スキー オフトレ

【スキー業界唯一】オフトレから雪上までを完全マンツーマンサポート

スキーのターン姿勢で使われる【くの字】と【弓なり】の違いは?261

読了までの目安時間:約 8分

 


ターン後半で外脚にしっかり乗る為に
重要なポイントである『くの字』ですが、
『弓なり』という表現をする事も多くあります。

トップ選手の表現や
雑誌、DVDなどでも
表現が分かれますが、
あなたのターン後半のイメージは
『くの字』でしょうか?
『弓なり』でしょうか?

 

実際に動きの違いを見たい場合は

こちらの動画をご覧ください。

 

まず結論から言ってしまうと

どちらのイメージでも

 

 

ターン後半にしっかり外脚に
圧が加えられているのであれば

問題ありません!!

上級者の多くは
『弓なり』だという人も
『くの字』だという人も
同じような動作をしています。

ただターン後半の部分で悩んでいるのであれば
『くの字』と『弓なり』の表現は
かなり意識して使い分けた方がいいです。

 

【弓なり】姿勢と【くの字】姿勢の違いは何?

 

まずは『弓なり』と『くの字』は

見た目がどのように違うのかを

確認してみましょう。

 

 

弓なり姿勢

 

画像の様に曲線を描いている

ターン後半の姿勢です。

 

 

上半身から下半身にかけて

緩やかにカーブしていて

まさに弓なりになっていますよね。

 

 

くの字姿勢

 

一方くの字姿勢は

画像の様に上半身と下半身が

直線的になっている姿勢です。

 

 

このように画像でみると

違いがよく分かるかと思います。

 

 

 

指導で【弓なり】と表現しない理由

 

冒頭では

『くの字』でも『弓なり』でも

どちらでもいいとお伝えしましたが、
私のレッスンでは
『弓なり』はほとんど使いません。

その理由について説明していきます。

まず『くの字』と『弓なり』の
大きな違いは何でしょうか?

それは直線的なものと曲線的なものですよね。

身体の作りを考えてもらえれば
分かりやすいですが、
『弓なり』の様な
曲線的なシルエットを作り出すには
主に背骨の動きがメインになります。

 

背骨が分かりづらければ
わき腹、胸、肩のイメージでもいいです。
(全て背骨を軸にしているので)

どんなに頑張っても
足がポキポキポキと複数個所曲がり
曲線にはならないですよね(笑)

背骨の動きがメインになるという事は
言い換えれば

『上半身がメインになる』

という事です。

一方の『くの字』は
直線的なシルエットですので
逆に背骨をメインに使うとできません。

メインに使うべきは股関節ですね!

 

股関節から曲がる事で
上半身と脚の間が曲がり
『くの字』になります。

では上半身を曲げる事と
股関節から曲げる事、
どちらが出来ずに

悩んでいるのでしょうか?

ここら辺が明確になってくると
『弓なり』ではなく
『くの字』という表現を使う理由も
分かってくるはずです。

因みにこの様な内容を書くと、
じゃあ『弓なり』という表現は
間違っているんですか?

と思うかもしれませんが
そういう事ではありません。

 

 

 

正しい【弓なり】姿勢を作るには・・・

 

『弓なり』は曲線のなので上半身、
『くの字』は直線のなので股関節から
曲がることがメインになる事が

分ったでしょうか?

この様な内容を聞くと

・じゃあ『弓なり』の表現は間違っているの?
・でもトップ選手は『弓なり』に見えるけど?

とあなたは思ったかもしれません。

今回はその部分について
もすこし掘り下げていきますね。

まずお伝えしておきたいのが

『弓なり』という表現は
決して間違いではない

 

 

 

という事です。

確かに背骨の動きがメインになりますが、

 

 

 

 

背骨以外は『使わない』

というわけではありません!

『弓なり』でも
股関節を使っているという事です。

この部分が非常に重要で
股関節を使った『くの字』姿勢の
上半身の部分が湾曲して
『弓なり』のシルエットになる
という事です。

つまり

 

 

弓なり姿勢は

股関節を使ったくの字姿勢が

前提条件にある

という事です。

 

ですから
技術選トップ選手たちが
『弓なり』と表現したり
そのようなシルエットに見えるのは
決して間違いではありません。

ただ、先ほどもお伝えした通り
『股関節からのくの字』が
前提条件ですので
この条件を満たさないまま
弓なりを意識すると
上半身だけ曲がってしまい
うまく外脚に乗れません。

でも本人的には
弓なり姿勢をつくっているので
ターン後半外脚に乗れないのはなぜだ?
と迷宮入りしてしまいます。

スキー上達に悩むスキーヤーの多くは

 

『股関節から曲がるくの字はできるけど、
 上半身を弓なりに出来ない』

のではなく

 

『上半身は弓なりになるけど
 股関節からくの字に出来ない』

 

といった部分で

悩んでるケースが大半なので
『弓なり』よりは
まず『くの字』のワードを使う方が
効率的です。

勿論、弓なりのイメージで
股関節からのくの字が入るのであれば
それでOKですからね!

因みに股関節からのくの字が
強く入りすぎている場合にも
『弓なり』のイメージで!
という指導が入りやすいので
注意して下さい。

意味を取り違えると
『くの字はダメで弓なりはOK』と
思い込んでしまいますから。

 

まとめ

 

『弓なり』と『くの字』の違いは

分ったでしょうか?

 

 

【外脚に乗る為のターン後半の姿勢】

という同じカテゴリーにある分

その違いや使い分けが

難しい部分でもあります。

 

 

この2つはつながりを

持っているものであり

順序を間違うと

せっかく意識しているのに

スキーが上達しない

原因にもなってしまいます。

 

 

股関節から曲がって

『くの字姿勢』

 

そのくの字姿勢から

上半身を緩やかに曲げて

内傾角を強くとっていくと

『弓なり姿勢』

 

という身体の使い方を

しっかり整理して下さいね。

 

スキー技術 身体論(フィジカル関係)

この記事に関連する記事一覧