ』

 

 

 

です。

 

 

新しい事を習得する為?出来ていることを磨く為?

 

『新しい事を習得する為のバリトレ』とは

新しい動作の習得、癖の修正など、

今まで出来なかった事を

出来るようになるバリトレです。

 

 

 

一方、

『出来ていることを磨く為のバリトレ』とは

既に根本的な部分は出来ているものを、

色々な条件下でも出来るように

磨き上げる効果があるものです。

 

 

 

 

これは何を目的にするかで変わるので

どちらがいい悪いはありませんし、

バリトレの種目そのものを

根本的にどちらかに分類できる

という事ではなく

人によってそのバリトレが

どちらに分類されるか変わります。

 

 

 

あなたがもし練習で

バリトレを取り入れているとしたら

どちらに分類されるでしょうか?

 

 

 

因みにバリトレを行っても

滑りは変わらないのであれば

後者のバリトレの可能性が高いです。

 

 

 

 

『出来ていることを磨く為のバリトレ』とは

言い方を変えると

 

 

 

『出来ている人にしか出来ないバリトレ』

 

 

 

という事になります。

 

 

 

例えばストックを両手で横に持ち、

フォールライン方向に向けたまま

滑るバリトレがあります。

 

 

小回りなどでローテションしてしまう時などに

よく行われますね。

 

 

あなたも一度は行ったことが

あるのではないでしょうか?

 

 

あのバリトレは股関節が

ある程度使える人にとっては

『出来ていることを磨く為のバリトレ』に

なります。

 

 

 

しかし、

そもそも股関節の使い方を知らずに

わき腹から捻ってしまい、

何とか手だけはフォールライン方向に

キープできているものの

腰から下は明らかに回ってしまい

ローテションしながら滑っている人が多いです。

 

 

 

これは

『出来ない事をなんとかやっている』

というだけで、

実際そのバリトレを続けても

滑り自体はあまり変わりません。

 

 

 

もちろんやり続けていたら

いつかは股関節の使い方を

覚える可能性もあるかもしれませんが、

明らかに正しい股関節の使い方を

習得するためのバリトレを行った方が

効率的です。

 

 

 

今回例に出したバリトレですと

出来ていないけど何とかこなせてしまうので

分かりづらいかもしれませんが、

コブ斜面が滑れるようになる為に

コブの中でドルフィンターンを行いましょう!

といったバリトレですと、

 

 

『いやいやそれができたら

 すでにコブ滑れていますよ!』

 

 

と分かるはずです。

 

 

 

このようにいくら行っても

なかなか上達しないバリトレの多くは

根本的に出来ている人の為のものが多く、

出来ない人にとっては

 

 

『この動作が出来ない』

 

 

という確認にはなるものの

貴重なレッスン時間の多くを

根本的に出来ない事に

費やしてしまいます。

 

 

またこの動作が出来ないと

確認するだけで済むなら

まだいいのですが、

 

 

 

無理やりその練習を続けた為に

新たに変な癖を身に着けてしまうケースも

珍しくありません。

 

 

 

以前メルマガではお伝えしましたが

やはりその人にとっての順序が

効率よくスキー上達する為には

本当に重要なんです。

 

 

 

あなたが行っているバリトレは

今あなたがまず

やらなければいけないものなのか?

それともそれより先に

身につけなければならないものがあるのか?

 

 

一度考えてみて下さいね。

 

スキー技術 トレーニング論

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