スキーの外脚に乗るとはどういう事? 12
ありがたいことに週末は多くの方がトレーニングに来ています。
東京以外にも千葉、埼玉、遠い方は山梨まで。
それだけの労力をかけてトレーニングに来ているのですから、
トレーニング中の集中もすごいです。
最近は多くの方がトレーニングを全て撮影して帰っていくほどですから。
こちらもそれに見合うだけの内容を提供していかなければと思っています。
さてそんな中で本日一番話題に上がった
『外脚に乗る』
といいうことについて。
このフレーズは雪上でコーチか誰もが一度は言われたフレーズではないでしょうか?
では
『外脚に乗るとはどういうことですか?
言葉で説明できなければ動作でも構いません。』
意外にもこの質問をすると
しっかりと外脚に乗るという事を理解できている方は
思っている以上に少ないです。
それもそのはず。
それが分からないからみなさん雪上で
『外脚に乗ってきて』
と毎回いわれるんです。
ではそう言われて
『外脚に乗る』という事に対して、
その感覚を明確化し、
その為のトレーニングをしている方はどれくらいいるでしょうか?
・片足スキーをしています
・外脚側のストックを引きずって、くの字姿勢を作っています
というエクササイズを行う方も多いですが
それをすれば、
これが外脚に乗ることか!!
と明確にわかるでしょうか?
外脚に乗るという感覚が分かる方は
みな同じような感覚を言い、同じような動作をします。
その感覚が分かるからこそ、
逆に乗れていないということも分かるのです。
因みにこの外脚に乗るという感覚をきちんとものにしなければ
板をたわますことは非常に難しいです。
トレーニングに来ている方の多くは
この外脚に乗るためのエクササイズに多くの時間を費やします。
外脚に乗るためのエクササイズは様々なものがあります。
この写真にのっているのもそのうちの一つ。
ジュニアの選手にも外脚に乗るという事を分かりやすく理解するための一つです。
オフシーズンの今の時期に外脚に乗る感覚を
まずは陸上で身に着けておかなければ雪上では絶対にできません。
また雪上で、いつものように
外脚に乗れていないといわれ、
その不明確なゴールに向かって試行錯誤を繰り返し
シーズンが終わっていく・・・
そんなことにならないように気を付けて下さい。
ちなみに外脚に乗れていないといわれた選手が
それを改善する為のやるべきこととして最も多く挙がる言葉が
『外脚に乗れてないから、次はしっかり外脚に乗ってくる』
です・・・・
この言葉に何か違和感を覚えませんか?